写真:大川原 明
地図を見るコソボ共和国ですが、現在、日本からの直行便は出ておりません。よって主に欧州系航空会社で欧州他都市経由で首都のプリシュティナ市までいきます。コソボ国内の国内便がありませんのでプリシュティナ市からはバスを使い1時間30分程です。バスは1時間に1〜4便出ております。
他にも周辺諸国であるマケドニア、アルバニア、モンテネグロからのバスにて陸路でコソボ入国も出来ます。プリズレンと直行バスが出ている都市も多くあります。ただ、1点だけ注意点があり、未だにコソボの独立を認めていないセルビアからの入国は安全性の観点から避けなければなりません。
写真:大川原 明
地図を見るコソボ南部最大の都市であるプリズレン。かつてオスマン朝の支配下におかれた時代もあり、オスマン朝時代の古い建物が残る美しい都市です。プリズレンの起源は深くローマ時代にはセランダと呼ばれておりました。プリズレンの住民はイスラム教徒が大半であるために、市内にはいたることろにイスラム教寺院(モスク)があります。
しかし、しかし、モスク以外にもカトリックやセルビア正教の教会も多数あります。特に注目すべきは、世界遺産に認定されている14世紀に建てられたセルビア正教の教会であるレヴィシケの生神女教会です。
写真:大川原 明
地図を見るkalajaと呼ばれているオスマン朝時代に建てられたプリズレンの城塞です。町の東の丘の上に建っており、城塞からの眺めは最高です。しかし、城塞までは歩いていかねばなりません。丘の下から徒歩20分程、険しい道をのぼらねばなりません。
城塞までの道のりは険しいですが、のぼった甲斐があると思えるような景色です。プリズレンを訪問された際に、必ず訪れていただきたい観光名所であります。
写真:大川原 明
地図を見る城塞からの景色は本当に綺麗です。夕方になるとモスクでアラーの呼び声(アザーンの唱句)がモスクのスピーカーから流れてきます。このアラーの呼び声が異国情緒と素敵な雰囲気を醸し出してくれます。オスマン朝時代の建物が夕映えし、しばらくその景色を堪能したいという衝動にかられる事、間違いなしです。
写真:大川原 明
地図を見る城塞に行くお薦め時間ですが、夕方に夕日が沈む前です。そこから暗くなるまで滞在すると夜景も楽しむ事が出来ます。夜になると町がライトアップされ夕景とは違った美しさを堪能出来ます。この絶景を眺めていると心が清らかになることでしょう。
いかがでしたか?コソボというとコソボ紛争の印象も強いので危険な印象がつきまといますが、コソボ紛争終結から17年程経つ現在、NATO傘下のKFORが駐留し、治安維持に努めていることもあり、紛争からも復興し、治安が良くなってきております。
実際、著者がコソボ国内を周遊して感じたのは、治安は思ったよりも悪くないという事です。最近では、日本人でも観光で訪れる人々も出てきました。
コソボには観光名所となる都市や場所がいくつもありますが、その中でプリズレンは是非とも訪れてほしい都市です。そのプリズレンの中でも是非とも訪れてほしいのが、城塞。そして城塞からの絶景を堪能していただきたいです。
この記事を書いたナビゲーター
大川原 明
元旅行会社勤務。旅行会社勤務時は、手配、予約業務等。海外居住歴は計4か国6年。長期留学でオーストラリア、仕事で海外駐在した国は、フィジー、ベトナム、タイ。海外支店においては、ガイド業務も兼任。また、販…
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