京阪電鉄本線の大阪と京都のちょうど真ん中あたりに位置する淀。淀は桂川、宇治川、木津川の合流地点となるため、都の交通の要となっていました。また、安土桃山時代には豊臣秀吉が側室・茶々に与えた城が、江戸時代には松平定綱が淀藩に入部する際に築城された城があり、城下町として栄えた歴史ある町です。
そんな歴史のある町・淀ですが、近年では歴史よりも京都競馬場がある町として有名になっています。
その後、淀城跡横にあった京阪淀駅の高架化に伴い、地域活性化のため、住民の手によって2002年に淀水路沿いに2本の河津桜が植えられました。そして2006年には「淀さくらを育てる会」が発足。今では200本ほどの河津桜が植えられています。
桜並木は歩いて20分ほどかかりますが、途中休憩用のベンチも設置されているので、ゆっくり河津桜を眺めることができるんです♪
河津桜は、静岡県伊豆半島の河津町発祥の早咲き桜で、関西ではあまりまとまって見られるところがありません。
淀水路の河津桜は、「京都市内で唯一河津桜並木を見られる」と最近では地元メディアに取り上げられるようになり、年々見にくる人が増えてきているんです。
河津桜の花は濃いピンク色をしているため、とてもきれいです♪桜の木の下には菜の花が植えられている場所もあり、ピンクと黄色のコントラストが華やかで見ごたえがあります。花の蜜を求めて来るメジロも見ることができますよ。
おススメの鑑賞場所は、府道126号線の淀水路に降りる階段付近。この場所からなら、河津桜並木を見渡すことができます。
河津桜は早咲き桜のため、早いものは2月中旬ごろから花が咲き始めます。例年の見頃は3月中旬なので、京都市内の他の桜スポットに比べ2週間ほど早く満開の桜を楽しむことができますよ♪
過去には城下町として栄えた淀が、桜の名所になりつつあります。こちらの桜は少しずつメディアで取り上げられるようになってきていますが、まだそれほど知られていないためゆっくり桜を見ることができます。
京都駅や河原町から電車で30分程度と、それほど離れていないので、桜の時期より少し早くに京都に来られたときには、ちょっと寄り道してお花見もいいのではないでしょうか。
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