大分・長湯温泉外湯巡りの宿「ガニ湯本舗・天風庵」温泉街のシンボル的混浴露天風呂が至近!

大分・長湯温泉外湯巡りの宿「ガニ湯本舗・天風庵」温泉街のシンボル的混浴露天風呂が至近!

更新日:2016/01/16 16:57

泉 よしかのプロフィール写真 泉 よしか 女子目線温泉ライター、キッザニアマニア
おんせん県大分県の長湯温泉は日本一の炭酸泉の異名を持ちます。
この長湯温泉のシンボル、ガニ湯の目と鼻の先、湯屋造りのガニ湯本舗天風庵を紹介します。
ここに泊ると宿房翡翠之庄のお風呂の無料入浴や日帰り温泉万象の湯とラムネ温泉館の割引入浴などの特典が受けられるのもお得。1階は郷土料理店で名物エノハ料理も食べられます。
最後は無料混浴露天風呂ガニ湯の攻略法もどうぞ。

湯治場を意識した純和風建築のガニ湯本舗・天風庵

湯治場を意識した純和風建築のガニ湯本舗・天風庵

写真:泉 よしか

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おんせん県の異名を持つ大分県に「日本一の炭酸泉」として知られる長湯温泉があるのをご存知でしょうか。
8世紀半ばから温泉が湧いていることを知られていたこの温泉地は江戸時代には湯屋が建てられ、昭和に入ってからはドイツとの交流も盛んに行われてきました。

そんな長湯温泉のシンボルと言えば芹川の河原にある無料の露天風呂、ガニ湯。
そしてガニ湯のすぐ近く、優雅にカーブした唐破風を備えた、さながら老舗共同浴場の大湯のような風格ある建物、こちらが「ガニ湯本舗・天風庵」です。

観光にも湯治にも便利なこの宿は、二食付きでも素泊まりでもOK!
もちろん素泊まりで予約して、一階の郷土料理店にふらっと食べに行くのも有りですよ。

宿泊特典!無料で入れる旅館のお風呂や割引のある日帰り温泉がある!

宿泊特典!無料で入れる旅館のお風呂や割引のある日帰り温泉がある!

写真:泉 よしか

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お部屋は二階です。内装はシンプルですが和紙を張った電灯や厚みのある温泉タオルなど居心地の良い滞在になるよう細かいところにこだわりが感じられます。
一番奥の部屋ならば、広いベランダが付いて芹川が見下ろせます。天気が良ければベランダで朝ご飯を食べるのもお勧めです。

そして何よりガニ湯本舗天風庵に泊る一番の特典は温泉の割引です。もちろん目の前に無料のガニ湯はあるのですが、その他に三ヵ所のお風呂の優待があります。要チェックですよ!

第一に「宿房翡翠之庄の男女別浴場無料チケット!」
このチケットを提示すれば、同じく長湯温泉の翡翠之庄のお風呂に無料で入れます。翡翠之庄は、茅葺屋根の母屋と回廊で繋がる離れの客室からなる高級感たっぷりの旅館です。
実はガニ湯本舗天風庵はこちらの翡翠之庄のグループ運営なのでこのお得なサービスが可能なんです。

第二に「万象の湯のお風呂に100円で入れる」
万象の湯は長湯温泉の温泉地の一番入口側に建つ設備の整った日帰り温泉です。こちらの500円の入浴料がたったの100円に!
析出物が鱗のように成長するタイプの源泉を使っていて、芹川に面した露天風呂もあります。水風呂も特徴があるので入ってみてくださいね。
こちらも翡翠之庄のグループ経営です。

最後に「ラムネ温泉館のお風呂に300円で入れる」
ラムネ温泉館も500円の入浴料が200円引きになります。こちらはグループ企業ではないのですが、まさに日本一の炭酸泉を実感できるアワアワの露天風呂は長湯に来たら外せません。
割引特典のある温泉の中ではガニ湯本舗天風庵から一番近いので、お散歩がてらに立ち寄れます。

長湯温泉の名物料理を食べよう

長湯温泉の名物料理を食べよう

写真:泉 よしか

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ガニ湯本舗天風庵の1階の郷土料理屋についてもご案内しましょう。
テーブル席、座敷、カウンターとそろっていて、ちょっと無国籍な雰囲気がお洒落です。コース料理を予約するのも良し、お腹が空いたら下りていって定食やうどんを食べるのも良しです。

お勧めはエノハ料理。エノハというのは山女魚のことで、地物のエノハは刺身でも唐揚げでも塩焼きでも美味しく食べられます。
この他にスポネ料理もあります。この辺りでは野生のスッポンが捕れるんですよ。コラーゲン豊富で低カロリーなので、最近は女性にも人気です。

天風庵の1階だけでなく、隣には屋台村と呼ばれる長屋式の飲食店があって小さな食堂や居酒屋が入っています。食後はここで一杯やるのも楽しいですね。

無料の混浴露天風呂ガニ湯の攻略法!

無料の混浴露天風呂ガニ湯の攻略法!

写真:泉 よしか

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最後にガニ湯についてもご説明しましょう!
ここは本当に河原にある開放感抜群の露天風呂で、無料で混浴です。

ガニ湯本舗天風庵の横に河原に降りる石段がありますので、そこを下りると橋の下に簡単な脱衣棚があります。
濃い濁り湯なので入ってしまえば安心ですが、あまりにも丸見えなので女性にはちょっと勇気のいるお風呂ですね。
バスタオルを巻く場合は、湯上りに使う分と二枚持参するといいですよ。

ところで暗くなれば入りやすいと思いますが考えることは皆同じ。夜のガニ湯は結構賑わいます。
お勧めなのは黄昏時。旅館は夕食時で人通りもほとんど無くなります。
だんだんと紫色の帳がおりる中、川と一体化したようなガニ湯に浸かって、辺りの旅館にぽつりぽつりと灯がともりはじめるのを見ていると至福の時間が過ごせるでしょう。

ただしみんなが気持ちよく利用できるように、マナーには気を使ってくださいね。

まとめとして

長湯温泉のガニ湯本舗天風庵、いかがでしたでしょうか。
一般の旅館に泊まるのとはまた違った楽しみ方ができるのではないかと思います。
近隣のお風呂も今回は割引のあるところをご紹介しましたが、他にも近くに共同浴場の長生湯や、日帰り温泉の御前湯などがあります。
また2016年4月には隣の屋台村で、しばらく休業していた本格欧州パン工房ブーランジェリーが再開予定です。こちらのパンも本当に美味しいので湯巡りのおともにぜひ食べてみてくださいね!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/28−2014/08/29 訪問

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