写真:波奈 美月
地図を見る2022年の「河津桜まつり」は2月1日〜28日の開催予定です。
1月下旬頃、他の桜に先駆けて開花する華やかな河津桜。ワクワクして会場に到着しますが、会場は広く、初めての場合、どう散策すればよいか戸惑うのではないでしょうか。
もっとも基本といえるコースは、伊豆急河津駅を起終点とすると「河津駅→河津川沿い桜並木を散策→豊泉橋を右折→河津町役場そばのT字路を右折→河津桜原木→河津駅」というところでしょう。
円を描くように効率良く歩くことができ、「菜の花ロード」や「河津桜原木」などのお花見ポイントを抑え、まつりの出店も十分楽しめます。所要時間は、見学時間を入れずに1時間弱程度ですよ。
写真:波奈 美月
地図を見る"基本散策コース"を踏まえたうえで、体力や滞在できる時間に合わせ、コースを伸ばしたり、「川津来宮神社」や「かわづカーネーション見本園」など、お花見以外の見どころを加えていくと良いでしょう。
現地で詳しい説明が掲載されたパンフレットをいただけますが、事前に「河津桜まつり公式サイト」からダウンロードしてチェックしておくと良いですね。公式サイトには、記事下の「この記事の関連MEMO」からアクセスできます。
写真:波奈 美月
地図を見る会場には、ぜひ見ておきたい絶景ポイントがたくさん!
そのひとつが「菜の花ロード」。河津川沿いの荒倉橋と豊泉橋の間にあり、河津桜と菜の花の両方が楽しめます。周辺に出店も多く、会場でもっとも賑わう所で、道沿いには「さくらの足湯処」もありますよ。(※2022年は「さくらの足湯処」の利用を中止)
写真:波奈 美月
地図を見る駅から30分ほどかかりますが、豊泉橋を渡って堤防沿いを進むと、ライトアップ会場である「河津桜トンネル」へ行けます。このあたりは歩道の両側に河津桜が植えられており、花を沢山つけた枝が頭の上を覆うので、まるでトンネルのよう!終点付近には、名木「音蔵の桜」もありますよ。(※ライトアップ期間については公式サイトにてご確認ください)
すぐ近くには、峰温泉「町営 踊り子温泉会館」があり、露天風呂でお花見をしながら入浴できます。ライトアップが見られて、混雑が緩和する夜がお薦め!配布されたパンフレットに割引券が付いていることがあるので要チェックです。
写真:波奈 美月
地図を見る逆方向になりますが、館橋下流の「河津三郎の足湯処」(9時〜20時・無料)は、建物の2階にあって眺望が良く、青い海と堤防沿いに続く桜並木を見渡せます。駅から徒歩12分ほどで、対岸の桜並木もライトアップ会場になっていますよ。
健脚向きであるのが「河津城址公園」。駅から徒歩約25分、標高181メートルの高台にあり、山を登る必要があります。しかし、河津の町と川沿いの河津桜並木が一望できる素晴らしいポイント!いつもと違うお花見を考えているリピーターのかたにもお薦めです。
写真:波奈 美月
地図を見る河津桜の発祥である「河津桜原木」にはぜひ行ってみましょう。
先ほどご紹介した"基本散策コース"に入ってます。今から70年近く前の1955年頃、飯田勝美氏により発見され、飯田家の庭に植えられました。会場の河津桜の中でも毎年いち早く満開になりますよ。
写真:波奈 美月
地図を見るそのほか、町内には"名木"と呼ばれる河津桜が何本かあり、まつり期間はライトアップもされます(詳細は基本情報に記載)。こちらも見逃せませんよ。
もっとも目立つ名木は、来宮橋を超えてすぐの川沿いに立つ「上河原の桜」。大きくて立派な桜で、ほかの桜に比べて枝が枝垂れ気味なのが特徴です。
豊泉橋そばの駐車場にある「豊泉の桜」もお薦め。ほかの桜より花の色が濃く、開花が遅い桜です。近くには峰温泉「豊泉の足湯処」があり、お花見をしながら足湯に浸かることができますよ。(※2022年は「豊泉の足湯処」の利用を中止)
駅から約3kmと離れていますが「大宮瀬の桜」も見事!小高い場所に1本だけある姿の良い大木です。
写真:波奈 美月
地図を見る駅から約2.5kmの所に位置する「涅槃(ねはん)堂」の駐車場には、名木「涅槃の桜」があります。
涅槃堂の裏には「桜見晴台」があり、川沿い桜並木を見渡すことができますよ。
涅槃堂では、毎年河津桜まつりの期間に併せて「涅槃像」が一般公開されます。涅槃像は、県内では唯一、全国的にも34例しかありません。拝見できる貴重なチャンスです。(※2022年は「涅槃像」の公開を中止)
写真:波奈 美月
地図を見るせっかくの機会、会場内にあるパワースポット「川津来宮(きのみや)神社」にも行ってみましょう。河津桜原木から河津駅に向かう途中にある、来宮口バス停の所から脇道に入ればすぐですよ。河津駅からは徒歩15分ほどです。
川津来宮神社は、杉桙別命(すぎほこわけのみこと)神社とも呼ばれ、伊豆七不思議のひとつ「河津の鳥精進・酒精進」の伝承で知られています。ここまで来るとまつりの喧騒は無くなって、静かで凛とした雰囲気に包まれます。
写真:波奈 美月
地図を見る境内には、樹齢1000年以上といわれる「来宮様の大クス」があり、古くから御神木として崇められてきました。樹高約24m・幹回り14mの大きさを誇り、国指定天然記念物になっています。
河津には、明治時代中頃まで「河津七抱七楠(ななかかえななくす)」と呼ばれる7本のクスの巨木がありました。その現存する最後の1本です。
人間には想像のつかない長い年月を生き抜いてきた大クス。この機会にぜひ迫力ある御神木の前に立ってパワーを貰ってくださいね。
写真:波奈 美月
地図を見るまつりの楽しみといえば"出店巡り"。河津桜まつりでは、年によって違いますが、毎年120店〜150店が出店し、数あるまつりの中でも圧巻を極めます。
金目鯛やミカンなどの地場産品・つるし雛・甘酒・各地のご当地グルメとあらゆる店が勢揃い!思わず「花より団子」になりそうです。
写真:波奈 美月
地図を見る特にお花見気分を盛り上げてくれるのは、河津桜まつりにちなんだ限定商品でしょう。
写真は、河津桜まつり期間だけの店、河津さくら庵の 「さくら満開餅」。テレビでも度々紹介され、毎年行列ができるほどの人気です。西伊豆・松崎産の桜葉の塩漬けで巻いてあり、見た目が綺麗なうえ、白あんベースの桜葉風味の餡と桜葉の塩味がマッチして、甘すぎず美味しいですよ。
河津さくら庵は、「修善寺 虹の郷」内にある修善寺手焼堂の出店。そちらでは、焼きたてのせんべいや団子を食べることができます。
写真:波奈 美月
地図を見る河津桜の見頃は例年2月下旬〜3月上旬ですが、年によって多少の変動があります。公式サイトで開花状況をチェックしてから、お出掛けくださいね。記事下の「この記事の関連MEMO」からアクセスできます。
見頃の時期は、会場周辺の道路や駐車場が大変混雑します。そこでお車の場合、伊豆急の「パーク&トレインきっぷ」の利用がお薦め!
河津駅より手前にある「伊豆高原駅」前の駐車場に車を止め、そこから電車を利用する切符です。渋滞に巻き込まれず、往復電車代も割引になりますよ。
詳細は、「伊豆急」の公式サイトにてご確認ください。まつり近くになると情報が掲載されます。
毎年、河津桜まつりと同時期に、東伊豆町稲取では「雛のつるし飾りまつり」、南伊豆町では「みなみの桜と菜の花まつり」が開催されます。併せて訪れるのも良いですね。
「雛のつるし飾りまつり」と「みなみの桜と菜の花まつり」については、別記事で紹介しています。こちらも「この記事の関連MEMO」からぜひご覧ください。
住所:静岡県賀茂郡河津町笹原72-12(河津桜観光交流館)
電話番号:0558-32-0290
駐車場:8:30〜17:00・普通車1台/1,000円
駐車場(夜間):18:00〜21:00・普通車1台/200円
ライトアップ:18:00〜21:00・2月21日以降に開催(変更される場合あり)
(桜並木)館橋下流・峰温泉桜トンネル
(名木)今井浜・豊泉・役場・音蔵・大宮瀬・涅槃
アクセス:
・伊豆急「河津駅」から徒歩で8分
・東名沼津IC-国道136号-伊豆中央道(有料)-修善寺道路(有料)-国道414号線経由で約80km(約1時間20分)
・東名厚木IC-真鶴道路(有料)-熱海ビーチライン(有料)-国道135号線経由で約113km(約2時間30分)
2022年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/8更新)
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