会津坂下町の町はずれ、田んぼの中に一軒あるお店です。わかりにくい場所です。
お店の前にその日の天ぷらの材料が手書きで掲げられています。レンコン・舞茸・かぼちゃ・立川ごんぼ(地元特産のごぼう)等。
お店に入って、そばせんべい提供と共に案内されるのが、サービスの味噌汁。この日はなんと熊汁。セルフサービスです。
おそばは、もりと共に「水そば」が付いています。真水にそばを付け、そば本来の味を楽しみます。田舎そばのイメージとは違った、とても細い手打ちそば。香りとのど越しお見事です。
喜多方市の北西部の飯豊山ふもとの山都地区のお店。普通の民家にあがる感じで、居間で味わいます。
最初に、手作り刺身こんにゃくが運ばれます。天ぷら(舞茸・饅頭等)とセットの小鉢、天つゆが運ばれ、最後にもりそば。
女将の打ちたて・茹でたてで提供される、のど越しサラリの香り高い蕎麦です。
こづゆやニシン山椒漬けなどの会津料理とセットのそば懐石(そば食べ放題)もあります。
裏磐梯の北塩原村 桧原湖畔の部落にあるお店。
11時から営業で、その日打った蕎麦が終了したら閉店。お店で食べられたらラッキーという人気店。
戊辰戦争の実弾痕も展示してある古民家の囲炉裏端で食べるお蕎麦は、コシのある手打ち。
天もり蕎麦に付く天ぷらは、山菜などその時期に採れる地元産のもの。ニシンやアスパラ会津名物の饅頭の天ぷらも。
※雪深い地区のため、11月中旬〜4月中旬の冬季休店。
福島県南西の端にある桧枝岐村の名物裁ちそばのお店。
裁ちそばは、布を裁つように切ることからそう呼びます。
薄く切られた麺はコシが有り、のどごしも良し。
名物は他に、はっとう。こちらは、そば粉ともち米粉で作ったそばもちに、じゅうねん(エゴマ)をまぶしてあり甘味です。
名前の由来は、昔、殿様があまりの美味しさに、「このような贅沢な食べ物は、祝いや祭りの日以外は食べてはならぬ」という法度(はっと)が出されこの名が付いたと言われます。
岩魚と舞茸と山菜の山川天丼も魅了的です。
※雪深い地区のため、11月下旬〜4月下旬の冬季休店。
地元だけでなく、県外でも知れ渡っています。
会津若松市の南隣の下郷町にある大内宿。旧街道沿いの国選定重要伝統的建造物群保存地区にあるそば店。
高遠そばとは、会津藩主保科正之公が信州高遠藩から移った際に伝わった、つゆに辛味大根おろしのしぼり汁が入ったおそば。もりではなく、冷たいかけそばで、こちらではネギ一本で食べます。
他に水そば(ネギ・そばつゆ・くるみ・味噌も付きます)や、野菜たっぷりのけんちんそば(温もあり)も。栃もちや岩魚塩焼きなども美味。
今回ご紹介した蕎麦店は、あえて市街地にあるお店でなく、不便な立地にありながら、とても美味しいお店をご紹介しています。
会津地方のこれ以外の地域にも、たくさんの美味しい蕎麦店が有ります。
ぜひ、会津に滞在して、各地のお好みのお店を探してみてください。
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