今回ご紹介するのは、ハンブルク港湾部にある「ミニチュア・ブンダーランド」。屋内にあるので天候も時間も気にせず見てまわることができます。その中でもお勧めな3つのエリアをご紹介しましょう。
まず最初は一番新しいコーナーでもある空港。ハンブルクの現地にある実際の空港をモチーフに作られています。見どころは、実際に大きな飛行機の模型が離陸そして着陸するシーン。実在の空港と同じようにタイムスケジュールも頭上の電光掲示板に表示されています。ドイツの航空会社だけでなくANAの飛行機があるのも、日本人としてはうれしいところ。滑走路の近くには、なつかしのコンコルドも待機しています。
2つ目はスイス。ワンフロアだけでなく、上下二つのフロアを存分に使って演出されている雪山は迫力満点です。
氷河鉄道の模型が走っている様は、まるでアルプスの山に巨人として迷いこんでしまった感じに眺めることができます。上からも下からもぜひ山岳地帯を楽しんでください。また階段部に設置されているトンネルにはアクリル板がはめ込まれていて内部をのぞくことも可能。なんとこの中にもプラットホームが設置されます。その隣にはトンネル工事の凝った模型も。
3つ目はハンブルク。中央駅をメインにして、ハンブルク市内の名所がこれでもかというほどフロアに詰めこまています。
実際の位置関係にずれはありますが、ここを見て回るだけで、ほとんどの観光名所は上から望むことができます。細かいところを見ていくと、サッカースタジアムの中の電光掲示板では、実際のサッカーの試合がビデオで流されています。また放送局のジオラマの中ではニュースが。他に目をむけると火事が突然発生して、消防車と救急車が大集結なんてシーンも鑑賞することができます。
そのほか、アメリカはラスベガスと西部の山々が、スカンジナビアエリアでも雪山や氷河を進む船などが再現されています。
それぞれに見所はいっぱい。ラスベガスでスペースシャトルが発射する様は少し笑ってしまいますが、現地のイメージをとことん妥協なく作りこんでいる姿勢には、頭が下がります。また、この博物館は会館以来拡張を続けています。2015年冬現在はイタリアのエリアを設営中。訪れるたびに新しい発見と出会うことができます。
こちらで走っているのは、HOゲージサイズの鉄道模型と自動車の模型。中央制御エリアのコントロールの下に、実際にひっきりなしに動いています。これはただの電源オンオフだけでなくコンピューターによる画期的なもの。ですから、走りっぱなしと言うことはなく駅では必ず止まりますし、車の場合であれば、渋滞で立ち往生なんてシーンも見ることができます。とにかく全てがリアルに重きを置いて作られているので、見ごたえは抜群。
すべてのエリアをくまなく回ろうと思ったら一日滞在することとなるでしょう。鉄道オタクでなくても顔がほころんでしまうテーマパーク。ぜひ充分な時間をとって訪れてみてください。
レストランには実際の車両で使われていた座席が並べられていて、さながら食堂車で食事をしているような気分になってきます。日本では数が少なくなってしまった食堂車。ぜひ時間を作って、その雰囲気を楽しんでみてください。
おみやげコーナーでは、実際に内部で使われている部品・模型なども販売されています。購入して自宅で組み立ててみるのも面白いかもしれません。ミニカーも充実しています。日本であまり見ることのない車種ばかりですから、こちらでも興奮してしまうかも。
アクセス:ハンブルク中央駅からは地下鉄U3番でBaumwall下車。そこから運河を渡って倉庫街に沿って歩いていくと10分ほどで到着します。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索