お店までの道のりは、公共交通機関の場合、阪急川西能勢口駅からローカルの能勢電鉄に乗り換え、約20分。電車はどんどん山間へ向かい、旅気分を盛り上げます。山下駅を下車。そこから阪急バスで20分ほどの「森上バス停」で降ります。バスは1時間に1本くらいしかないので、事前に調べて行かれるとよいでしょう。
車の場合は173号線を北上し、森上南の信号を右折してしばらく進んだところに、「里づと」のステキな建物が見えてきます。
目の前には田畑が広がり、鳥のさえずり、季節を運ぶ風を感じます。
晴れた日にはおしゃれなデッキでピクニック気分。わんちゃんもOK。
里づとのお店のパンフレットには "satoduto map"という地図があり、往復1時間以内のお散歩コースが載っていて、お天気のよい日には、地図を片手に自然の草花や野鳥を探しながらお散歩するのもオススメです。
日本棚田100選に選ばれた長谷の棚田も、バス停から1時間ほど歩いた場所にあります。
お店の名前でもある「里づと」という言葉は、“里みやげを持ち帰って頂き、日々の暮らしへとつなぐギャラリー・カフェ”という意味で、お店の中には素敵な能勢の魅力発信がいっぱい!他ではあまり見かけない商品が盛り沢山です。
同じ大阪府内でも、能勢ってどこ?と言われがちな、あまり知られていない場所ですが、ここ数年、その里山の素晴らしい風景や、ゆったりとした空気に魅せられた人たちが能勢で農業を始めたり、作品を作ったり新しい風が吹いています。能勢で生き生きと活動する人たちの商品をちょっこっとご紹介すると・・・。
誰もが気軽に来れて、いろんな野菜があって、楽しみながら野菜を育てることができる、公園ような畑を目指している「べじたぶるぱーく」のジャムやハーブティ。できるだけ国内産、農薬・化学肥料に頼らずに育てられた食材を使って丁寧に手作りされた「菓風」の焼き菓子やヴィーガンスイーツ。能勢出身のイラストレーター辻本真美さんのポストカード。能勢で焼く風気庵の器やお皿などなど。
能勢にゆかりのある人のものを始め、こだわりの品々は見ているだけでも楽しめます。ギャラリーとして不定期で個展を開催したり、ワークショップやヨガなどの催しもあるそうなので、ホームページでチェックして、気になるものに参加するのもいいですね。
お店の入口横には、キッチンがあり、その奥にはのどかな風景をのぞむおしゃれなカウンターと、テーブル席。こじんまりとしているけれど、開放的なカフェスペースが広がります。
地元の野菜をたっぷり使った里づとプレートランチは、その時々によって内容が変わり、飲み物とデザート付き。他にもカレーなど体に優しい食事がしっかりと食べられます。
食事の後も、茶釜で淹れたコーヒーや能勢ジンジャーエールなど、こだわりのドリンクを景色を眺めながらのんびり頂けます。写真は、マロウという花のブルーのハーブティーです。こだわりはドリンクだけでなくスイーツにも。地元堂本豆腐のおからを使ったチーズケーキ、能勢米の米粉を使ったシフォンケーキなど、どれにするか迷ってしまうような魅力的なメニューです。
里づとの近くには道の駅、能勢くりの郷があり、地元の野菜や農産物、加工品など、スーパーでは見かけない名前の野菜に出会えたり、無農薬、無化学肥料の自然農で作られた、こだわりの能勢野菜などにも出会えます。もちろん名産の栗や、椎茸、地元のおばちゃんたちの作ったおもちや漬物など魅力的な商品もいっぱい!
お食事処では、日替わりでしし鍋定食など、能勢ならではの味も。道の駅ではレンタルサイクルもやっているので、名物でっちようかんの有名な和菓子屋さんや、イノシシ肉を扱うお肉屋さん、日帰り入浴OKの汐の湯温泉など、地図を見ながら自転車でめぐるのも楽しいですよ!
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