マディソン郡の橋が日本に?!伊予大洲「屋根付き橋」めぐり旅

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マディソン郡の橋が日本に?!伊予大洲「屋根付き橋」めぐり旅

マディソン郡の橋が日本に?!伊予大洲「屋根付き橋」めぐり旅

更新日:2016/01/06 17:31

中井 靖のプロフィール写真 中井 靖 お遍路ナビゲーター

愛媛を代表する観光スポット・しまなみ海道。
大小さまざまな橋が架かる島々の情景は訪れる人を魅了します。そのしまなみ海道から南へ約130kmの地点に日本では珍しい「屋根付き橋」がたくさん残る地域があることをご存じでしょうか?
大洲市河辺エリアは、知る人ぞ知る「橋のワンダーランド」。映画「マディソン郡の橋」のような屋根付き橋が昔からたくさん残る地域はかつて坂本龍馬が脱藩の際に通った道でもあったのです!

三嶋神社の参道にある「三嶋橋」

三嶋神社の参道にある「三嶋橋」

写真:中井 靖

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日本には屋根付き橋が現在でも100近く残るとされていますが、大洲市河辺地区にある屋根付き橋のように古くから地域に根付いた橋は少ないとされます。
河辺地区は肱川の支流域に広がるのどかな農村であり、清流や山々などの穏やかで雄大な自然が溢れた地域です。その清流(河辺川)に架かる屋根付きの橋を大洲市では「浪漫八橋」と名付けて観光ルートを設けています。今回は八つの橋のうち代表的な五つの橋を巡ってみましょう。

三嶋(みしま)橋は1923年に架けられた橋で三嶋神社の参道にあります。神様への信仰心を表すために屋根を設けたと伝わる橋は栗や杉、松などが使われ、建築当時の屋根は杉皮で葺かれていたと伝えられています。

○橋長 14.8m ○幅員 2.6m ○木造、歩道橋

地域住民憩いの橋「帯江橋」

地域住民憩いの橋「帯江橋」

写真:中井 靖

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三嶋橋から川沿いに車で走る事5分。
車道沿いに見えてくる橋が帯江(おびえ)橋です。

帯江橋は地元住民が生活道路として利用している橋で1952年に架橋。農産物や農機具の保管場所として、また住民の憩いの場となっていて橋の途中にベンチが設けてあります。
そのベンチに腰かけて澄んだ川のせせらぎを聞きながら優しい風にあたれば気分は間違いなく最高です!

○橋長16.5m ○幅員2.8m ○木橋、歩道橋

河辺ふるさと公園のシンボル「ふれあい橋」

河辺ふるさと公園のシンボル「ふれあい橋」

写真:中井 靖

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1990年に施工された河辺ふるさと公園。
その公園にシンボルとして登場したのが1992年に建設されたふれあい橋です。河辺八橋の中でも最大規模の屋根付き橋は周辺の景色によく合っています。この橋の途中にもベンチがあり、お弁当を広げて食べることもできます。
またふるさと公園には、土佐藩を脱藩、途中にこの地区に立ち寄った坂本龍馬と沢村惣之丞、那須俊平の銅像「飛翔の像」や広々とした芝生スペース、アスレチック遊具などがあります。

○橋長25.8m ○幅員2.0m〜4.0m ○高欄など上部は総ヒノキ造り ○屋根は茅葺き一部スギ皮葺き

坂本龍馬が渡りし橋「御幸の橋」

坂本龍馬が渡りし橋「御幸の橋」

写真:中井 靖

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河辺八橋の中でも一番歴史のある屋根付き橋が御幸(みゆき)の橋です。
この橋は河辺町北平にある天神社(てんじんじゃ)が創設された安永2年(1773年)に架設され、橋の材料はケヤキ材を使用、屋根はスギ皮葺きでクギは一切使われておらず、構造的・歴史的にも貴重な橋であり愛媛県指定民俗文化財に指定されています。
この橋を渡った突き当り右側はゆるい上り坂になっていて、傍らに石碑が建っています。その石碑には「坂本龍馬の通りし道」とあり、脱藩当時に実際に龍馬がこの道を通り、神社を参拝してこの橋を手前側に渡った、と伝わっています。
かつて龍馬が通った道を自分が通る感動をぜひ味わってみてください。

○橋長8.3m ○幅員2.7m ○木橋、歩行者専用

龍神様が舞い降りる「龍神橋」

龍神様が舞い降りる「龍神橋」

写真:中井 靖

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この屋根付き橋は深山の中腹にある橋で、ふれあい公園から車で20分ほどかかる場所にあります。橋は1990年に建設、三杯谷の滝の観賞用に架設したものです。
ただしこの橋に行くには道路から谷底まで自力で降りる必要がありますが、橋は滝の目の前にありすばらしい情景を見る事ができます。またマイナスイオンが自分に降り注ぐ感触がわかりますので、勇気を出して谷まで下る事をおススメします。なお谷底までは遊歩道が完備されていますので安心してくださいね。

○橋長6.0m ○幅員3.5m ○木橋、歩道橋 ○屋根スギ皮葺き

まとめ

いかがでしたか?

河辺エリアには紹介した橋の他に「豊年橋」「竜王橋」、「秋滝橋」「飛石橋」などたくさんの珍しい橋があります。山里に架かる橋はそれぞれに特徴があり趣があります。
小鳥のさえずりや小川のせせらぎを聞きながら、忘れかけた山里の昔なつかしい風景を見ながらゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/18−2015/11/15 訪問

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