写真:岡本 大樹
地図を見る室戸岬は高知市から80kmほど南東に向かった場所で、その海岸線には荒々しい景観が広がっています。この写真に人が小さく写っていますが、そのスケール感がわかるでしょうか。
日本国内でもなかなか見ることのできないその自然は世界ジオパークに認定されており、その理解を深められるガイドツアーも用意されていますよ。
ちなみにこちらの縦じま模様に見えるのは「タービダイト層」と呼ばれるもの。元々は海底に砂や泥が層を成して堆積した跡とされています。
写真:岡本 大樹
地図を見る地図を見ればすぐにわかると思いますが、室戸岬はきれいな三角形のようになっており、太平洋を広く望める場所ではありますが、逆側を振り返ればすぐに山が迫っているという場所です。
海岸線はかなりゴツゴツとした岩が並ぶような場所ですが、そのギャップが珍しい景観を造り出しているのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るタービダイト層は珍しい景観ではありますが、さらに自然の大きなパワーを感じられる巨大な岩が海岸にはゴロゴロ転がっています。
四国に位置していながら、その巨大な岩々と奥に広がる太平洋の眺めは、まるで南国の離島のような印象さえ受けます。
写真:岡本 大樹
地図を見る先ほどの巨岩はエボシ岩で、もう一つ同じくらいの大きさを誇るこちらはビシャゴ岩です。
他にも周辺には子供を授かるという伝説を持つ「子授の岩」であったり、少し北側には巨大な岩がパカっと割れたように並ぶ夫婦岩なども並んでいるのでぜひ一緒に見て回りましょう。
写真:岡本 大樹
地図を見るただ大きくて迫力があるというだけではなく、自然の浸食を受けていることが目に見えてわかる奇岩ばかりですので、かなり見ごたえがありますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見る室戸岬で見られる豊かな自然風景は巨岩と海だけではありません。海風を避けるように少し隠れた場所にはアコウという木を見つけることができます。
アコウの枝は縦横無尽に伸びており、まるで触手のようで今にも動き出しそう。
写真:岡本 大樹
地図を見るさらに根元は岩にしがみつくように広がっていて、強い生命力が感じられます。なお、このような根元で枝が低く伸びている理由は高知の気候にあります。
台風が頻繁に来る上に、常に強風が吹き荒れる室戸岬では風に耐えられるようにこのような成長の仕方になるのです。見て触ってそのパワーを感じてみてください。
写真:岡本 大樹
地図を見るまた室戸岬の先端には中岡慎太郎像が建てられています。幕末で活躍した土佐藩の志士ですが、安芸市の生まれということでこちらに建てられているのです。
土佐藩の志士と言えば坂本龍馬の名が一番に挙がると思いますが、この中岡慎太郎も同じくらいの功績を遺した人物で、坂本龍馬の人生を華やかと言うなら、中岡慎太郎のそれはどっしりとした質実剛健という言葉がぴったりであるといえます。
写真:岡本 大樹
地図を見る室戸岬は弘法大師が修行をした地とされており、パワースポットとしての人気もあります。写真は弘法大師が修行をしたとされる御厨人窟(みくろど)という洞窟です。
この中から見える景色は空と海だけであることから、弘法大使は「空海」を名乗ったと伝えられています。ただ、現在は落石の危険もあり中に入ることはできませんので、外から見学するだけにとどめましょう。
写真:岡本 大樹
地図を見る室戸岬は高知と徳島どちらからも行くことができる場所なのですが、どちらの中心街からもかなり距離があるため、あまり行ったことがない、知らないという方も多いと思います。ですが、その自然は手つかずの部分が多く、なかなか他の場所では味わえない迫力を持つものばかり。
また室戸岬はその地形から東側では朝陽を、西側では夕陽を望むことができる場所です。条件の重なった冬の日にしか見えないというだるま朝陽やだるま夕陽も、こちらでは見える可能性が高く人気の撮影スポットとなっています。冬に室戸岬を訪れる際にはぜひそちらもチェックしてみてください。
住所:高知県室戸市室戸岬町
電話番号:0887-22-0574(室戸市観光協会)
アクセス:高知道南国ICから車で約2時間 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線奈半利駅からバスで約1時間
駐車場:普通車20台(無料)
※2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/12更新)
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