写真:小林 理沙
地図を見るバレンシア市役所があるのは、新しい中心地区です。市役所のある地域は市役所前広場を中心に、郵便局や映画館などが建っていますが、バレンシアの中でも建物が美しい地域です。
大抵のスペインの街は、趣のある旧市街地と現在の中心地が別の地域にあります。旧市街地が観光名所で、現在の中心地がショッピングストリートだったりする場合が多いです。比較的街の規模が小さいバレンシアでは旧市街地も現在の中心地もそれほど離れていませんが、雰囲気は異なります。そんな違いも感じながらの旅は面白いですね。
写真:小林 理沙
地図を見る市役所内に入り、荷物検査の場所を通ると建物上部へ続く階段がありますが、そのホールの上には大きなステンドグラスがあります。
中央の図柄は、1377年に制定された市の紋章です。バレンシアのシンボル「コウモリ」が王冠の上に止まり、バレンシア市旗の黄色と赤のストライプを中央に置き、それを囲むようにあるのが「L」の2文字。ペドロ厳粛王がバレンシアを「2度忠誠を尽くす街」と名付けたところから、忠誠(Lealtad)と言う言葉の頭文字Lが2度使われています。
13世紀に、王様ハイメ1世がバレンシアをアラゴン王国に属していた小国バレンシアの首都としました。そのアラゴン王国との関係で、アラゴン王国旗の黄色と赤のストライプがバレンシアでは現在も市旗として使われています。スペインでは現在も、アラゴン王国の属国だった地域では同じ配色のストライプが旗として使われています。
写真:小林 理沙
地図を見る1929年に初披露された「ガラスの間」です。
この全長22、60メートル、幅10メートルの広間は市役所見学のハイライトになっています。
まず、目に入るのが豪華なボヘミアングラスのシャンデリアです。天井から吊り下げられた巨大シャンデリアが2つ、広間を照らしています。
広間はステンドグラスから自然光が入るような作りになっており、シャンデリアのゴージャスさが若干緩和され、親しみやすい雰囲気を作り出しています。
天井を飾るのは、1927年に完成した油絵です。サルバロール・トゥセット・トゥセットによるバレンシアの空と海と寓話がモチーフとなっています。
写真:小林 理沙
地図を見るスペイン語で「ベレン」と呼ばれるのは、キリストの誕生を表した模型です。サイズやシーンも多種多様です。
「ベレン」作りに熱い情熱を注いでいる人も少なくなく、凝っているものは芸術と呼ぶのにふさわしい領域に達しています。クリスマスシーズンは各地で展示が行われます。
バレンシア市役所でも「ベレン」を展示します。しかも、展示室はなんと前述のきらびやかな「ガラスの間」です。手が込んだ「ベレン」を見に市役所に行きませんか。ちなみにクリスマスシーズンは市役所前の広場にはアイススケートリンクが設置され、また大きなツリーも飾られクリスマスの雰囲気を盛り上げます。
写真:小林 理沙
地図を見る市役所の道路に面した1階にはお店があり、バレンシアに関係のある出版物や、昔の宝飾類のイミテーションなどが売られています。
毎年3月に行われるスペイン3大祭りの1つに数えられる「火祭り」や、バレンシアの手工業などを取り上げたきれいな写真がたくさん掲載された本もありますので、実際にお手に触れてご覧下さい。
白い建物の横には椰子の木がそびえ立ち、南国の雰囲気漂う市役所前は、街を訪れる観光客ならば必ず1度は前を通る所と言っても過言ではありません。
しかしながら、旅行中に役所を訪れるということはなかなか珍しいかと思いますが、バレンシア市役所はいくつも見所がありますので、ぜひ足を運んでいただきたいです。
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