写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る郷の湯旅館は長湯温泉の温泉街からは少し離れた場所にあります。
駐車場に車を停めて、お宿に向かうと小さな橋があります。そこから郷の湯旅館の湯小屋が見えるのですが、湯小屋から川に続く壁面が一面温泉成分で出来た析出物がびっしりと堆積!。
この光景を目にすると、温泉の濃厚さがひしひしと伝わって来ます。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る郷の湯旅館の母屋はまるで少し大きな田舎の民家のような佇まい。看板がなければ、お宿かどうかわからない雰囲気で、まるでおばあちゃんの家にでも来たかのようです。
玄関をくぐると受付があり、日帰り入浴はこちらで料金をお支払いします。浴室は母屋ではなく別棟になります。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る郷の湯旅館の湯小屋は母屋から少し離れて建っています。
メインの広い浴室。浴槽は芸術的なほど析出物で覆い尽くされ、浴槽の原形がわからないほどです。湯は、透明な鶯色。沸かさず、薄めず、循環せずとのことですので、湧き出した温泉をそのままかけ流しで利用されています。正真正銘のかけ流しの温泉です。
浴槽に浸かると、底に沈殿していた析出物の砂状のものが一気に舞いあがり、みるみるうちに白く濁ります。また、ミネラル分が豊富ですが湯はとても柔らかく、新鮮そのものです。
他に小さめの浴室、さらに小さな貸切浴室、そして露天風呂もあります。日によって、または時間によって、男湯と女湯が入れ変わります。
また、露天風呂は日によって利用できないケースもありますので、気になる方は事前にお問い合わせされることをおすすめします。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る脱衣所や浴室内にも色々な文言が掲げられています。いわゆる、こちらの施設利用の注意点です。ちょっと厳しいような気もしますが、当然のマナーでもあります。また、郷の湯旅館のご主人の温泉に対する想いがひしひしと伝わって来ます。
昨今、温泉は観光的要素が高くなっていますが、元来温泉は療養の場であり、癒しの場です。なので、お互いマナーやルールを守り、気持ち良く温泉を享受したいものです。
2007年12月7日、大分県庁内記者クラブにおいて、長湯温泉協会は「日本一の炭酸泉」と宣言されました。
長湯温泉の多くは高温泉であるとともに炭酸(二酸化炭素)の含有量がとても多いのが特徴です。炭酸ガスは体内に吸収されると毛細血管を拡張し、血行を促進するという性質があります。
また、長湯温泉では温泉を飲める飲泉場も数ヶ所ありますので、飲泉されることもおすすめします。
◆郷の湯旅館(さとのゆりょかん)
【住所】大分県竹田市直入町大字長湯3538−2
【泉質】マグネシウム・ナトリウム−炭酸水素塩泉
【湯の使い方】源泉かけ流し(加水なし・加温なし・消毒なし)
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(2024/10/16更新)
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