写真:安藤 美紀
地図を見る冬の期間(2015年12月1日から2016年3月中旬まで)に開催されている「アイスビレッジ」。年々、規模や内容がパワーアップし、今回で21年目を迎えました。「アイスビレッジ」とは、冬の寒さを楽しさに変える“氷の街”。ビジレッジ内には、スケートリンクや氷の滑り台、スノードームの中でバーやホテル、シアターや雑貨屋さんなどを巡って楽しむことができます。
さて、「アイスビレッジ」はマイナス20℃になる極寒の地トマムで開催されていることもあり、楽しく遊ぶためには気をつけたい点がいくつかあります。
まず、なんと言っても重要なのは服装。
なるべく肌の露出は少なめに。しっかり防寒するのは言わずもがなですが、帽子・手袋も必ず持っていくようにしましょう。さらにアイスビレッジのゲートをくぐってすぐの場所には、無料でコートをレンタルできる小屋があります。心配な方は、立ち寄るとさらに防寒することができますよ。
次に気をつけたいのは開催時間。「アイスビレッジ」は夕方から夜にかけてオープンする氷の街なので、昼間は行われていません。期間中は午後5時〜10時まで行われていますが、最終入場は午後9時30分です。時間が経つにつれ寒さが増していきますので、遅めの時間で「アイスビレッジ」を楽しむ方は、カイロもしっかり常備するようにしてくださいね。
もう一つ気を付けたいのが、「アイスビレッジ」の終了日。“3月中旬まで”となっていますが、その年の暖さの影響やドームの状態によって終了日が決まるそう。3月中旬ごろお出かけする方は、事前に確認するようにしましょう。
写真:安藤 美紀
地図を見る「アイスビレッジ」の中には、ワクワクするコンテンツがいっぱい。その中でも一押しなのが、氷のバーです。
ここは氷のグラスでお酒が飲める場所。お酒以外にノンアルコールカクテルやジュースもありますので、大人はもちろん子どもたちも楽しむことができますよ。
入口には氷のバーカウンターがあり、そこで自分の好きなものを注文。さらに奥へ進むと、氷でできたテーブルと椅子が置かれています。幻想的な空間で好きなお酒が飲める幸せを、たっぷり味わってくださいね。
写真:安藤 美紀
地図を見るガラスのように透けていますが、これは氷を繰り抜いて作った氷100%のグラス!
「アイスビジレッジ」はグラスだって妥協しません。氷のバーでは、氷のグラスでお酒を飲むことができます。(※温かい飲み物は氷が溶けてしまうため紙コップで出されます)
カクテル“ブルーメモリー”は、青と白のグラデーションが美しいカクテル。りんごジュースがベースになっているから、お酒が苦手な方にもオススメです。
日本酒がお好きな方は、ぜひ大吟醸 一夜雫(いちやしずく)を。このお酒は旭川の高砂酒造で作られたもので、アイスドームの中でポタッ…と自然に滴る雫を一晩かけて集めたお酒なんだとか。まさに究極の雫酒です!
写真:安藤 美紀
地図を見る氷のホテルに泊まれたら…。「アイスビレッジ」なら、そんな夢も叶えてくれます。
氷のホテルは、直径10m。3人でも余裕で眠れる大きなベッドや氷のテーブル&椅子セットがおかれ、氷の世界に泊まっている感じを楽しめるのが魅力です。
でも氷で出来ているなら、中にいるだけで凍えるのでは?
そう思う方がいるかもしれませんが、ドーム内は意外と暖か。氷のホテルは空気が氷の壁で遮断されるため、内部の気温が一定します。トマムは冬になるとマイナス20℃前後になることがよくありますが、ドーム内の気温はマイナス3℃くらい。カマクラと同じ原理で、寒い冬でも快適なのです。
さらに、寝るときにはシュラフというマイナス30℃まで耐えられる寒冷地用の寝袋に入るので、体はポカポカ。寒くて眠れない…ということはありません。
これは宿泊体験ができる場所。星野リゾートのホテル(ザ・タワーもしくはリゾナーレ トマム)に泊まっている人が申し込みをすることができます。
宿泊体験の時間は「アイスビレッジ」の営業が終わった23時から朝8時まで。予約は年に30件ほど入るそうで、かなり人気があります。予約の際にはお早めに。
提供元:星野リゾート
地図を見る「アイスビレッジ」には、もう一つ楽しみが待っています。
氷のシアターでは、トマムを舞台した“雪の結晶ができるまで”のストーリー(約7分くらい)を、音と映像を使ったプロジェクションマッピングで再現!ドームの天井から床まで、キラキラ輝く不思議な氷の世界へと導いてくれます。
氷のシアターを手がけているのは、東京駅や東京タワーなどでプロジェクションマッピングを手がけているネイキッド。その最新鋭の映像技術を「アイスビレッジ」で体験することができるのです。ラスト1分半くらいは、壮大でかなり見応えがあります。お楽しみに!
「アイスビレッジ」は、すべての瞬間が驚きと感動の連続!
雄大な自然が残る北海道のトマムだからこそ味わえる、極寒の素敵空間と言えるでしょう。一生に一度は訪れたい不思議な氷の街「アイスビレッジ」で、心温まる思い出を作ってみませんか?
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(2024/9/9更新)
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