写真:藤田 聡
地図を見るスノーモンキー(snow monkeys)とは、雪の中で露天風呂に浸かる野生の猿で、世界でも長野県の「地獄谷野猿公苑」だけで見られる貴重な光景です。その為、世界的な人気があり、近年は外国人観光客の方が多い位です。
暑い夏には猿は滅多に入浴せず、入浴してもカラスの行水のように短時間です。大勢の猿が自分の意思で、長時間温泉に浸かるのは、やはり冬の雪景色の中。寒い冬を乗り切る猿の知恵であり、スノーモンキーと呼ばれる所以です。
写真:藤田 聡
地図を見るスノーモンキーは、猿の赤い顔が温泉に浸かって一層赤くなり、本当に可愛いいので、ついつい長時間の見物になります。冬は非常に冷え込むので、使い捨てカイロと防寒着が必須。当日なら再入園も可能なので、途中で地獄谷温泉「後楽館」の日帰り入浴に行く事も出来ますが、一旦温泉で温まると再度寒いスノーモンキー見物に行く気が失せるので、入浴は見物後にしましょう。
スノーモンキーが日本人より、むしろ外国人の間で人気が高い理由は、野生の猿が大人しく目を閉じて入浴する様子から座禅を連想し、「日本では猿まで日本人的なのか!」と驚く事が、人気の秘密と言われています。
写真:藤田 聡
地図を見るスノーモンキーに限らず、一般的な猿見物の注意点として「目を合わせない」事が大切と言われますが、それでは見物出来ないと悩むかもしれません。実際には「意図的に目を覗き込む」ような事をしない限り問題無いので、あまり過剰に気にする必要はありません。
スノーモンキーは外国人が座禅を連想する通り、目を閉じて温泉を満喫する猿も多いので、上手く頃合いを見測れば至近距離で撮影する事も可能。中にはカメラを興味深そうに眺める猿も居て、絶好のシャッターチャンスになります。
写真:藤田 聡
地図を見るスノーモンキーで知られる地獄谷野猿公苑へのアクセスは、夏は地獄谷駐車場から徒歩15分ですが、冬は上林温泉の「野猿公苑専用駐車場」から、雪道を徒歩約30分。平坦で歩き易い道なので、雪の中を歩ける靴で行けば問題ありません。
手前には地獄谷温泉の一軒宿「後楽館」があり、写真は地獄谷野猿公苑の入口から見下ろした様子です。スノーモンキー見物で冷えた体を日帰り入浴で温められ、昼食も可能で「ちまき」が名物です。
写真:藤田 聡
地図を見るスノーモンキーは可愛いいので、見物が長時間になり、どんなに防寒着を厚着しても、体が心から冷え切ってしまいます。冷えた体は、地獄谷温泉「後楽館」の日帰り入浴で温めましょう。スノーモンキーの季節には、雪見露天風呂が楽しめます。
露天風呂で猿と混浴出来るという話もありますが、近年は衛生上の問題から対岸の野猿公苑から監視して、入浴しそうな猿にはパチンコで威嚇して、猿をしつけています。よって、衛生面でも安心して雪見露天風呂が楽しめます。地獄谷温泉「後楽館」の日帰り入浴は、12時から15時までの営業です。
スノーモンキー(snow monkeys)は、真冬の方が入浴する猿の数も多く、長時間の入浴になります。しかし、真冬は寒い上に雪の日も多く、観光客には辛いのも事実。気軽に行くなら3月初頭がおすすめで、今回掲載した写真も全て3月上旬のものです。
3月には晴天の日が多くなり、見物後の雪見露天風呂も爽快ですが、昼頃には気温が上昇し入浴する猿も少なくなるので、朝一番で行く必要があります。訪問時期の検討には、積雪量や残雪量をリアルタイムに確認出来る、地獄谷野猿公苑のライブカメラが参考になります。
スノーモンキーで、動物の入浴見物の素晴らしさに気付いたら、カピバラの入浴見物もおすすめ!別記事で紹介しましたので、是非ご覧ください。(記事最後の「MEMO欄」にリンクあり)
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(2024/12/14更新)
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