写真:肥後 球磨門
地図を見る男池(おいけ)は、大分県と熊本県にまたがる「阿蘇くじゅう国立公園」にある九重連山の一つ「黒岳」の北側、標高850mの場所にあります。大分県別府市と熊本県阿蘇市を結ぶ県道11号、通称やまなみハイウェイの飯田高原交差点から車でおよそ10分で到着できます。
黒岳に降り注いだ雨水が長い時間をかけてろ過され、透き通った名水に生まれ変わってコンコンと湧き出ています。その量はなんと一日に2万トン。大地のエネルギーを感じます。
湧き出る水は「日本名水百選」および「豊の国名水15選」に選ばれていて、微量の炭酸ガスと多くのミネラル分を含んだ口当たりのやさしい美味しい水です。県道からの入り口から男池までの歩道は舗装されていて誰でも近づくことができ、池には柄杓が用意されているので、ペットボトルなどを持参して美味しい水を持ち帰ることをお勧めします。
写真:肥後 球磨門
地図を見る男池から一歩森の中に入れば、苔で覆われた樹木の神秘的な光景が広がる黒岳原生林です。この原生林は、「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれている森で、人間の手が加わっていない自然のままの景色は、まさに癒しのパワースポット。
樹齢数百年は経っていると思われる古木に囲まれて、ブナやカエデなど多くの落葉広葉樹が群生している原生林は、紅葉シーズンには目を見張る美しさが広がることが想像できます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る男池周辺のうっそうとした森は人の手が加えられていない原生林、そこには大自然のドラマが広がっています。
大きな岩を抱くように太い根が何本も伸びている木は「岩を掴む樹」と呼ばれ、木の生命力を感じるパワースポットの一つです。もともとこの岩の上には土があり、岩を掴むように根を張っていったあと、木の成長とともに長い年月をかけて徐々に岩の上の土が流れ出してこのような芸術品が出来上がったのです。
周囲にはこのような自然にできた芸術品を多く見ることが出来ます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る男池からの森の中に進む遊歩道は一部川沿いを歩くことになります。
倒木した木が自然の橋を造っているような光景も広がり、まさに原生林そのもの。川の水は深いところでは少しミステリアスな青い色をしていて、川の色と周囲の深い森の緑がなんとも云えない神秘的な世界を繰り広げています。
ゆっくりさらさらと流れる川の音と周囲から聞こえる野鳥の声とが癒しの世界へと導いてくれ、まさに癒しのパワースポットといえます。この川の水は男池から湧き出た名水であり、それは次に紹介する名水の滝へと流れ込んでいます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る男池から遊歩道を20分ほど歩くと「名水の滝」に到着します。落差は10mほどの小さい滝ですが、流れている水は男池から湧き出た水であり、まさに「名水の滝」です。男池からの遊歩道は多少のアップダウンがある階段がありますが、この滝の側に立つとマイナスイオンで一気に癒されます。
この滝へは県道沿いにある「名水の滝」と書かれた小さな標識のところからも急な階段を下りて行くことが出来ますが、時間があれば男池から遊歩道を利用して森林浴をしながら行くことをお勧めします。
いかがでしたか?
大地から豊富に湧き出る男池の名水と神秘的な光景が広がる原生林。そこから放出されるエネルギーに身をゆだねれば、心身ともに癒されること間違いなしです。
由布院温泉や黒川温泉から車でおよそ40分、日本一の炭酸泉長湯温泉からはおよそ25分。自然に癒されて、温泉でリラックス。日々のストレスから開放される癒しの旅に、パワースポット男池はおススメです。
この記事を書いたナビゲーター
肥後 球磨門
福岡県生まれですが、大分県別府市に長く住み10年前に熊本に移り住んできました。ドライブがとても好きで、熊本は九州内の著名な観光地のどこへ行くのも車で2時間くらいの好立地なので家族はいますが、一人旅を続…
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