長野県木曽郡(上松町・木曽町・南木曽町・王滝村・大桑村・木祖村)および岐阜県中津川市の一部(旧神坂村および旧山口村)が木曽地域です。山深い旧中山道の街道沿いに、今でも江戸時代の名残を色濃く残す宿場町の馬篭宿、妻籠宿、上松宿など、また、夏でも涼しい高原が、素晴らしい自然とともにあちらこちらにあります。
JR中央線木曽福島駅から、車で約30分ほどのところ、御嶽山の北東側の中腹1000m〜1500mに開田高原がひろがっています。春夏秋冬いつ訪れても、雄大な御嶽山を眺めながらのんびりと過ごすことができる高原で、春は花が咲き、夏は涼しく、秋は紅葉が美しいところです。
冬の晴れた日の開田高原「木曽馬の里」からの御嶽山の雪景色は、まるで絵に書いたような絶景です。
木曽馬の里(1100m)から、国道361号線を少し登っていった場所に九蔵峠(1280m)があります。国道沿い駐車場があり、すぐ下に展望台があります。目の高さが200mほど上がる分、さらに目の前に遮るものがない分、雄大な御嶽山の姿が鮮やかに見えます。
JR中央線木曽福島駅から、御岳ロープウェイ乗り場に向かう県道20号線で約30分ほどの西野川の脇(小坂温泉けやきの湯付近)に、真冬だけ「つらら群」が現れます。規模の大きさにびっくりします。幅250m高さ50mという壮大な情景は、まさに自然の芸術です。見ごろは毎年1月中頃から2月中頃です。
期間限定で夜にライトアップされることもあり、幻想的な姿を見ることができます。
「木曽ヒノキ」の産地として知られる王滝村は、御嶽山南山麓に開ける自然にあふれた、爽やかな場所です。王滝村は、中央線沿いに走る国道19号線の木曽福島、上松あたりから県道20号線経由県道256号線の御嶽山方向に入り、約30分ほどの場所にあります。
王滝村からさらに、おんたけスキー場方面に少し県道を登った場所に清滝があります。
清滝は、御嶽山の雪解け水を落とし、大きな水しぶきをあげる高さ約30mの滝で、真冬には凍り付いた滝の姿が見えます。古くから御嶽修験道者の滝行が行われる滝としても知られています。
神聖な感じを受けます。
妻籠宿は、JR中央線の南木曽駅からバスで10分ほどの場所に位置する江戸時代の街道の姿をそのままとどめている宿場町です。中山道沿いに立ち並ぶ妻籠宿の町並みは、心の故郷として、四季を通じて観光客が多く集まります。
その中でも国重要文化財に指定されている「脇本陣奥谷(わきほんじん おくや)」は、代々脇本陣・問屋を勤めた家で、現在の建物は明治10年にそれまで禁制であった桧をふんだんに使い建てられました。島崎藤村の初恋の人「おゆふ」さんの嫁ぎ先でもあり、旧家の堂々たる造りを見ることができます。
その脇本陣奥谷で、良く晴れた真冬(1月から2月まで)の昼の11時頃から13時頃まで、神秘的な「囲炉裏火」を見ることができます。運よく晴の日でないと見れませんが、是非行ってみてください。
今回紹介した木曽路は、春夏秋冬のいつの時期でも見どころ満載です。是非、日本の四季の素晴らしさを味わってみてください。
なお、真冬は道路状況に注意してください。冬の木曽路は、雪による交通規制があります。行く前には必ず交通事情をよく確認しておいてください。
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(2025/2/13更新)
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