写真:櫻井 れき
地図を見るタイではマンゴーはほぼ一年中食べることができますが、いわゆる旬といわれるのは雨期が明けた11月〜6月ごろ。特に一年で一番気温の高い暑期と言われる4月5月が最も甘く食べごろの時期です。
完熟のものを皮をむいてそのまま食べるのももちろん美味しいのですが、塩漬けやシロップ漬けにしたり、干しイモのように乾燥させたりなどの加工をした古来からの食べ方もあります。また近年の若者たちの間では、生クリームやアイスクリームと一緒に食べたり、プリンやスムージーにするのが人気です。
写真:櫻井 れき
地図を見るこの写真は、スタンダードな「カオニャオ・マムアン」。"カオニャオ"はもち米、"マムアン"はマンゴーのことを指します。一口食べますと、マンゴーとココナツミルクの甘さが相まって口の中にねっとりと甘〜い香りが広がります。
辛いタイ料理を食べたあと、燃えたぎる口の中を中和させるにはピッタリのデザートといえましょう。ただ、もち米のせいでけっこうお腹がふくれてしまうかもしれません。ですので、食後のデザートとして食べるよりも3時のおやつとして食べることをおすすめします。
写真:櫻井 れき
地図を見るさて今回ご紹介するのは、MRTラッドプラオ駅から車で約15分。ラッドプラオ通りを東南に進んだところでチョクチャイ4通りに入り、北上すること約5分。ソイの54通りに店をかまえる「チョー・ソンゲウ」というお店です。小さなお店ですが店の前には大きくて目立つ看板が出ていますので、すぐにわかると思います。
ショーケースで仕切られた清潔感のある店頭にはたくさんのマンゴーと、大きな器に入れられた色とりどりのカオニャオがずらりと並んでいます。中は奥行きがあり、鮮やかなマンゴー色で統一された、オシャレなイートインスペースもあります。
最近はメディアにもたびたび紹介されるようになり、店内にはリポーターや芸能人と一緒に写る店主の写真や、雑誌の切り抜きなどがたくさん貼ってあります。
写真:櫻井 れき
地図を見るこちらが完成図!なんだか食べちゃうのがもったいないほどキレイですね。
実は、このカラフルなカオニャオには合成着色料は一切使われておらず、すべて天然の素材から色付けされたものですので安心して食べることができますよ。
では、この色付けの原料は一体何なのでしょう?
赤色:バラ
緑色:バイトゥーイというタイのハーブ
水色:ブルーベリー
ピンク:ストロベリー
紫色:"アンチャン"というアジア熱帯地方に生息する花の汁にマナオ(タイのライム)を加えたもの
オレンジ:オレンジ
黄色:ターメリック(うこん)
それと白米、黒米を合わせて全部で9種類の色があります。
写真:櫻井 れき
地図を見るこの色とりどりのカオニャオ・マムアンですが、店内で飲食するのはもちろん、テイクアウトして家でゆっくり召し上がることもできます。
テイクアウトの際は、この写真のようにカオニャオをキュートな一口大に丸めたものをパックにつめ、カットしたマンゴーとココナツミルクを別の袋に入れてもらえます。
丸いパックのものは9色全色のカオニャオ、四角いパックは白色を除いたカオニャオが入っています。全種類入ったパックだけではなく、ご自分のお好きな色のカオニャオだけを選んで入れてもらうことも可能ですよ。
その他にも、ジャックフルーツの中にカオニャオをつめた「カオニャオ・カヌン」というものや、焼きプリンのようなお菓子「サンカヤー」というのも売っています。
最近はタイ国内はもちろんですが、日本のメディアでもだんだんと取り上げられるようになり、都心より若干郊外にあるお店にもかかわらず有名なお店になってきました。
今のところ満席で座れない!とかテイクアウトが売り切れちゃった!というところまではいっていないのですが、これも時間の問題かもしれません。
ぜひお早めにどうぞ!
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この記事を書いたナビゲーター
櫻井 れき
東京在住の主婦ナビゲーター、櫻井れきです。タイ・バンコクの情報を中心にお届けしております。たまにパタヤやホアヒンなど、地方の記事も。特にバンコクの記事では、都心から少し離れたローカルエリアの穴場スポッ…
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