愛を信じたくなる町!イタリア・ヴェローナの心に響くお勧め観光ポイント

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愛を信じたくなる町!イタリア・ヴェローナの心に響くお勧め観光ポイント

愛を信じたくなる町!イタリア・ヴェローナの心に響くお勧め観光ポイント

更新日:2016/01/24 14:14

フルリーナ YOCのプロフィール写真 フルリーナ YOC 絶景・感動探究家、旅する音楽講師

伊・世界遺産ヴェローナは、アルプス源流のアディジェ川が流れる美しい町。この町の歴史は先史時代に遡り、古代ローマ時代に建設された円形競技場は今も野外オペラ等が上演される現役!また古くから商業・文化の中心地として栄えたこの町は、歴史ある建物を見ながらのショッピングもお楽しみです。またここはロミオとジュリエットの舞台の地。二人の愛を感じながら、2000年の歴史が息づくヴェローナの町を巡ってみませんか?

「ロミオ ロミオ あなたは何故ロミオなの?」あの名シーンの舞台のバルコニー!

「ロミオ ロミオ あなたは何故ロミオなの?」あの名シーンの舞台のバルコニー!

写真:フルリーナ YOC

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「ロミオとジュリエット」。シェークスピアのこの有名な戯曲は、14世紀この地で実際にあった話を基に作られたと言われています。そしてヴェローナには、ジュリエットのモデルとなったと言われるカプレーティ家の娘が住んだ、と言われる家があります。ジュリエットの家と呼ばれるその家の前には、いつも多くの人が賑わっています。そしてこのバルコニーは、あの名シーンの舞台。

ロミオは夜の闇の中から、ジュリエットの部屋の光を見て「彼女こそ太陽・わが愛」と呟きます。するとジュリエットがバルコニーに姿を現し、彼がいるとは気づかずに「ロミオ ロミオ あなたは何故ロミオなの?」と嘆きます。若き2人の純粋な愛を引き裂くのは人間の持つ憎しみ。しかし死をも超える二人の愛は、両家の憎しみを和解へと変えていきます。

中庭にはジュリエットの像が立っています。その右胸は触ると恋が実り幸せになると言い伝えられ、たくさんの人が触っています。うら若きジュリエット、見知らぬ人に胸を触られ恥ずかしくて顔を赤らめているかもしれません。でも彼女は、その一人一人の幸せを願い祈ってくれているはずです。どうか彼女の胸を触るときは幸せを願うとともに、ジュリエットに「ありがとう」って心の中で言ってくださいね。そうすればきっと、あなたの心の中にもジュリエットの愛が宿るはずです。

エルベ広場の歴史は古代ローマ時代から!

エルベ広場の歴史は古代ローマ時代から!

写真:フルリーナ YOC

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エルベ広場(Piazza Erbe)とは野菜広場という意味。ここは古代ローマ時代からフォロ(公共広場)として人々が集っていた場所。ローマ時代の遺跡は地下に埋もれていますが、その遺跡の上に同じように市が立ち人々が集っています。その名の通りこの市では昔から野菜がたくさん売られていました。

広場奥にある翼を持つライオンの像は、ヴェネツィア共和国のシンボル。ヴェネツィア共和国の守護聖人が聖マルコであることから、聖マルコの紋章の翼を持ったライオンが使われています。中世はイタリアは都市国家の時代。1405年にヴェローナはヴェネツィアの支配下に入り、この像が建てられました。

広場には沢山のバールやカフェが並んでいます。コーヒーやワインを飲みながら友人や恋人と語らう人々・・。日々の食材のお買い物をする人々・・。広場にあふれる笑顔と笑い声。ここは2000年の年月を超えて、人々の日常の豊かさが溢れる場所です。

2000年の歴史を刻む円形競技場「アレーナ」

2000年の歴史を刻む円形競技場「アレーナ」

写真:フルリーナ YOC

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アレーナはもともと3階建てでしたが、上部は崩れてしまい、現在は収容人数20000人ほど。建設当時は30000近い人も収容できました。2000年前の人々が作ったとは思えない程、素晴らしい音響であることも驚きです。

古代ローマ帝国は、ローマ市民に娯楽を与えるため各地にこのような円形競技場を作り、政治への不満から人々の目を逸らしました。競技場では、剣闘士同士の戦いや、猛獣と人との闘いなど残酷な見世物も行いましたが、ローマ帝国の後期には残忍な見世物が禁止され、それ以後しばらくアレーナでの定期的な催事はなかったようです。

アレーナは18世紀になると、馬術や芸人一座に利用されたりしましたが、ここが再び脚光を浴びるようになるのは1913年。イタリア人にとっては特別な作曲家であるヴェルディの生誕100年を記念して、このアレーナで野外オペラフェスティバルが企画されたのです。ガラは「アイーダ」。そしてそれ以来、二つの大戦の時期を除き、アレーナでは毎年、野外オペラフェスティバルが行われています。ここで野外オペラが行われるというのは、まさに平和の証でもあるのです。

アディジェ川に架かるスカリジェッロ橋

アディジェ川に架かるスカリジェッロ橋

写真:フルリーナ YOC

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ヴェローナには、旧市街ををぐるりとS字型に囲みながらアディジェ川が流れています。そしてアディジェ川に架かるこの美しい橋はスカリジェッロ橋。橋の向こうは13〜14世紀にヴェローナを支配したスカラ家の城・カステルヴェッキオです。この橋の上の矢狭間の先が二つに割れた形は皇帝派の印。この当時ヴェローナは皇帝派・教皇派が対立していました。

12〜13世紀に対立していたローマ教皇と神聖ローマ皇帝。どちらを支持するかということに始まったこの二つの派は、14世紀になると都市内の派閥抗争などの対立へと様変わりしていきました。ロミオとジュリエットのモデルとなった若い恋人たちも、この対立の犠牲となったのです。スカラ家は皇帝派、そしてジュリエットの家も皇帝派。ジュリエットの家の外塀(写真)も、皇帝派の形をしていますので見比べてください。

スカリジェッロ橋は、白い石と赤いレンガで作られた3重構造の美しい橋。この橋は要塞のようになっていて、前後に二つの見張り台があります。そして、橋には銃を入れる穴が。この橋は実は第2次大戦時にドイツ軍に破壊され、戦後に造り直したもの。かつて銃を入れた穴からは、ヴェローナの町とアディジェ川の優しい風景が望めます。

ヴェローナで一番の絶景はここから!

ヴェローナで一番の絶景はここから!

写真:フルリーナ YOC

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あまり訪れる人は多くないのですが、絶対に訪れていただきたい場所があります。それはヴェローナ市を一望する絶景が望める「サン・ピエトロ城」。ヴェローナを巡った数々の思い出をこの風景と共に、心に焼き付けてください。

もう多くの言葉はいりません。どうぞ、ごらんください。

最後に

先史時代、そして古代ローマ時代からこの時まで、華やかに栄華を謳歌した時代も、対立や戦いに憎しみが渦巻いた時代も、その中には人々の日常の、ささやかでも輝くような喜びがありました。この風景を静かに見ていると、愛を信じたい・・そんな気持ちになってきます。ロミオとジュリエットの伝説の地、そして2000年を超える歴史の中の人々の日常の喜びを垣間見れる町「ヴェローナ」。ヴェローナは旅人を、きっと優しく迎えてくれるはずです。

ヴェローナは空港もあり30分ほどで町にアクセスできます。また、電車でミラノまで2時間、ヴェネツィアまで1時間半、湖水地方やドロミテへのアクセスも便利です。多様な組み合わせが可能な位置にあるので、是非旅程に組み込んでみてくださいね。
それでは皆さん、素敵な旅を。

掲載内容は執筆時点のものです。 2004/07/11−2004/07/13 訪問

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