ヨーロッパ最北の絶景!ノルウェーの断崖絶壁の岬ノールカップで何を願う!?

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ヨーロッパ最北の絶景!ノルウェーの断崖絶壁の岬ノールカップで何を願う!?

ヨーロッパ最北の絶景!ノルウェーの断崖絶壁の岬ノールカップで何を願う!?

更新日:2016/01/24 15:49

泉 グルンのプロフィール写真 泉 グルン フリーランスライター

ノルウェー北部マーゲロイ島にあるノールカップ岬は、交通機関がある場所ではヨーロッパ最北の地。ここは北極海の地平線をのぞむ絶景ポイントで、夏は沈まない太陽を、真冬は太陽がのぼらない極夜を体験できます。
ただ、あえて“最果て感”を味わうには、やはり一面雪景色になる冬がおすすめ。地球の北極点に近い絶景ポイントで、あなたは何を願う!?

古来から先住民サーミ人の神聖な場所

古来から先住民サーミ人の神聖な場所

写真:泉 グルン

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ノールカップは、北極海にそそり立つ断崖絶壁の岬です。北極圏にあるにもかかわらず、海流の影響で真冬でも海が凍ることはありません。かつてここは、ヨーロッパ最古の先住民族といわれるサーミ人が生け贄を捧げる神聖な場所でした。中国や日本でも北は神聖な方角とされていましたが、とくに風水では子宝や貯蓄運、恋愛運などがアップするとされているそうです。

ノールカップには、北緯71度10分21秒という指標があります。ここから北極点までは約2,102kmしか離れていません。その距離はちょうど、函館から那覇までの直線距離と同じです。

ただ、ここを「ヨーロッパ最北端」と呼ぶには、やや語弊も。ノールカップの西、同じマーゲロイ島にあるクニフシェロッデン岬の方が、ノールカップよりも約1.5km北にあるからです。とはいえクニフシェロッデン岬には道路が通じていないため、そこに行くにはノールカップから約2時間も歩かなくてはなりません。

また、厳密にはヨーロッパの最北端は同じくノルウェーのスヴァーバル諸島にあるロス島だといわれますが、そこは人を寄せつけない無人島。やはり旅行者がスムーズに訪れることができるのはノールカップなんですね。

大航海時代に名づけられた「最北の岬」

大航海時代に名づけられた「最北の岬」

写真:泉 グルン

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この場所が「ノールカップ(北の岬)」と名づけられたのは、大航海時代のこと。1553年、イギリス人探検家リチャード・チャンセラーら一行は、インドや中国へ向かうための北東航路を発見するため3艘の船で航海に出ました。

彼らがこの岬を通りかかったとき「世界で最も北の岬だ!」と叫んだといいます。そしてここを「北岬(ノースケイプNorth Cape)」と呼びました。それが語源となって、ノルウェー語で「北の岬」を意味する「ノールカップ」となったのです。

チャンセラーらの船はノールカップを過ぎようとした時に突然、激しい嵐に見舞われて散り散りになり、最終的に祖国に戻れたのはチャンセラーの乗った1艘だけでした。実際にこの場所に立つと、北の地平線までは島影ひとつ見えません。彼らがこの地を「最北の岬」だと思ったのもうなづけます。

夏は沈まない太陽、冬は昇らない太陽の名所

夏は沈まない太陽、冬は昇らない太陽の名所

写真:泉 グルン

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ノールカップのアイコン的存在は、岬の突端に立つ大きな地球儀のモニュメント。ノールカップで一番の写真撮影スポットです。またピークシーズンである夏の白夜には、地平線上の沈まない太陽を眺める最高のビュースポットになります。

この地球儀のほかにも「ノールカップホール」という施設があり、眺望を楽しめるレストランやカフェにギフトショップ、映像シアターなどが入っています。

面白いのは、このホールには地下トンネルのようなエリアがあり、ノールカップの歴史を紹介したミニ博物館や、洞窟バー、未来的なインテリアのセント・ジョン教会があります。予約すれば、この教会で結婚式も挙げられるんですよ。最北の地で結婚なんてロマンチックですね。

ほかにもノールカップホールには郵便局があるので、友人や家族、自分宛に絵ハガキを投函してみましょう。

地平線まで続く純白の世界!

地平線まで続く純白の世界!

写真:泉 グルン

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ノールカップがあるマーゲロイ島は北極圏のツンドラ地帯にあるため、島の北部は樹木がほとんどなく荒涼とした丘陵地帯が広がっています。雪が降り積もると、まるで大地にシーツをかぶせたような光景が広がり、樹木や山の多い日本とはちょっと異なる雪景色がみられます。とくにノールカップの敷地内に立つと、雪の大地がはるか地平線に浮かぶ雲にまで続くようなフラットな眺めも楽しめますよ。

気をつけたいのは、11月中旬から1月下旬までの太陽がほとんど昇らない極夜の時期。昼間でも薄暗く、雪深いため見通しも悪くなります。敷地には簡単な柵が張りめぐらされていますが、歩くときはくれぐれも気をつけてくださいね。

地球の北極点に向かって願いをかけよう!

ノールカップへは、マーゲロイ島南部にある港町ホニングスヴォーグからバスで約45分。ただしバスが運行されているのは夏場の5月下旬から9月下旬までで、1日2便だけとなります。

一般的には、ノルウェー北部を運行する沿岸急行船フッティルーテンのオプショナルツアーで行くのが最も手軽な方法です。とくに雪に閉ざされる冬場はこのツアーが唯一のアクセス手段となり、ノールカップの開園時間もこのツアーにあわせた時間帯のみになっています。

ちなみにフッティルーテンは「世界で最も美しい船旅」と呼ばれるクルーズで、南部の都市ベルゲンや、トロムソなどから乗ることができます。夏はフィヨルドを、冬はオーロラを楽しめるオススメのクルーズ旅ですよ。

ここに立って北の地平線を眺めると、自然と何かを願いたくなります。地球の北極点に近いヨーロッパ最北の地で、あなたは何を願いますか? 風水的には、新婚カップルは子宝に恵まれる最強の地かもしれませんね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/03/28 訪問

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