海辺の巨岩、カヤック、シーフード!モロベイで過ごすカリフォルニアの休日

海辺の巨岩、カヤック、シーフード!モロベイで過ごすカリフォルニアの休日

更新日:2016/01/06 17:16

いしい ひいのプロフィール写真 いしい ひい 元旅行会社勤務、アメリカ旅行ライター、フードコーディネーター
カリフォルニア州のモロベイは、海辺に巨岩がそびえ立つユニークな景観の町。温暖な気候のセントラルコーストに位置していて、年間を通して観光客が訪れます。巨岩モロロックの威容、たくさんの生き物を育む美しい自然、カヤックなど海のアクティビティ、そして海辺の町ならではの美味しいシーフードをお楽しみください!

モロベイのランドマークは、巨岩モロロック

モロベイのランドマークは、巨岩モロロック

写真:いしい ひい

地図を見る

カリフォルニア州のセントラルコーストにはサンルイスオビスポ、ピズモビーチ、サンシメオンなどの観光都市が集まっていますが、そのなかで人口1万人ほどのモロベイ(Morro Bay)は鄙びた漁村といった風情の、隠れ家的な観光地です。
何より印象的なのが、入江の先端にそびえ立つ巨大なドーム型の岩。モロベイのランドマーク、モロロックです。高さ175メートルの巨岩は、火山のマグマが硬化して形成された「突岩」と言われる地形。独特の荒削りな感じに魅入られます。
モロベイに向かう途中、突然モロロックの威容が目に入った瞬間は、思わず息をのむことでしょう。

間近に見上げる、モロロックの威容

間近に見上げる、モロロックの威容

写真:いしい ひい

地図を見る

モロベイの中心街からモロロックまでは、車で行くことも出来ますし、遊歩道を通って歩いていくこともできます。何千万年も前の噴火によって形成された1枚岩は、無骨ながら美しいシルエット。
19世紀下旬から20世紀中旬まで採石場となっていましたが、1968年にカリフォルニアの史跡に指定され、このままの姿で保存されることになりました。生態系を守るため、モロロックに登ることは禁止されていますので、ご注意を。

漁船が行き交う早朝の穏やかな表情のモロロックや、夕暮れどき太平洋に沈む夕日を背景に見るモロロックも、それぞれに印象的な表情です。

冬でもカヤック!

冬でもカヤック!

写真:いしい ひい

地図を見る

年間を通して海のスポーツが楽しめるのも、温暖な気候のモロベイならでは。夏はもちろん、冬でもカヤックを楽しむことができます。モロベイの広い湾の中は波も穏やかで、カヤック初心者にもおススメ!初めての人は、カヤックをレンタルするときに漕ぎ方や方向転換のコツなど教えてもらいましょう。

カヤックを漕ぎながら望む陸の風景は格別!埠頭にのんびり寝ころんでいるアザラシや海の上にぷかぷか浮かんでいるラッコの姿を間近に見ることができるのも、カヤックの醍醐味です。カメラを濡らさないように気をつけて、ベストショットを狙ってくださいね。
入江の外のビーチでは、冬でもサーフィンする人の姿が。皆さんカリフォルニアの美しい海を心から楽しんでいます。

さまざまな生き物に出会う水辺

さまざまな生き物に出会う水辺

写真:いしい ひい

地図を見る

美しい自然に生息するさまざまな生き物の姿を見ることができるのも、モロベイの魅力のひとつ。海水と淡水が交わる入江が作り出す環境には魚や鳥などさまざまな生き物が集まり、豊かな生態系を作り出しています。
アシカ、アザラシ、ラッコ、エイなど海の生き物、カモメやハヤブサなど空の生き物、そしてなんとリスも、この海辺を走り回っています。
海も空も陸も、どこを眺めても、モロベイが育む豊かな自然に感動しますよ!

青空の下、そして夕陽を望みながら、シーフード!

青空の下、そして夕陽を望みながら、シーフード!

写真:いしい ひい

地図を見る

観光客が集まるモロベイには、たくさんのショップ、ホテル、レストランが集まっているので、是非とも1泊以上でゆっくり訪れましょう。エンバーカデロ(Embarcadero)沿いにはお洒落なシーフードのお店からシナモンロールなどスイーツのお店までずらりと並び、選り取り見取り!
青空の下、アウトドアの席でゆっくりランチを楽しんだり、人気レストラン「ギャリー」(Galley)で美しい夕陽を眺めながらシーフードを頂いたり、モロベイでは地元の新鮮食材を心ゆくまで味わってくださいね。

まとめ

海辺の町モロベイは、まるで日本の温泉みたいに、美しい自然と食べ物を楽しみながら、ゆったりした気分で休暇を過ごせる場所なのです。
同じくセントラルコーストに位置するサンルイスオビスポのマドンナ・インや、サンシメオンの豪邸ハースト・キャッスルなどとあわせて観光するのもおススメですよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/31 訪問

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -