早朝売切れ必至!香川庵治町の魚市場「活き活き日曜市」

早朝売切れ必至!香川庵治町の魚市場「活き活き日曜市」

更新日:2016/02/15 10:33

桜木 小春のプロフィール写真 桜木 小春 元旅行会社勤務、トラベルコーディネーター
香川県東部の庵治町。高松市から東へ車で30分ほど、四国の最北端に位置する小さな港町です。魚介類が豊富に獲れることから、古くより漁業が営まれています。

そんな町で密かに注目されているのが、毎週日曜日だけ開かれる「活き活き日曜市」。早朝の開店と同時にほとんどの品物が売り切れてしまうほど、地元で人気の市場なのです。

とれたて新鮮な魚介類がいっぱいの市場

とれたて新鮮な魚介類がいっぱいの市場

写真:桜木 小春

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「活き活き日曜市」は、庵治漁協の主催で、毎週日曜日だけ開かれる魚市場です。魚市場と聞くと業者さんのみの特別な場所と思いがちですが、ここは一般の方も入れ、最近では穴場の観光スポットとして県外からも訪れる方が沢山います。

庵治町は、年間を通じて獲れる魚の種類が豊富で、県下有数の良港として栄えてきました。天然の真鯛、マダコ、ヒラメ、カレイ、海老、シャコ、アワビ、サザエなど、市場では季節によって様々な魚介類を味わうことが出来ます。また、全国でも珍しい浅海養殖では、ノリやワカメ、ハマチやカンパチなどの養殖も盛んなんです。

漁師さんと会話ができる貴重な体験

漁師さんと会話ができる貴重な体験

写真:桜木 小春

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漁師さんと、直接話ができるのがここの一番の魅力でしょう。「この魚は塩焼きもいいけど、バター焼きはもっと美味しい」など、その魚の最高の美味しい食べ方を教えてくれます。また、魚をさばくのが苦手な方は、ここで食べ易いように切ってくれます。そして、混雑が収まった頃には味見をさせてくれることもありますよ。

魚介類は、とても値段が安くて量が多い場合もありますが、お隣にいるお客さんと交渉してみるのもいいかと思います。半分ずつ買いましょうか?となるかもしれませんよ。こういったアットホームな雰囲気は、小規模なこの市場ならではの楽しみ方です。

子供も遊べる楽しい水槽

子供も遊べる楽しい水槽

写真:桜木 小春

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子供達にオススメなのが、漁業の方の好意により用意されている、子供用の釣り堀のような大きな水槽。見たこともないような魚が入っていたりして、大人も子供も大興奮です。さらに、小さな網で生きた魚をすくう事ができて、自由に持って帰れます。早い時間帯に無くなってしまうので、これを目当てに行く方は、早起き必須ですよ。

アツアツの揚げたて天ぷらも食べられます

アツアツの揚げたて天ぷらも食べられます

写真:桜木 小春

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市場には、漁協の婦人部のコーナーもあり、ここは毎回行列が出来ているほどの人気ぶり。揚げたてのアツアツの天ぷらやタコ飯などが、とても美味しいと評判です。特にフグの天ぷらは、絶品。県外からの観光客の方は、この値段で食べられるの?と驚かれています。また、香川県民にとっては当たり前のように食べている、金時豆の天ぷらもまた絶品です。子供も食べやすいので、ペロリと平らげてしまいます。

漁船が置いてある珍しい公園 城岬(しろばな)公園

漁船が置いてある珍しい公園 城岬(しろばな)公園

写真:桜木 小春

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城岬公園は、魚市場の近くにあります。そのため、買ったアツアツ天ぷらを食べるのにちょうどいい場所なんです。漁業が盛んなこの町ならではの公園で、公園には漁船が置いてあります。ロープ登りとローラー滑り台が一体化した漁船。子供たちには、この漁船が人気で、週末には家族連れが沢山遊びに来ています。

また、この町の地場産業である石材を活かして、彫刻家の石彫作品も置いてあるので、アート作品を直接触るという貴重な体験もできます。
そして、ここは、恋人の聖地にも選ばれており、「純愛ロード」もあります。ちょっと赤面するような愛の詩が石に刻まれていたり、かわいいハート型のベンチも設置しており、カップルも楽しめますよ。

珍しい公園なので、ぜひ寄ってみて下さい。

最後に

魚市場は悪天候などで閉店している日もあるので、確実に行きたい方は、庵治漁業協同組合のブログで確認してから行くことをおすすめします。また、開店していても鮮魚が販売されていない日もありますので、電話で問い合わせるとより確実です。

この魚市場は、毎週地元の人が楽しみにしている市場。お年寄りも沢山いるので、のんびりした雰囲気の旅をしてみたい方は、楽しんでいただけるはずです。せっかくの日曜日、ゆっくり寝ていたい気持ちもわかりますが、美味しい食材とアットホームな魚市場を見に行きませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/01/10 訪問

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