台湾中南部に位置する雲林県北港にある「朝天宮」は、1694年にできた300年以上の歴史を有する廟です。台湾伝統建築(福建南部閩南式建築)の反り上がった屋根や飾り、彫刻などを時間をかけてゆっくり鑑賞してみてください。航海の守り神「媽祖」のご神体は、福建湄州から来たと伝えられています。そして「朝天宮」では、「媽祖」の他にも観世音菩薩や縁結びの月下老人など道教や仏教のいろいろな神様が祀られているので、廟内を散策してみて下さいね。
「朝天宮」では写真のお守りが置かれています。このお守りは、廟で全て手作りされているんです!日本では、お守りといったらお金を払わないといただけませんよね。台湾では、神様に許可をいただいてOKなら無料でいただけるんです。
どうやって神様の許可をとるかというと、二つの三日月形の赤い「擲筊」を使います。この木でできた三日月形の「擲筊」をまず手に持って「お守りをいただいてもいいですか」と聞き、二つの木を同時に下に投げます。
3回以内に表と裏、陰陽の形になれば神様からの許可がいただけた証拠。お守りがもらえます。お守りはボランティアの方々が作っているので、お参りをして、お守りをいただいたら廟にお礼のお心付けをしてくださいね。
お参りが終わったら、おいしいものがたくさんある廟の前の大通りで、地元のグルメを味わいましょう。グルメとお参りを一緒に楽しめる歴史ある廟だというところが、朝天宮の大きな魅力でもあります。参道にはお店がたくさん並んでいますが、中でもおすすめするのが地元民にも人気のお店「老受鴨肉飯」。
「鴨肉」とは、ダックのこと。地元で60年以上の歴史があると言われています。そしてリーズナブルなのも人気の秘密。是非オーダーしたい「鴨肉切盤(盛り合わせ、小40元)」「鴨肉飯(細かく切った肉をのせたご飯、25元)」、「燉鴨湯(煮込みスープ、35元)」も日本円で100円から160円位で味わえます。
神様の許可を得て手作りお守りがもらえるかも?!という楽しみがある「北港朝天宮」。台湾伝統建築の廟は見所もたくさんあります。是非時間をかけてゆっくり鑑賞してみて下さい。お参りが終わったらメインストリートを歩いて地元のグルメも楽しんでくださいね。
雲林県北港鎮へは、台湾高速鉄道(新幹線)嘉義駅で下車し、「台湾好行-北港祈福線」に乗ると媽祖廟「朝天宮」近くに止まります。
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(2025/1/17更新)
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