まめぐい!羽田空港で光る「職人」による東京土産4選

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まめぐい!羽田空港で光る「職人」による東京土産4選

まめぐい!羽田空港で光る「職人」による東京土産4選

更新日:2015/12/28 17:09

本井 良尚のプロフィール写真 本井 良尚 風景フォトグラファー

1931年の開港以来、羽田空港は世界に誇る国際飛行場として、安全な空の旅を提供し続けています。それは職人による繊細な技術が成せる技ですが、実は羽田空港内で別の職人たちの技を知ることが出来るスポットがあるのは御存知でしたか?。それが国際線旅客ターミナル4F、江戸の町を再現したショッピング&レストランエリア。今回はここのEDO食賓館などで買える、職人の技が光る東京のお土産4選をご紹介しましょう!

27センチ×27センチの「まめぐいあれこれ」

27センチ×27センチの「まめぐいあれこれ」

写真:本井 良尚

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最初にEDO食賓館で紹介するのが、株式会社かまわぬの「まめぐい」という商品。
まめぐいとは、27センチ×27センチの豆のように小さいサイズの染布(そめぬの)の事を言い、この中にアメが10粒内包された形で販売されています。アメは美味しいのであっという間に溶けて無くなってしまいますが、この小さな染布、これが職人の手によって光輝いているのです!

まめぐいは明治時代から続く伝統手法、注染(ちゅうせん)によって行われ、全体をむらなく鮮やかに染色されています。そして色落ち、これが最大の楽しみでもあるのです。ジーンズの色落ちを楽しむ方なら分かると思いますが、使用する度、洗濯する度に彩度が変わり個性的な一品に変化していきます。小さな変化を楽しんでもらえそうな方、小物が好きそうな方におススメの一品です。

素材をこだわり抜いた絶品、とらやの小型羊羹

素材をこだわり抜いた絶品、とらやの小型羊羹

写真:本井 良尚

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続いて紹介するのが和菓子の名門とらやの羊羹、羽田空港限定「空の旅」という紅く広がる空のような一品。
御覧になってください、この造形、この鮮やかさ。創業開始から400年にのぼる職人だからこそできる技ですね。ところで何故こちらの羊羹は、白味を帯び表面が透けそうに見えると思いますか?それは素材に白小豆を使っているからなんです。

白小豆は全小豆生産量の内、1%に満たない希少な小豆で(99%は赤小豆)風味がしっかりしていて、甘味が僅かに抑えられるという特徴があります。羊羹作りでは通常その白っぽく見劣りしてしまう事を考えて、手亡豆(てぼうまめ)をブレンドしますが、空の旅ではさらに福白金時を追加することで、赤紫色が広がるように作られています。

これはまさに、機内から見えた夕焼け空と雲海をイメージした商品なんです。羊羹で風景を作り出す素材選び、それを実現する技術、味も良ければセンスも良い、なかなか面白くできたお土産ですね。ちなみに羊羹が入っている箱は、おおよそ幅2.96cm、高さ8.0cm、奥行1.98cmと小型で持ち運びに便利です。味に敏感な御年配にいかがでしょう?

日本橋だし場の薫る秘訣は、黴 (かび)にあり

日本橋だし場の薫る秘訣は、黴 (かび)にあり

写真:本井 良尚

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羽田空港国際線旅客ターミナル4F、中央エスカレーターで上がって左方向に向かうと、日本橋だし場というお店があります。ここに古典技をいかした薫り、そのうまみ成分を楽しむことができる名品があるんです。その名も「本枯鰹節 飲むおだし(かつお)(かつお・昆布)」。そしてポイントとなるのが、黴。

日本古来の食品は菌と共にあると言われるぐらい自然を活用しています(納豆や日本酒)。日本橋だし場の鰹節も、製造段階でEurotium(ユーロティウム)属の良性カビを採用、職人の手によってきめ細かい調整が行われています。黴の付着は、その発酵作用によりうまみがさらに増し、薫りの善し悪しにもつながります。酒蔵に住む酵母菌がいなくなれば商売あがったりと言われるほど、日本では昔から菌を大切にしていますが、日本橋だし場でも先にあげた黴を大切に扱っているんですね。

さて、こちらの商品の飲み方はいたってシンプル、事前に温めておいた湯飲みにだしパックを入れ、180mlの熱湯を注いで1〜2分待つ、テイスティングへ。以上。ちなみにこれだけでは美味しいという感覚が分からない、という方におススメがたまご雑炊!こちらは先ほどの飲むおだしとは別の商品「本枯鰹節 薫る味だし」を使います。調理中から出汁の薫りがしてきて、まるで実家を思い出すような感覚が楽しめますので、弱っているカレシさんや、風邪をひいて下痢や嘔吐によって体の水分が奪われがちの子供にうってつけです。こちらはお土産はお土産でも、薫り、うまみを使ってなにかしてあげたい方へのお土産におススメします。

もはや感覚の世界。香りが良いお風呂があるから、入るのです!

もはや感覚の世界。香りが良いお風呂があるから、入るのです!

写真:本井 良尚

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日本の職人は古来より感覚を重視してきました。もちろん製造過程において基本となる分量は存在します。ですが、さらにその先にいく繊細な配慮は、もはや感覚の世界。その場の環境、雰囲気、相手にとって一番なにが最良なのか考え尽くされます。

羽田空港国際線旅客ターミナル4Fで買うことができる、まかないこむすめの「自然の恵みのお風呂(巾着入り)」という入浴剤は、金箔屋で働く女性たち(まかないむすめ)が、厳しい作業環境の中で自分たちの肌をどうすれば維持できるか、試行錯誤から生まれた商品です。

在庫が無ければその場でその人に合ったように調合してくれる、まかないこむすめの女性スタッフによる入浴剤は、お風呂が大好きな方、季節風呂を楽しみたい方にプレゼントすれば間違いなく喜んでもらえます。お風呂好きにあれこれ説明は必要ありません。そこに香りが良いお風呂があるから、入るのです!体の隅々まで寛ぎの世界へいざなう感覚商品。激しくおススメです!

その人だけの舞台役者、演目お土産話

いかがでしたか?職人の技が光る羽田空港EDO食賓館で買えるお土産4選。どれもこれも手練れの職人が試行錯誤の末にたどり着いた名品ばかり。これを喜んでもらえないわけがありません。ところで少し話が変わりますが、最高のお土産にするならもちろんお土産話がつきもの。話はなんでも良いかと思います、楽しければいいんです。
ある著名な舞台演出家がこう言いました。一人の役者がいて、一人の客さえいれば、舞台は成立すると。ですので、その方だけの役者になってあげてください。そしたらきっと、職人のお土産がさらなる素晴らしいお土産になると思います。演目お土産話、とくとご覧あれ!そんな感じですかね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/20 訪問

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