写真:乾口 達司
地図を見る志摩市にある志摩スペイン村は、その名のとおり、スペインをテーマにした複合リゾート施設。その中核施設が「パルケエスパーニャ」と呼ばれるテーマパークです。スペイン語の「パルケ」(公園)と「エスパーニャ」(スペイン)とから成る造語で、敷地内は、大きく4つのエリアで構成されています。
写真は、アトラクションが数多く点在するフィエスタ広場にあるオブジェです。フィエスタ広場は、カタルーニャ地方出身の建築家アントニ・ガウディによって設計されたバルセロナのグエル公園をイメージして作られています。グエル公園の名物トカゲの噴水を模した写真のオブジェ以外にも、回廊部分などから、グエル公園のイメージが伝わって来ます。グエル公園を訪れたことのある人は、どこがどのように意識されているのか、確かめながら歩いてみるのもよいでしょう。
ちなみに、パルケエスパーニャ名物のパレードは、写真の建物の周囲をまわります。パレードを眺めるなら、階段の上からがお勧めです。
写真:乾口 達司
地図を見るスペインといえば、青々とした空に映える白壁とオレンジの屋根のついた南欧風の建物、石畳みのある路地などをイメージするのではないでしょうか。
グラナダスの門をくぐった先に作られたサンタクルス通りでは、私たちのイメージにぴったりのスペインの街並みが、再現されています。白壁にかけられた鉢植えもスペインらしさを感じさせてくれます。白壁には、ほかにもスペインの絵皿などがかけられており、パルケエスパーニャにあって、もっとも絵になるエリアです。記念写真を撮影するなら、サンタクルス通りに足を運ぶことをお勧めします。
写真:乾口 達司
地図を見る古代ローマでは、コロシアム(コロッセオ)は、円形の闘技場を意味していました。しかし、パルケエスパーニャのコロシアムでおこなわれるのは、かわいい着ぐるみたちのキャラクターショーです。ショーは1日2回の予定ですが、曜日や季節によっては休演のときもあるため、ショーを楽しみにしている人は、あらかじめホームページなどで上演日時を調べてから訪れましょう。
写真:乾口 達司
地図を見るコロシアムの向かいに建つハビエル城博物館は、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの出生地・ハビエル城を忠実に再現した建物です。館内には、本場スペインで出土した遺物やパネルなどが展示されており、スペインの歴史を学ぶのに最適のスポットです。
なかでも、必見は、世界遺産・アルタミラ洞窟の壁画を実物大で再現した巨大なレプリカです。壁画は、実物と同じく、天井に描かれており、ソファーにすわり、見上げる形で眺めます。
アルタミラの壁画といえば、旧石器時代に描かれた動物壁画として世界的に知られていますが、実際にレプリカを眺めると、それぞれの絵が、想像していたよりもはるかに大きいことに驚かされます。レプリカは、現地のアルタミラ博物館、マドリードにある国立考古学博物館と合わせて世界に3ケ所しかなく、きわめて貴重なものです。パルケエスパーニャを訪れたら、ぜひ訪れてみてください。
写真:乾口 達司
地図を見るそれでもせっかく来たのだから、1つぐらいアトラクションに乗りたいという人にお勧めなのが、天空にそびえるかのような威容を誇るインバーテッドコースター「ピレネー」です。写真でおわかりのように、園内でもひときわ異彩を放っています。スペインとフランスとの国境を分かつピレネー山脈からその名をとった「ピレネー」の最高地点は、45メートル。コースターは最高時速100キロで45メートルから急降下していきます。その凄まじい絶叫体験を満喫してみるのもよいでしょう。曲線と直線とが複雑に組み合わさった、現代アート風の外観も魅力的ですね。
パルケエスパーニャには、ほかにもスペインにちなんださまざまなモニュメント、施設が点在しています。スペイン名物フラメンコショーも、必見であるといえるでしょう。パルケエスパーニャといえば、子どもが喜ぶアトラクションばかりを連想してしまいがちですが、ガウディの世界やスペインの歴史や文化に興味を持った大人でも、充分に楽しめるスポットです。さまざまな目的のもと、パルケエスパーニャの多面的な魅力を堪能していただければと思います。
入園料 : パスポート(大人4800円/シニア2800円/中高生3800円/幼児・小学生3200円/その他、チケットの種類によって料金が変わります)
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(2024/12/4更新)
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