写真:沢木 慎太郎
地図を見る木津市場というのは、「大阪木津卸売市場」の略称。写真が木津市場の入り口です。民営の卸売市場としては、全国有数の巨大規模を誇り、300年を超える歴史があります。最寄り駅は、大阪市地下鉄御堂筋線・四つ橋線「大国町駅」で、木津市場へは東へ約150メートル。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る卸売のプロたちが集まる木津市場ですが、もっと多くの人たちにも楽しんでいただこうということで、「朝市」を開催。毎月第2土曜日と最終土曜日の午前9:00から午後12:00まで開催している恒例のイベントが朝市で、卸売市場ならではの新鮮素材を使った食べ歩きを楽しむことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る当日は素人さん(つまり普通の主婦やサラリーマン、学生など)も安い食材を手に入れることができ、さらには素人であってもセリに参加できる「セリ体験」のイベント(事前に予約が必要。木津市場のホームページからネットで受け付け)もあります。「木津の朝市 セリツアー」という黄色の名札を首からつるし、さあ食べ歩きを楽しみましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る食べ歩きのイチオシは「たこたまご」。冒頭の写真で女性が手にしていましたが、イイダコの頭に、うずらの卵が入っています。ダシが効いていて、すごくおいしい。こちらのお店は「杉本商店」。鮭の専門店で、銀鮭がたまらなくおいしい。めちゃくちゃおいしいので、その名も「めちゃうま銀鮭」。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いては、まぐろ・かじき専門店の「福島商店」。天然ならではのうま味、甘みがあり、魚好きな方にぜひともおすすめ。お店のご主人の包丁さばきが実にカッコいい!ご近所の奥さま方も通い続ける地元の人気店。可愛く迫れば試食のサービスもOK!?
写真:沢木 慎太郎
地図を見る次は「しらすコロッケ」。大阪湾で獲れた新鮮で最上級の“しらす”を使った逸品です。昔ながらのコロッケのサクサク感、ほくほく感に加えて、しらすの甘みと香りがたまらない。販売しているのは大阪市漁業協同組合。通常は販売していないのですが、季節のイベントに登場することもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るでは、最大イベントの「セリ」を体験しましょう。市場の方たちのサービス精神が旺盛で、セリに興味がなくても独自の世界に思わず引き込まれてしまいます。写真は「和島精肉店」。最高級の黒毛和牛を手にしながらセリを開始!最初は遠慮がちだった参加者たちも、今夜のおかずが目玉価格でゲットできるとあって、たちまち真剣な目つきに!セリツアーに参加した人たちは、ものすごく楽しそう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いては「蛸仙」。新鮮な魚を取りそろえたお店ですが、お店の方がたまらなくおもしろい!のほほんとした巧みな話術に笑いが巻き起こり、初めは恥ずかしそうにしていた奥さま方も雰囲気に飲まれ、「550円!」「600円!」と真剣になっていく姿がおもしろい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る次は「カネセ商店」。マグロやカジキの専門店ですが、スーパーなどでは見かけないマグロの珍しい部位がそろっています。お店の方は雰囲気を盛り上げるのが素晴らしく上手。巧みな話術に心をくすぐられ、とても楽しい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさらに、セリ体験ツアーは続きます。こちらは、ふぐ・鮮魚を専門に取り扱う店「粂徳」(くめとく)。この日は、なんと下関産の大フグ(4万円以上)を素人さんのセリに出品。ものすごく活気があって、楽しませてもられます。まるで、「よしもとライブ」を見に来たような熱気と活気。これは本当に楽しい!
写真:沢木 慎太郎
地図を見るところで、セリ体験ツアーだけでなく、旬の食材を使った卸売市場ならではのグルメを楽しめるのも木津市場の魅力です。市場に隣接した「なんば木津まち横丁〇(エン)」は、大阪人でも知る人が少ない超穴場のグルメスポット。そこで、おすすめは、屋台風の洋食店「はっとりあん」。この店の洋食は、本当にうまい!
写真:沢木 慎太郎
地図を見る写真が「はっとりあん」で、こちらの楽しそうな男性がマスター。60余年ひたすら料理に情熱を燃やし続ける大ベテランです。昔ながらの懐かしいハンバーグをはじめ、味わい深いデミグラスソースやビーフシチューは、もう絶品!関西で地元のレストランを紹介する人気番組「水野真紀の魔法のレストラン」(MBS毎日放送)でも紹介されました。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いても、「なんば木津まち横丁〇(エン)」でのおすすめの店で、焼き鳥専門店「GEN(ゲン)」。この店は安くておいしい。焼き鳥だけでなく、チキンカツも逸品。さらに、「焼き鳥丼」「トリマヨ丼」「豚キムチ丼」などの丼ぶりモノもおすすめです。マスターは、“木津市場の福山雅治”と呼ばれるイケメン。大阪らしいサービスが感じられる居酒屋です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る次は、安政5年という老舗の和菓子屋「浪芳庵(なみよしあん)」。朝市の時には木津市場内で出張販売しているのですが、すぐ近くに本店があります。ここの「炙りみたらし」は、最高においしい!
注文を受けてから焼き上げるのですが、直火であぶった柔らかなお餅がなんとも香ばしく、とろ〜りとした甘だれがたまらない。北海道・利尻産の昆布だしに加えて、和歌山の名産品である湯浅のたまり醤油を煮詰めた秘伝のタレ。職人技が光る逸品です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る最後にご紹介する食べ歩きは、こちら。普通のスーパーでは見かけない品が手に入るのも木津市場の特徴なのですが、おすすめは写真の「稲本食糧品店」。卸売市場ならではの目利きが素晴らしく、プロでもなかなか手に入らない品が多く見つかります。
たとえば、写真の女性が手にしているのは品質の高いスペインワイン。コクがあって、たいへんまろやか。実においしい。いつ行っても珍しい品があるので、「今日のおすすめ」を教えていただいてはいかがでしょうか?
築地市場(東京)や錦市場(京都)、黒門市場(大阪)など、全国に有名な市場はたくさんありますが、民営の卸売市場で素人さんもセリに参加できるのが、木津市場の特徴です。
さらに、木津市場のセリ体験ツアーを楽しむには、地元の人たちでつくる「まち歩き」に参加されてみてはいかがでしょうか?記事に書けない極秘・お得情報がいっぱい聞けるので、これはおもしろい。参加者たちと友だちになることもでき、楽しい旅仲間も増えます。
今回のスポットも、実は地元の「まち歩き」に参加して知ったものですが、これまで「LINEトラベルjp 旅行ガイド」にも度々ご紹介した地元案内人「中村屋」の中村さんが手がけるガイドはおすすめです。
大阪での早起きは、かなりのお得。大阪に観光で来られた際はちょっと早起きして木津市場の朝市を楽しんでみてはいかが?大阪城や道頓堀、梅田スカイビル、海遊館は、その後からでも十分に間に合いますよ!
なお、木津市場のセリ体験や、中村さんの街歩きはこれまでに記事については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
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(2024/10/10更新)
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