写真:肥後 球磨門
地図を見る山陰道の「松江西ランプ」から約5分、松江駅から徒歩およそ15分の宍道湖の東南岸に立っている島根県立美術館は、「水と調和する美術館」をテーマとした山陰地方最大規模の美術館です。ここから観る宍道湖に沈む夕陽が「日本の夕陽百選」に選出されていて、その夕陽を鑑賞できるように西側の窓は全面ガラス張りになっています。そしてその夕陽が鑑賞できるロビーは一般開放され、誰でも美しい夕景を望むことが出来るのです。
館内にはレストランもあり、そこから食事をしながら夕陽を観ることも出来ますし、また夕陽の時間までお茶をしながら店内で待つのもお勧めです。
閉館時間が10月から2月の間は18:30ですが、その他の期間は日没後30分となっていて、夕陽を十分楽しむことが出来ます。(展示室への入場は日没時刻まで)
写真:肥後 球磨門
地図を見る島根県立美術館の芝生広場には、「宍道湖うさぎ」名づけられた12羽の兔が展示されていて、縁結びのパワーがあると有名です。そのパワーを受けるには「日本の夕陽百選」に選ばれた夕陽が沈む方向を向きながら前から2番目の兔に触るのです。さらに強力なパワーを受けたい場合は、シジミをその兔にお供えするといいと云われています。宍道湖はシジミが名産です、湖畔でシジミの殻を見つけて2番目の兔にお供えして幸運をつかみましょう!
写真:肥後 球磨門
地図を見る夕陽の見える美術館、島根県立美術館の湖畔側には、大きい石が3つ並んだ「つなぎ石」という題のオブジェや、見る角度で形が変わる「Waving Figure」など、いろいろなオブジェがあり鑑賞することができます。写真のオブジェは安藤忠雄と共に東京スカイツリーのデザインの監修を行った、島根県出身の彫刻家である澄川喜一の「風門」で、宍道湖の風を迎え入れる結界を表現しています。
自然の木とオブジェが刻々と変化する夕陽の光に浮かび上がり、美しい夕景を演出してくれます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る日本の夕陽百選に選ばれた宍道湖の夕陽を引き立てる脇役がお地蔵さんです。この地蔵は島根県立美術館から夕陽を観賞するために設置された「夕日スポットテラス」に行く途中にあり、沖にある姉ヶ島を向いています。
昔、嫁ヶ島沖では多くの船が沈む事故があり、その水没者を供養するため建立されましたが、今は宍道湖の夕景を引き立ててくれる名わき役となっています。お地蔵さんのシルエットが浮かぶ夕景は絵葉書になるような幻想的なシーンを与えてくれ、この角度からの日没の観覧はおススメです。
写真:肥後 球磨門
地図を見る姉ヶ島がシルエットに浮かぶ夕陽は、日本の夕陽百選にふさわしい景色と感動を与えてくれます。さらに沈む夕陽の方向が神々の里である出雲の地であることから、オレンジ色に輝く光は神々しさを感じ、そして観る者に安らぎをあたえてくれます。
この夕陽は宍道湖畔に整備されている、夕日スポットテラス「とるぱ(撮るパーキング)」からの写真です。国道をはさんで反対側に「とるぱ」の駐車場がありますが、美術館から歩いて5分程度なので、傾いていく夕陽に照らされ表情を変えていくオブジェを観覧しながら行くことをおススメします。
いかがでしたか?
島根県立美術館には松江駅から歩いても行けますが、松江市周遊バスの「ぐるっと松江レイクライン」の利用もお勧めです。また、宍道湖では宍道湖観光遊覧船「はくちょう号」が運行していて、夕陽を観覧するサンセットクルーズもあり、湖上から観る夕陽も感動を与えてくれます。
日本の夕陽百選に選ばれ、小泉八雲もこよなく愛した宍道湖の夕陽をぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。
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(2023/12/5更新)
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