写真:桜木 小春
地図を見る江戸時代、厳格な藩の管理下で作られた「讃岐三白(塩、砂糖、木綿)」の名産品の砂糖を、贅沢品として正月だけでも食べたい!と庶民が藩の役人にバレないように、餅の中に甘いあんこを隠し入れ、さらに雑煮にしてしまい、絶対に見つからないようにコッソリ食べていました。庶民の工夫が、このような不思議なコラボレーションを生み出したようです。この雑煮は、具材の大根や人参を輪切りにしています。それは、「今年一年丸く収まりますように」「家庭が円満に」といった願いを込めているためです。
讃岐うどんの出汁でもある、いりこ出汁とクリーミーな白味噌の汁は、これだけで十分、美味しいのですが、あん入りの丸餅を割って食べることであんこの甘さと白味噌のしょっぱさが、とてもマッチしています。例えるなら、チョコレート+ポテトチップスの感覚です。食べた瞬間「えっ!」と驚いた後、違和感なくパクパク食べている自分に驚くはず。こんなに相性いいのか・・と。
写真:桜木 小春
地図を見る香川県の観光名所でもあり、シンボル的な存在の屋島。高松市街から約20分ほどの場所にあります。この屋島山上に、あんもち雑煮専門店として、桃太郎茶屋があります。このお店は屋島山上の為、景色は瀬戸内海や高松市街を見渡せる絶好のロケーションに位置しています。また、旅館も併設されていて、宿泊することも可能。女将さんも気さくな方で、店内は和風のかわいらしい雰囲気です。
写真:桜木 小春
地図を見る屋島山上には、3つの展望台があります。その中でも、瀬戸内海の島々、男木島や女木島と高松市街を見渡せる「獅子の霊巌」が、おすすめスポットです。夜になると夜景も綺麗なため、デートスポットとしても地元で有名です。この展望台から、開運厄除として、丸くて小さい瓦を崖の上から投げる、瓦投げも有名。瀬戸内海に向かって、力強く投げるとスカッとした気持ちになり、厄も飛んでいきそうな気になります。他に、四国八十八箇所霊場の屋島寺や水族館などもあり、見所が満載の場所です。
さらに、屋島山上に行くには、屋島ドライブウェイを通らなくてはなりません。ここは、知る人ぞ知るミステリーゾーンが存在。車で上り坂を上っているのに、下っているように見える、とても不思議な場所です。ドライブウェイの料金所から約1.6kmの地点に位置しており、地元では、おばけ坂、幽霊坂、とも呼ばれています。
あんもち雑煮は、食べた人にしかわからない不思議な魅力があります。県外の方は、とにかく先入観を捨てて、まずは、食べてみてください。意外に美味しい!と皆さん驚かれていますよ。必ず、この味が恋しくなってしまうこと間違いないです。
屋島の豊富な名所を訪ねつつ、このお店に足を運んでみてはいかがでしょうか?帰り道はミステリーゾーンの存在も忘れてしまうくらい、あんもち雑煮のことで頭がいっぱいになっていることでしょう。
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(2024/10/16更新)
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