ワディラムは、ぺトラ遺跡のあるワディムーサからバスで約2時間の場所にある砂漠です。ワディラムへ向かうバスは、小さな町のビジターセンターに到着します。ワディラムは自然保護区とされているため、観光するにはツアーに参加することになります。
日帰りからテントで1泊するプランや、山歩きやロッククライミングなどのアクティビティなど多様なプランが用意されているので、自分の目的に合ったプランを探しましょう。
ワディラムには様々な景色を作り出す奇岩が存在します。写真は、最も人気があるウンムフルース石橋です。なんと最上段の橋のような場所まで5分くらいで登れてしまうのです。素人でも登ることができますが、階段などはないのでガイドにルートを教えてもらい、安全に登りましょう。
この場所以外にも多くのロッククライミングの場所があるので、興味がある方はビジターセンターで相談し、安全のため現地のガイドをつけてもらいましょう。昔からこの地に住む遊牧民ベドウィンはロッククライミングの達人でもあるのです。
時間が許すのであれば、ぜひテントで一泊されることをおすすめします。ビジターセンターでツアーに参加した場合、センターが所有するベドウィンのテントで宿泊することができます。スタッフがおいしい料理をお腹いっぱいになるまでふるまってくれ、参加者達と一緒にバックギャモンなどで遊ぶことができます。
砂漠に行くと、音が一切ないということに気づくと思います。今まで完全に無音という状態に出会ったことがあるでしょうか。耳をこらしても何も聞こえない、そんな非日常な体験は、まるでここが地球ではないと感じるかもしれません。ここワディラムは「月の谷」とも呼ばれています。
日が落ちるにつれて周りは徐々に闇に包まれ、最後には完全な闇になります。ふと夜空を見上げると満点の星空が広がっているのです。澄みきった空気と邪魔な光が全くないため、今までに見たこともないような美しい星空を見ることができるでしょう。
また、朝は少し早起きをして日の出を見てみましょう。赤茶色の砂漠が徐々に太陽に照らされ、グラデーションに色が変化していく様に魅了されることでしょう。朝と夜はかなり冷えるため、温かい服を持っていくこと、そして、夜は全く光がないため、懐中電灯を持っていくことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
ワディラム砂漠は、日本ではまだ馴染みがないかもしれません。しかし、人気のぺトラ遺跡からとてもアクセスが良く、日本では見られないような景色を楽しむことができます。五感を研ぎ澄まして、楽しんできてください!
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