サモアのウポル島に足を踏み入れたなら、まず訪れたい定番のビーチが2つ。最も有名なビーチは「リターン・トゥ・パラダイス・ビーチ」で、島の西南に広がっています。もちろんこちらもとても美しく魅力的なのですが、観光客が多いわりに広くないのと、少々観光客向けに色々と管理されているのが難点。入浜料も払わなくてはなりません。
せっかくなら、プライベートビーチの雰囲気を味わいながらゆっくりと過ごしたいですよね。そんなあなたにお勧めするのが、もう1つの定番、島の南岸に位置する「ラロマヌ・ビーチ」です。
白い砂浜、どこまでも広がるエメラルドの海……そしてその透明度も文句ありません。何よりも、島の中心アピアから離れたところにあるためか、観光客がほとんどいないのがポイント。喧騒に煩わされることなく、贅沢な時間をビーチで過ごすことができます。入浜料はかからないので、気軽に立ち寄れるのもいいですよね。
サモアには“ファレ”と呼ばれる伝統住居が点在していますが、このビーチにもカラフルなファレが立ち並んでいて、南国の雰囲気いっぱい。なんと、宿泊することも可能です。夜は星を眺めながら、朝は日の出を見届けながら、ファレで伝統的な暮らしの時間を体験してみては。開放的なレストランもあるので、ひと泳ぎしたらこちらで食事をとったり、サモアの定番ビール“バイリマ”を味わったりするのもいいでしょう。
ウポル島の中心アピアからバスで1時間ほど行くと、あたりは見渡す限りの山、南国の植物たちに覆われたジャングルのような姿に変わります。しばらくするとロトファンガという村にたどり着きますが、入口を入ってほどなくすると、このジャングルにぽっかりと大きな穴が開いているのを目にすることになります。
ここは「トゥー・スア・オーシャン・トレンチ」。なんと人の手は一切加えられず、まさに大自然が作り出した巨大な天然プールなのです。その深さは30mほど、直径は50mほどで、周囲は生い茂る木々に囲まれています。
備え付けの梯子を下っていくと飛び込み台が設置されているのですが、この高さもなかなかのもの。飛び込むのにはちょっと勇気がいりますが、息を飲むような青く巨大な“水たまり”を目にすれば、思わず引き込まれてしまうでしょう。よく見ると魚もチラホラ。思い切り飛び込んでみれば、その気持ちよさは癖になるはずです。木陰になったこの空間は涼しく、人気もないのでとても静か。水に浮かんで空を見上げると、まるで自然と一体になったかのような不思議な感覚を味わえます。
泳ぎが得意な人なら、奥まったところにあるトンネルを目指してみては。少々の潜水時間を要しますが、ここを潜り抜ければ、南太平洋の外海につながっています。ちょっとスリリングなこの体験は、まるでジャングルの中を冒険しているかのよう。ぜひトライしてみてくださいね。なお入場料がかかるのと、入口の看板は小さく目立たないのでご注意を。
ウポル島の中心アピアの港からすぐのところにある、必訪のシュノーケリング・スポットが「パロロ・ディープ」です。ここは国立公園になっており、船で沖合に出ずとも簡単にたくさんの魚たちに出会えるのが魅力。入口で入場料を払えば、誰でも立ち入ることができます。シュノーケリングセットも有料で貸し出しているので、手ぶらで寄れるのもいいですね。
沖合までの30mは、ずっと1〜2mの遠浅が続いています。その間ずっとゴツゴツした岩やサンゴ礁が続くので、フィンやマリン・シューズは必ず身に着けるようにしましょう。少し泳げば、すぐに魚たちの姿を目にすることができます。鮮やかなコーラルフィッシュに、魚の大群、イカの群れやフグなど、どれだけの時間を過ごしても飽きない体験が待っているはず。
そして沖合まで出ると、今まで遠浅だった海底がいっきに30mほどのドロップオフに。この迫力は一度は経験したいもの。なお、ドロップオフとなる場所にはT字の目印がついているので、泳ぎが得意でない人は近づかないようにしてくださいね。流れが速い場合は、魚に夢中になって沖に流されないようにご注意を。
ウポル島の中でも気軽に、たくさんの魚に出会えるこのスポットは、子供から大人まできっと満足できるはず。シャワーと簡単な休憩所はありますが、ロッカーは無いので持ち物には細心の注意を払って出かけましょう!
今回はサモア ウポル島の中でも、南国の雰囲気や大自然に触れられる必訪スポットを3つご紹介しました。もちろん、これ以外にもサモアにはまだまだ魅力的な名所が島のそこここに存在します。
といっても、現地の人々の交通機関はほとんどがバス。慣れない観光客がこれを乗りこなして各地を訪れるのはちょっとしたハードルです。そこでお勧めしたいのが、チャーター・タクシー。1日タクシーをチャーターすれば、プライベートツアー感覚で各地をまわることができます。移動の不安でせっかくの楽しみを半減させてしまうよりは、この方法が断然お得。サモアでは、1日チャーターしてもそれほどの料金はかからないのでご安心を。島の中心アピアには、観光局や日本語の通じる観光会社もあるので、相談してみるのもいいでしょう。あなたにとって快適な旅のアテンドをしてくれるはずです。
南太平洋の常夏の国、サモア。美しい海と自然に囲まれたこの島で、普段はできない貴重な体験を思う存分楽しんでください。帰る頃には、身も心もリフレッシュしているはずです!
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(2024/11/6更新)
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