写真:いしい ひい
地図を見るまずはシアトルの航空博物館へ。ボーイング社の跡地に作られた広大な博物館は、大人も子供も楽しめる観光スポットです。
屋外のエアパークには、航空機がずらりと並びます。中でも目を引くのが、超高速飛行を追及した美しいデザインのコンコルド。通常の旅客機の2倍のマッハ2.0で飛行したコンコルドは、2003年に最後の飛行を終えました。
さらにはアメリカの初代エアフォース・ワン(大統領専用機)の姿も!1959年就航、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン大統領らが乗った威厳ある飛行機は、機内を見学することもできます。
航空博物館に隣接する空港は、ボーイングフィールド。出来立てホヤホヤの飛行機たちは工場からここに運ばれ、航空会社に引き渡されるときを待ちます。試験飛行も行われていて、博物館の駐車場から、離着陸する飛行機を間近に見ることができます。
写真:いしい ひい
地図を見る航空博物館の中に足を踏み入れると、その規模にびっくり!6階建ての高さに相当する館内には150機以上、さまざまな時代の航空機が展示されています。
ボーイング社が初めて旅客を運んだ18人乗りの機体など歴代の旅客機、過去の戦争で使われた戦闘機、さらには宇宙船まで、人間が空を飛び始めてからの歴史がいっぱいの館内。ビデオ上映やパネル展示も充実していて、アメリカの航空機の発展について詳しく学ぶことができます。ゆっくり食事できるカフェも併設されているので、飛行機ファンはまる1日過ごしたくなることでしょう。
博物館の一角に保存されているレッドバーン(赤い納屋)にも注目!創業時のボーイング社の社屋です。1917年から1965年まで工場として使われた後は解体される予定でしたが、歴史建造物に登録されて、当時の面影のままこの地に復元されました。飛行機に魅せられて事業を起こしたボーイング氏のロマンが感じられますよ!
写真:いしい ひい
地図を見るさて航空博物館とともに必見なのが、シアトルのダウンタウンから車で北へ40キロのエベレット市にあるボーイング社の工場。11階建てに匹敵する高さ、東京ドームの8.5倍の床面積の工場は、世界最大の容積を誇ります。
90分のボーイング・ツアーでは、ガイドの説明を聞きながら工場の中を歩いて見学することができます。ここで製造されるのは、ボーイング747、767、777、そして次世代中型ジェット機として開発された787ドリームライナー。同時に何機もの機体が組み立てられていく作業工程、そしてその横にはオフィススペースが広がり従業員が行き交う、ここはまさに飛行機が産み出されている現場なのです。
世界中から観光客が集まる人気のツアーですから、事前に予約しておくほうがよいでしょう。
なお工場内は撮影禁止、携帯電話を含むカメラの持ち込みは一切禁止されています。
写真:いしい ひい
地図を見るボーイング社の工場の隣にある「フューチャー・オブ・フライト」も、あわせて訪れましょう。尾翼やエンジンなど飛行機部品の実物も展示されている体験型の展示場です。こちらは写真撮影もOK!
併設のショップには、プラモデルなど航空機関連のグッズやワシントン州の名産品までそろっているので、お土産選びにも便利!
そして飛行機ファンにとてもポピュラーなのが、工場の外に広がるペイン・フィールド。試験飛行中のボーイング機や、NFLシアトルシーホークスのロゴが描かれた飛行機などユニークな機が離発着しています。フューチャー・オブ・フライトの2階にあるデッキが人気の撮影スポット。夢中でシャッターを押している飛行機マニアとともに、空のロマンを感じてみましょう!
ボーイング工場で製造され、ボーイングフィールドに並ぶ出来立ての飛行機、そしてシアトル航空機産業の歴史を語る航空博物館。シアトルの空を見上げると、試験飛行や遊覧飛行を含めてどの町よりも多くの飛行機が行き交っています。飛行機の聖地シアトルで、空のロマンを感じてくださいね
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(2024/4/18更新)
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