元の大鳥居の老朽化に伴い、平成14年に再建された立派な大鳥居が参道の入り口。四国八十八ヶ所1番札所霊山寺から5分ほど歩けばこの大鳥居に到着し、ここから大麻比古神社境内までは、緑の続く参道を歩いてさらに10分ほど。車で訪問される方は、神社近くに無料駐車場がありますので、場所やルートはホームページを参考になさってください。
写真:凜風 杏花
地図を見る大麻比古神社は阿波国の一の宮。「一の宮」とは、国の中で最も由緒の貴い中心的な神社で、古代では、国司が国内の神社を順拝する序列の中で最上位の名称であるといわれます。
御祭神は、農業、産業の守り神である大麻比古大神と、天孫降臨の際に地上の道案内役をかってでたという、交通安全、厄除けの神の猿田彦大神。鬼門や裏鬼門といった方角にまつわる災いを除いてくれる、珍しい方除(ほうよけ)の祈願もして頂け、お正月以外でもこの拝殿前に行列ができるほど、多くの方が参拝されるんですよ。
写真:凜風 杏花
地図を見る大麻比古神社のご神木である樹齢千年余りの楠は、幹回りが8.3メートル、高さが22メートルもあり、鳴門市指定の天然記念物! お参りする人が絶えないこのご神木の周辺では、霊気さえ漂うような雰囲気を感じ幹はお顔のようにも見えますね。
土地の人々が「弥山(みせん)さん」と崇拝する、神社裏手の大麻山(おおあさやま)は標高538メートル。頂上には大麻比古神社の奥宮峯神社がまつられ、一帯は大麻山(おおあさやま)県立自然公園に指定されています。
大麻比古神社境内は、第一次世界大戦当時、ドイツ人捕虜達の散策にも利用されましたが、俘虜収容所における捕虜への対応が人道的に配慮されていて、その上友好的だったので、地域住民との交流も積極的に行われました。そのため、彼らが記念に…と築造したドイツ橋や写真のメガネ橋などが境内に残されています。こちらにも忘れずにお立ち寄り下さい。
鳴門というと、まず渦潮が頭に浮かぶかもしれませんね。
でも、せっかく鳴門市に行くなら、ご紹介した大麻比古神社や四国八十八ヶ所霊場の一番札所「霊山寺」、二番札所「極楽寺」といったパワースポットに立ち寄らないのはもったいない! おごそかにお参りして、ぜひぜひ幸せパワーも頂きましょう^^
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(2024/10/6更新)
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