カニの王者・松葉ガニだけを目いっぱい食べに兵庫・香住温泉へ

カニの王者・松葉ガニだけを目いっぱい食べに兵庫・香住温泉へ

更新日:2016/01/07 15:48

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者
冬の味覚の王者といえばカニ。波の荒い日本海側はズワイガニの好漁場。美味しいカニを求めて多くの人が訪れます。特に京都・兵庫で水揚げされるズワイガニは、松葉ガニと呼ばれ、水揚げされる漁港によって『間人カニ』『津居山カニ』と名付けられ、特別なブランド蟹として扱われる超高級品。生の蟹を食べようものなら目玉が飛びれるお値段です。でも、大丈夫。香住の港に上がる松葉ガニなら、少しリーズナブルにいただけますよ。

行くなら今! ブランド蟹になる前に

行くなら今! ブランド蟹になる前に

写真:SHIZUKO

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近年のブランド蟹ブームで、松葉ガニ人気はますますうなぎ上り。一杯30,000円くらいする間人(たいざ)カニを食べるツアーもたくさん企画されています。確かに美味しいけれど、ちょっと高級過ぎて手が出ない方も多いはず。

「うん? あれ? どこの港で上がってもズワイガニはズワイガニじゃないの?」そうなんです。もちろんいろんな条件はあるけれど、新鮮なものなら味はそんなに変わらないはず。ということで、お勧めは香住です。香住の蟹は、もちろん松葉ガニですが、まだブランド化されていないので、少しお手軽にいただくことが出来るんです。

近々、ブランド化の話も出ていますので、ぜひ、お早いうちに香住へ行って、蟹をたらふく食べて下さい。ちなみに香住ガニというカニがありますが、こちらはベニズワイガニで、松葉とは別の蟹です。

日本海に面した香住

日本海に面した香住

写真:SHIZUKO

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兵庫県香美町香住は、背後を山に迫られた狭い海沿いの町が東西に続く土地。日本海側だけに、大陸からの寒気で冬は雪に閉じ込められる厳しい気象条件。でもそれは観光資源として、蟹とともに売りになっています。近年、道路網が整備され、雪を知らない都市生活者が、こぞって訪れ、蟹と温泉を楽しんでいるのです。海沿いに多くの温泉が点在していて、温泉を中心に民宿村や温泉街が形成されています。その中心が香住温泉です。

蟹だけを食べるために訪れる価値が十分な香住。
刺身で食べても美味しいカニを少しだけ焼くと、ふっくら。うまみが増して最高の甘さですよ。

香住温泉・旅籠さどやに泊まる

香住温泉・旅籠さどやに泊まる

写真:SHIZUKO

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電車を使ってアプローチしても、かなり足の便のいい香住温泉。松葉ガニ三昧の一夜を楽しめるのは「旅籠さどや」。さどやのあるのが下浜地区と呼ばれる場所。

実はここ、蟹すきの発祥地と言われているのです。
茹でた姿ガニとしてしか提供されていなかった蟹を、鍋物として食べてもらうという形式を産んだ場所。当時、生の蟹を提供するというチャレンジは、かなりリスキーだったようです。それが大当たり。いまでは当たり前のカニスキとなりました。さどやのご主人は、仲買人さんでもありますから、本当においしいカニを食べさせていただけます。

香住温泉最大の露天風呂

香住温泉最大の露天風呂

写真:SHIZUKO

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香住温泉というからには、露天風呂もあるよね!と誰でも思うはず。ご安心ください。さどやの露天風呂は香住温泉最大。ゆっくり体を沈め、夜空を眺めているのは至福の時間。冬ならではのお楽しみ。

朝食もカニ尽くし

朝食もカニ尽くし

写真:SHIZUKO

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しっかり眠った翌朝、やっぱりもう一度気持ちのいい露天風呂へ。前夜と男女の露天風呂が入れ替わっているので、また違う角度で空を楽しみましょう。

風呂上がりの朝食は、またまたカニ尽くし。
なんたって一押しはセコガニ(雌ガニ)をたっぷり使ったカニ飯。カニ汁も最高です。カニだけを食べて、お腹いっぱいになる一泊2日の蟹&温泉。3月まで楽しめますよ。

松葉ガニを食べるなら

香住の旅館や民宿に冬に行けば、蟹を食べに来たと宿の方も思います。いろんな食べ方がありますが、シンプルに刺身と焼き、そして鍋だけで思いっきりカニを楽しんでください。食べきれなかった蟹は冷凍して、お土産で持って帰れます。そう、食べきれないくらいの蟹を出していただけるんです。雑炊は美味しいけど、雑炊が入らないくらいお腹いっぱいにカニを食べられる幸せ。

ぜひ、行ってみて下さいね。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/15−2015/12/16 訪問

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