写真:Naoyuki 金井
地図を見る秩父市影森中学校校長であった当時の小嶋登校長は、荒れていた学校を矯正する為に“歌声の響く学校”を目指し合唱を始めました。案の定、生徒は抵抗しましたが、音楽科の坂本教諭と共に粘り強い努力を続けた結果、徐々に歌声と共に明るさが戻ってきたのです。
そして“歌声の響く学校”を目指した3年目に坂本教諭は、集大成として卒業する生徒たちに記念になるよう小島校長の詩に曲をつけ、3年生を送る会のサプライズとしてたった一度きりの『旅立ちの日に』が歌われました。しかし、その翌年からは生徒たちが歌うようになり、しばらくは影森中学校の合唱曲でしたが、周辺の小中学校で歌われたのを始めとして、1998年頃には全国で歌われ卒業式の定番ソングとなったのです。
この『旅立ちの日に』にちなんで、発祥の地秩父地方を一望できる“秩父ミューズパーク”内に展望デッキと伝説の鐘のモニュメントとを設置し《旅立ちの丘》が作られました。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る“旅立ちの丘”のモニュメントのひとつが眺望の素敵な岬。円と直線で構成されたモニュメントは、秩父の自然と街が一望できる絶景ポイントで、まさに旅立ちの日に相応しい岬のような《展望デッキ》があります。
デッキの両側の手摺は五線譜を表し、展望デッキのアーチをくぐると『旅立ちの日に』のメロディーが始まり、先端のステージに立つと影森中学校の生徒によるコーラスが流れる仕組みになっていて、ノスタルジー溢れるロマンチックなスポットなのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るもう一つのモニュメントが恋人の為の鐘。秩父地方には、武甲山の男神と秩父神社の女神が、一年の間互いに思い続け秩父夜祭の一晩だけ出会えるという伝説があります。
この伝説に基づいて設置された弓矢の形をした鐘が《ミューズアロー》。秩父のシンボル武甲山に思いを伝えるかのように弓は武甲山に向かっており、二人で放つ弓の響きが鐘の音になって男神と女神を結び付ける、ホットスポットなのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るこうしたモニュメントが人気となり、多くのカップルが訪れ始め、徐々に埼玉県の恋人岬として注目のスポットになります。そしてカップル達は、次第に手摺の五線譜に二人のメロディーを奏でるように、恋人たちの聖地で見られる《誓いの鍵》を掛けて、永遠の二人を誓ったのです。
現在では、カップルで無い方にも“土鈴”や“絵馬風メーセージグッズ”が販売されており、夢や希望を書き込んで五線譜に音符の様に吊るす事ができます。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る最後は《旅立ちの丘》から見るロマンチックな夜景。
右手にある伝説に彩られた武甲山と、左手にある秩父のシンボルの秩父ハープ橋を繋ぐ秩父の夜景を見て、恋人岬の光り輝く海が二人をロマンチックな気分にさせてくれるのです。
埼玉県では数少ない観光エリアの一つである秩父地方の『旅立ちの日に』所縁の《旅立ちの丘》はいかがでしたか。
卒業や就職、あるいは結婚など人生には様々な“旅立ち”のシーンがあります。そんな旅立ちの季節に《旅立ちの丘》を訪れて、それぞれの想いを刻んでみませんか。
秩父観光の際には、是非、秩父ミューズパークを訪れてノスタルジーとロマンチックな気分に浸ってみてください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/14更新)
- 広告 -