台湾が誇る色鮮やかな芸術品「交趾焼&剪黏」を楽しもう!

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台湾が誇る色鮮やかな芸術品「交趾焼&剪黏」を楽しもう!

台湾が誇る色鮮やかな芸術品「交趾焼&剪黏」を楽しもう!

更新日:2016/01/16 18:56

湯山 千里のプロフィール写真 湯山 千里 台湾通訳案内士、台湾観光&グルメライター

台湾で観光といえば、廟(miào/神様を祀っている場所)に行かれる方が多いと思います。鮮やかな色彩と豪華な装飾が特徴的な廟を見ると台湾に来た!という感じがしますよね。廟の色鮮やかで美しい装飾、台湾の伝統工芸の一つだってご存知でしたか。これは「交趾焼」と「剪黏」と呼ばれる陶製の伝統工芸なんです。そんな台湾が誇る色鮮やかな芸術が楽しめるスポット「板陶窯交趾剪黏工芸園区」をご紹介します。

「板陶窯交趾剪黏工芸園区」

「板陶窯交趾剪黏工芸園区」

写真:湯山 千里

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「交趾焼」と「剪黏」が楽しめるのは、「板陶窯交趾剪黏工芸園区」。台湾中南部に位置する嘉義県新港鄉にあります。「板陶窯交趾剪黏工芸園区」は現在台湾各地にある「観光工場」の一つ。「観光工場」とは、工場の生産や製造はそのまま行いながら、一部を観光客に開放している施設です。時代や産業構造の変化による工場経営の行き詰まりを解消するために、政府指導により始められました。2005年にオープンした「板陶窯交趾剪黏工芸園区」では、展示や解説が楽しめるだけでなく、手作りマグカップや陶芸画、絵付きお茶碗なども作ることができます。

「交趾焼」について

「交趾焼」について

写真:湯山 千里

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「交趾焼」と「剪黏」とは、どちらも廟の装飾に使われるものです。「交趾焼(こうちやき)」とは、交趾陶、嘉義焼とも言われている陶芸で、廟の壁面の飾りとして民話の人物や模様などを立体的に表現し、釉薬をかけて低温で焼き上げたものです。台湾には19世紀に中国広東からもたらされたと言われています。「交趾」というのは広東の地名で「交趾焼」という名前はもともと日本人が付けたのだそうです。

「剪黏」について

「剪黏」について

写真:湯山 千里

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「剪粘」は、陶器の破片を使って形を作ります。その細かさと美しさには思わず目を奪われてしまうほど。昔はお茶碗の割れた破片で作っていたんだそうです!今は、破片は割れたお茶碗ではなく、専用に焼いたものを工具で細かく切って作られています。展示室にはこの工具も展示されていて、実際に切って試してみることもできるので是非体験してみて下さい。この小さな破片を組み合わせて出来上がるものには、主に写真のような鳥やお花、神獣などがあります。

堤防が芸術品?!に大変身

堤防が芸術品?!に大変身

写真:湯山 千里

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高度な技術の習得は長い年月が必要とされるため、現在この仕事に従事する人も少ない上、後継者も少なくなっています。特に細かい作業の続く「剪粘」ができる人は少ないと言われています。この技術を習得するまでかかる時間は3年4ヶ月以上とも言われ、その間は給料もありません。その後は皆独立してお店を持つことになりますが、若者でこのような道を選ぶ人は今ほとんどいない現状があります。「板陶窯交趾剪黏工芸園区」がある板頭村には「交趾焼」と「剪黏」の芸術家は現在61名、村全体が「交趾焼」と「剪黏」のコミュニティになっています。田園風景ののどかな村の所々に交趾焼のタイルで飾られた塀などがあります。中でも大作は、堤防の飾りとして剪粘と交趾焼タイルで制作された「苦楝花(センダン花)」。堤防が芸術品に大変身しています!

オリジナル郵便受けも!

オリジナル郵便受けも!

写真:湯山 千里

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そして、この村に住む人には一軒一軒、陶器のかわいい郵便受けが板陶窯からプレゼントされているんです。住所が書かれたこの手作りポストは二代目で、一代目とはデザインも異なっているので、チェックしてみて下さい。

「板陶窯交趾剪黏工芸園区」では有料ですが、自転車も借りられるので、自転車でゆっくりコミュニティをまわってみてくださいね。

工場や展示コーナーを見学、コミュニティをまわって「交趾焼」と「剪黏」に触れたら、やっぱり作品がほしくなりますよね。「板陶窯交趾剪黏工芸園区」内には、お土産コーナーもあるので、ここでしか買えない作品も手に入ります。お手頃なマグカップや灰皿などから本格的な置物まで種類も豊富です。入場料100元の内50元分はこのお土産コーナーで使うことができ、残りの50元分はレストランで使うことができます。

おわりに

台湾が誇る色鮮やかな芸術品が集まる「板陶窯交趾剪黏工芸園区」に足を運べば、この貴重な芸術品を目で見るだけでなく、材料に触れたり、剪黏体験などもでき、思う存分「交趾焼」と「剪黏」が楽しめます。お土産コーナーやレストラン、コミュニティ散策などもできるので一日いてもあきないほどです!清明節及び旧正月はお休みなので、この期間を避けてスケジュールを立ててみてくださいね。

アクセス方法は、台湾鉄道「嘉義」駅または「民雄」駅からタクシー(約15分)に乗るか、北港方面行きのバスに乗り、バス停「南港派出所」下車後徒歩約15分です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/28 訪問

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