写真:ろぼたん
地図を見るスカイツリーのお膝元、東京墨田区向島界隈は、昭和の風情が残るレトロな街並みと和菓子の名店が多く集まっているエリアです。
今回ご紹介するのは、日本で唯一のきびだんごの専門店とも呼ばれる「吉備子屋」(きびごや)。昭和な雰囲気の建物の角にひときわ小さいあばら家チックな茶屋風な建物がそれ。さっそく店を訪ねてみましょう。
写真:ろぼたん
地図を見る5〜6名も入ればいっぱいの小さなお店。売られているのはワラビ餅ときびだんごだけ。きびだんご専門店なのにワラビ餅も!?同じきな粉を使った和菓子ではあるけれど…とツッコミを入れたい気持ちを抑えつつ、名物のきびだんごを注文してみましょう。
店内にあるリヤカー式の台では、大きな寸胴鍋に沸騰した湯が入っており、横にはたっぷりのきなこの山が。天気がよければ外にベンチが設置されますが、店内イートインスペースは詰めて座っても4名が限界といったところでしょうか。
一人前5本と聞くと一瞬量が多そうに感じるかもしれません。でも、串に刺さったビー玉サイズのだんごは昔話の『桃太郎』のきびだんごとかわらない混じりっけなしの素朴な味わい。アナタが桃太郎ならサル、イヌ、キジに渡す予定があっても、後ひく美味しさでうっかりスルっと一人で食べてしまうかも。^^
写真:ろぼたん
地図を見るお値段も1人前5本で税抜き250円とお手頃なきびだんご。軽くゆでられただんごは、栄養価の高いタカきびで作られており、きな粉とベストマッチ。程よい甘さの中にほんのり塩けを感じます。添加物が一切使われていないのも昔ながらの美味しさといっていいでしょう。
大きな鍋で1分ほど茹でられただんごは目の前の大きなバッドの中でたっぷりきな粉を絡められて提供されます。
写真:ろぼたん
地図を見るきびだんごはお土産用でも販売されており、自宅でも沸騰したお湯の火をとめてそこに1分投入するだけで、お店同様のアツアツのきびだんごをいただくことができます。
『桃太郎』のきびだんごと同様、きびでできているためほんのりピンク色をしただんごにたっぷりと添付のきな粉をまぶして食べます。このきな粉も素朴な美味しさ。ついついお行儀悪く残ったものを舐めて食べたい…。そんな気分になるかも。そこはたっぷりかけてもかなり残るはずですので、ミルクやヨーグルトに入れたり、お餅につけたりしていただきましょう♪
写真:ろぼたん
地図を見る江戸の頃から続く老舗や入り組んだ小路や路地にひっそり佇む長屋。それらを眼下に従えるスカイツリー。古きよきものと新しいものが交わる向島は、絶品和菓子を味わえるお店がいくつもあります。
皇室御用達の菊最中で有名な「菓匠 青柳正家」、300年近くの歴史を誇る桜もちの「山本や」、生のヨモギの香りがお口の中いっぱい広がる草餅「志"満ん草餅」など名店揃い。ちょっぴり豪華でさっぱりと食べられる和菓子は洋菓子スイーツよりも1個のお値段がお手頃。下町観光のお供にオススメです。
写真は平安時代の歌人、在原業平が詠んだ和歌が店名の由来の言問団子(ことといだんご)。おだんごを三色(白餡、味噌餡、小豆餡)で包んだもので、小さいながらもしっかり甘さを感じる可愛らしいおだんごですよ。
昔話の中で読んだきびだんごはどんな味?
CMでも人気の三太郎シリーズなどで桃ちゃんを見かけるとふとそんなことを思いだしたりしませんか?
子供に『桃太郎』を読み聞かせる際に、自分が子供の頃の疑問を解消しに、昭和の世界へタイムスリップしたかのような昔ながらの下町風景が残る向島へ行って、きびだんごを食べてみてはいかがでしょう。
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/3更新)
- 広告 -