「ルネッサンスの真珠」と称えられるモンテプルチャーノ!伊・トスカーナの平原に浮かぶ美しい古都

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「ルネッサンスの真珠」と称えられるモンテプルチャーノ!伊・トスカーナの平原に浮かぶ美しい古都

「ルネッサンスの真珠」と称えられるモンテプルチャーノ!伊・トスカーナの平原に浮かぶ美しい古都

更新日:2016/01/15 15:14

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

素晴らしいルネッサンス建築や教会が町のあちらこちらに残る伊・トスカーナ州にあるモンテプルチャーノは、「ルネッサンスの真珠」とも呼ばれ、当時の美しさを今に伝える古都です。

石畳の高低差のある路地沿いに建ち並ぶのは、ルネッサンス時代の名残りのある建物で、中にはワインやチーズなどの特産物を売る土産物屋やホテル・レストランが入っています。丘の上の中心地広場に面しては、ルネッサンス建築の傑作が並びます。

葡萄畑の中に浮かぶ町並みは城壁に囲まれて

葡萄畑の中に浮かぶ町並みは城壁に囲まれて

写真:Hiroko Oji

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シエナやキウーシから出るバスに乗ってトスカーナの糸杉の並木や葡萄畑を眺めながら走ること1時間ほどで、小高い山の上に城壁が見えてきます。そこがルネッサンスの真珠ともいわれるモンテプルチャーノ(Montepulciano)!

周囲を葡萄畑で囲まれ、その中に続く一本道のわきに糸杉が並ぶ姿は、トスカーナの代表的な風景としてご覧になった方も多いでしょう。そんな中にポッカリ浮かぶ丘の上で、城壁に囲まれた町並みが素晴らしいモンテプルチャーノが、ルネッサンス建築の宝庫として迎え入れてくれます。

高低差のある町並みは情緒たっぷりの石造り

高低差のある町並みは情緒たっぷりの石造り

写真:Hiroko Oji

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バスターミナルから坂道を上って行くと町中へ通じる路地に城壁の一部となる門が見つかります。見上げると、古めかしい石造りの建物が段状に並んでいます。門を入った路地は全て石畳の情緒あるもので、両側にびっちり建ち並ぶ中世そのままの建物も全て石造り。所々では由緒あるパラッツォと呼ばれる館がその威厳を保っています。

町の主要門プラート門からグラッチャーノ通りという坂道を上って行くと、近くにあるのがアヴィニョン人の館(99番地)に、コッコーニ宮(72番地)、曲がり角には石造りのライオン像が柱頭のてっぺんに鎮座する噴水があります。その先の角には白い騎士像を乗せたシンボル的存在のプルチネッラの塔が建っています。

向かいにあるのが、重厚な木製レリーフが施された扉の上に素晴らしいファサードのサンタゴスティーノ教会、さらに上って行くと美しいアーチのポルティコがある「市場の柱廊」へと続きます。隣には粗石積みの壁面に左右に張り出した翼廊を持つチェルヴィーニ宮(21番地)やグルーニ宮(55番地)もあって、次から次へと現れるルネッサンス建築の傑作に目が離せません。それぞれの建物の壁にはプレートなどが嵌め込まれているので、見つけて歩く楽しみもたっぷりです。

この通りや路地沿いには、名産のワインやチーズを売るお店が軒を並べています。さらには、ホテルやレストランもたくさんあるので、そぞろ歩きを楽しめる町でもあります。

ドゥオーモが建つグランデ広場は町の中心地

ドゥオーモが建つグランデ広場は町の中心地

写真:Hiroko Oji

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町中のどの路地を上って行っても辿り着くのが、丘の最も高い所にある中心地のグランデ広場。ドゥオーモをはじめとして、ゴシック&ルネッサンス様式のパラッツォに囲まれた広々とした一角です。

後期ルネッサンス様式のドゥオーモは、17世紀の前半に完成し、左に建つ鐘楼は、以前ここにあったサンタ・マリア教会のものがそのまま残されているものです。荒削りのシンプルなファサードですが内部は3廊式で高さのあるクーポラと翼廊をもつ優美な内装になっています。中央扉の傍らに横たわるのはミケロッツォ作のアラガッツィの像、主祭壇に飾られているバルトロ作の祭壇画「聖母被昇天」など、厳かでありながら見応えがあります。

ドゥオーモ左に建つのは、これもルネッサンス建築の一つ、コントゥッチ宮で、設計は16世紀初めのサンガッロによるものです。広場の北側にはアーケードのある豪快なファサードを持つタルージ宮、その背後にかつては隊長の館であったというプレトゥーラ宮があり、西側には市庁舎があるという豪華な広場です。また、広場の片隅にある石造りの井戸がとてもいい雰囲気を醸し出しています。

テラスと塔からの眺めが素晴らしい市庁舎

テラスと塔からの眺めが素晴らしい市庁舎

写真:Hiroko Oji

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中心広場の北側にあるのは、フィレンツエのヴェッキオ宮とほぼ形を同じにしている市庁舎の建物。当時フィレンツェの支配下にありながらも信頼を持っていたことがうかがえます。この建物の中にインフォメーションが入っており、地図は有料(0.5ユーロ)で手に入ります。また、テラス(2.5ユーロ)やその上に続く塔(5ユーロ)にも上ることができます。

テラスやその上に続く狭い石の階段には、ハトの落し物がどっさり溜まっている箇所もあって、足元の見た目は残念なのですが、眺望はとっても素晴らしいです。広々としたグランデ広場を囲むようにして建つドゥオーモをはじめとするルネッサンス様式の建物たち。それに続く赤茶色の波のような瓦が通り沿いを埋め尽くすさまは壮大です。

葡萄畑と糸杉が美しい風景を作り出すトスカーナの眺めを満喫!

葡萄畑と糸杉が美しい風景を作り出すトスカーナの眺めを満喫!

写真:Hiroko Oji

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市庁舎のテラスや塔からだけでなく、市庁舎の左右の奥にある展望所、路地の端っこや通りの展望箇所からは、トスカーナ特有の葡萄畑に糸杉の並ぶ風景が見渡せます。又その平原に石造りの民家や教会の建物が点在する眺めは、いつまでも見ていたくなるような素晴らしいもの!町並みばかりでなく、この眺望もしっかり楽しんでくださいね。

いかがでしたか?

ルネッサンス建築の宝庫ともいえるモンテプルチャーノは、その町並みも大変見応えがあり楽しめるのですが、忘れてはならないのが、周辺を見渡す素晴らしい眺望です。鉄道ではアクセスし難い分、バスや車で向かう途中の風景も長閑な葡萄畑の広がるトスカーナの平原風景です。ゆっくりと時間をかけて訪れてくださいね。

バスでのアクセスは、フィレンツェやシエナ、キウーシという鉄道駅から可能です。キウーシからなら所要約1時間、鉄道駅を背に少し左の方に歩いたターミナルから平日には1時間に一本出ています。日曜日や祝日となるとかなり減便(1日3便)されてしまいますので、スケジュールを組むときに注意なさってくださいね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/19 訪問

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