写真:bow
地図を見る京都の中心に位置する広大な敷地を持つ「京都御苑」、その北西部には五摂家の一つ、摂政や関白を多く出した名門・近衛家の邸宅跡があり、ここだけで約60本もの枝垂れ桜があります。旧近衛邸宅跡の枝垂れ桜は「京都御苑」の中で一番の早咲き。しかも京都でも一番早く咲き始める桜で、春を告げる枝垂れ桜として知られているのです。
旧近衛邸宅跡付近はどれもが主役になれるレベルの巨木、名木が点在しており、特に見応えのある桜がズラリと並んでいます。
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地図を見る例年3月中旬頃からちらほらと咲き始める旧近衛邸宅跡の枝垂れ桜は糸桜(イトザクラ)と呼ばれています。染井吉野がまだ開花するかしないかの3月下旬頃には既に見頃を迎える糸桜は一足早いお花見を楽しむにはもってこい。
そして一見同じ種類のように見える旧近衛邸跡の枝垂れ桜ですが、品種が異なる数種類の枝垂れ桜が混在しています。そのため見頃も少しずつずれていて、3月下旬頃から順次満開を迎えていきます。早いだけでなく、長く楽しめるというのもおすすめできるポイントの一つです。
「京都御苑」に咲く桜は枝垂れ桜だけでなく、染井吉野、山桜、大島桜など多種にわたって約1100本もの桜が約1か月をかけて競い合うように咲きます。
また、桜は旧近衛邸宅跡だけでなく広い京都御苑内に点在しています。散策エリアになっている「出水の小川」の向かいにある一本桜「出水の桜」も京都御苑内では有名な桜。凛とした佇まいでありながら存在感のある桜は道行く人たちの足を止める銘木で、こちらも人気の桜です。
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地図を見る「京都御苑」の南西、ちょうど蛤御門を入った所に位置している「桃林」は京都でも屈指の桃の名所とされています。約70本にも及ぶ桃林には散策路が整備されており、ベンチも多数設置されているのでじっくりと桃の花を愛でることができます。
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地図を見る3月中旬頃から4月中旬頃までが見頃で、コントラストの強い白やピンクの桃の花で周囲が彩られる頃には甘酸っぱい香りに包まれるのです。
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地図を見るさらに「桃林」の南には隣接して「梅林」があり、こちらには京都でも有数の規模の200本もの梅の木が立ち並びます。ここにある梅は昭和20年代に京都各地の神社から譲り受けた梅を接ぎ木で育て上げたという由緒ある木々なのです。
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地図を見る「梅林」は2月中旬頃から3月中旬頃までが見頃となっていて赤や白、ピンクの可憐な花が競って咲きます。もし、桜目当てに「京都御苑」へ来たものの、少し時期が早くて見られないこともあるかもしれません。しかし、桜が見られなくても、梅や桃でお花見気分を味わうことができることもおすすめできるポイントの一つです。
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地図を見る京都人が親しみを込めて「御所」と呼ぶ「京都御苑」は、実は貴重な自然が残されている都会のオアシス。そんな「京都御苑」は春になると百花繚乱の花盛りとなり、沢山の観光客や地元京都人が訪れるレジャースポットと化します。
おすすめの時期としては、早咲きの枝垂れ桜が見頃を迎え始める3月下旬。この頃を狙えば梅・桃・桜の饗宴が楽しめるかもしれません。同じ場所で梅・桃・桜が一度に楽しめるような場所はなかなか他にありませんし、京都らしい風情を楽しみつつ花を愛でるには「京都御苑」は最高のロケーションです。春の京都を訪れるなら、「京都御苑」にぜひ立ち寄ってみてください。
住所:京都市上京区京都御苑
アクセス:京都地下鉄烏丸線「今出川」下車すぐ、市バス「烏丸今出川」下車すぐ
2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/15更新)
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