写真:吉田 彩緒莉
地図を見る「暁の寺(ワットアルン)」を望むレストラン「The Deck」は、これまたタイの超有名寺院「涅槃仏寺(ワットポー)」の道を挟んだ反対側。チャオプラヤー川沿いの道にあります。華僑のお宅が並ぶ小道ぞいの突き当りになりますが、人気の店なのですぐにわかります。「アルンレジデンス」というプチホテルの中にあるおしゃれなレストランです。
細い螺旋階段を登り、特等席の2階へ。「The Deck」は地元タイ人のデートスポットであり、海外からこの絶景を見たい、とやってくる旅行者にも人気の場所なので、「暁の寺(ワットアルン)」が一番きれいに見える2階席は必ず予約すること!
このレストランを訪ねるのなら、ライトアップ直前の夕日の時間からでかけると丁度良いでしょう。夕日の傾き具合で刻々と姿を変えていくチャオプラヤー川と、徐々にライトアップし華やかさを増すワットアルンの美しさを愛でることができるからです。
夕景を前菜にビールやワインを楽しんだら、いよいよメインの夜景を楽しむための料理を注文しましょう!
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る写真:吉田 彩緒莉
地図を見る「The Deck」のメニューは、タイ料理と西洋料理、そして両方をミックスさせた創作料理と実に豊富。「もしかして外国人向けの料理かな?」と侮ることなかれ!タイ料理は辛く、濃厚で、本場のタイ料理としてもおススメできる味です。
おすすめは、タイでこそリーズナブルに食べられる「ソフトシェルクラブのフライ」。ソフトシェルクラブ(脱皮したばかりで甲羅が柔らかい蟹)は、タイでは「プーニム」と呼ばれ比較的ポピュラーな食べ物。日本ではなかなか食べられない食材です。
一口かぶりついてびっくり!甲羅の香ばしい後味はそのままに、甘い蟹の身をあますことなく楽しめます。蟹料理は好きだけど、甲羅と格闘するのが苦手、なんていう人には絶対にお試しいただきたいです。
ソーセージなど、お酒のお供にぴったりな肉料理もジューシーで美味しく、満足できるものばかりです。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る食事が終盤に差し掛かると、ウエイターから「この後お飲み物はこの上のバーでいかがですか?このレストランで食事をした方しか入れない、特別なバーです」と声をかけていただけます。
この「特別」っていう言葉を聞くと弱い、なんて人もいるんじゃありませんか?この店の「特別」には乗ってしまいましょう!
洗練されたウエイターに螺旋階段をもう一つ上がるよう案内され、向かった先には…遮るもののないワットアルンの素晴らしい姿が。美しいライトアップという光のドレスをまとった貴婦人のような出で立ちを、ディナークルーズの船の光が更に際立たせます。
まさに言葉を失う瞬間です。
いかがでしたか?バンコクで一番の夜景、と言われる「暁の寺」の夜景を真正面に望む「The Deck」。
「これぞバンコク!」という圧倒的な景色とおしゃれな雰囲気、美味しい料理は、バンコク旅行最大の思い出になるはずです。ぜひ行ってみてくださいね!
「The Deck」の入っている「アルンレジデンス」もバンコクの絶景ブティックホテルとして話題です。寺院観光が好きな人なら、「アルンレジデンス」に宿泊して、ディナーをこのレストランでとるのもいいかもしれません。
また「The Deck」をはじめとした王宮付近にホテルの集まるバンコク市街地出かけるなら、庶民の足であるボート「チャオプラヤーエキスプレス」が便利。川景色を眺められるだけではなく安いし、ローカルな雰囲気が楽しめます。
ただし「The Deck」のある「ターティアン」船着き場は各駅に停まるので、船着き場のスタッフに必ず確認してから乗船しましょう。わかりやすい船着き場は高架鉄道BTSの「サパーンタクシン駅」にある「サトーン」船着き場や、オリエンタルホテルの目の前にある「オリエンテン」船着き場「ロイヤルオーキッドシェラトン」隣にある「シープラヤ」船着き場などです。
バンコク中心部のサイアムやアソーク、シーロムは一瞬、タイにいることを忘れてしまうほど都会化が進んでいますが、チャオプラヤー川沿いは寺院も多く、行きかう船の情景などを見ているとタイ・バンコクの良さを感じられます。ぜひとも足を運んでみてくださいね。
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(2025/1/19更新)
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