どこまでも続く海と菜の花とローカル線!愛媛・双海町の絶景

どこまでも続く海と菜の花とローカル線!愛媛・双海町の絶景

更新日:2019/05/08 10:11

冬の寒さが和らいでくると、風景に鮮やかな色をつけて春の息吹を感じさせてくれるのが菜の花。特に菜の花が一面に咲き誇る風景は早春の代表的な風景です。その色鮮やかな菜の花畑と風光明媚な海、そして旅情あふれるローカル線が一度に楽しめる場所が愛媛県伊予市の双海町。海沿いに走る線路の土手に延々と菜の花が咲く風景は春の訪れを楽しませてくれます。しかも電車だけでなく、自動車や自転車でも気軽に楽しめるのです。

絶景を探せ!菜の花がどこまでも咲き続ける予讃線

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JR予讃線は松山を出発し、伊予大洲を目指して走りますが、途中で内子を経由する山ルートと伊予長浜を経由する海ルートに分岐します。山ルートは特急列車も走るメインルートですが、今回訪れるのは海ルート。瀬戸内海沿いに走り、伊予大洲からは愛媛県最大の河川、肱川(ひじかわ)沿いに山へと遡上します。美しい風景が続く海ルートには人気の観光列車「伊予灘ものがたり」が走り、海に沈む夕日を車窓から楽しむこともできます。

そんな人気のローカル線が最も美しくなる時期が菜の花が咲く2月中頃から桜の時期にかけて。線路の土手が一面の菜の花に覆われるのです。青い海と黄色い菜の花に包まれた風景の中を走る電車旅は、旅情気分を盛り上げてくれます。

菜の花の絶景を楽しむなら、外せない場所はここ!

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菜の花畑を立ち止まってゆっくり楽しむのなら、車でのアクセスが便利。予讃線と並走する国道378号線の「閏住」バス停付近の土手がおすすめです。広い路肩があり、車の駐車も可能。目の前には青い瀬戸内海、後ろには金色の菜の花の土手が広がる絶好のロケーションです。記念撮影ができる台があるなど、一面の菜の花と海の広がりを心行くまで楽しめるスポットです。土手の近くには「くじら」というたこ焼き屋があり、おいしいと人気です。たこ焼き片手に潮風と菜の花の香りを満喫するのもいいですね。

日本一海に近い!ロケ御用達の駅には途中下車必須!

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電車旅の気分を満喫するために是非立ち寄りたいのが「下灘駅」。ホームから風光明媚な瀬戸内海が一望できるローカルな駅で、その抜群のロケーションから、「男はつらいよ」や木村拓哉主演の「HERO」など、様々な映画やドラマなどのロケ地となっています。

駅付近には何もなく、次の電車が来るまで時間はあります。しかし、途中下車をしてベンチでのんびりと海を眺める時間は至極。特に海に沈む夕日が照らすプラットホームはロマンチックな雰囲気に包まれます。映画やポスターに使われる美しい空間で夕日を眺めながら過ごす時間は何物にも代えがたい素敵なものでしょう。

この絶景をドライブやサイクリングでも楽しみましょう!

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JR予讃線と並走する国道378号線も、海と菜の花を眺めながら走る事ができます。「夕やけこやけライン」という愛称があり、1年中美しい夕日が楽しめるドライブルートですが、特に春の夕方は菜の花を夕日が美しく金色に染め上げる絶景になります。

国道378号線の道の駅「ふたみシーサイド公園」から伊予長浜駅までは愛媛を代表するサイクリングコースでもあります。コース全区間には自転車が安全に走れる広い歩道が整備されておりアップダウンも穏やかなルート。海と菜の花、そして時折走っていく列車を眺めながらのサイクリングは至極の時間です。

春の絶景を満喫する愛媛おすすめの旅のコース

3月末から桜の時期にかけて、愛媛を旅するなら是非お奨めしたいのがJR予讃線を周遊するプラン。松山から予讃線の山ルートで内子を訪れ、夕時に海ルートを走るプランです。内子は伝統的な建物が残る町並みが有名。桜の時期には旧暦でお祝いする雛祭りがあり、伝統的な町並みにその家に代々伝わる雛人形が家の軒先に飾られ、見事な日本の美を楽しめます。その後肱川の美しい風景を眺めながら瀬戸内海へ下り、この双海町で菜の花と夕日の海を楽しむのです。

電車旅はもちろん、車でも予讃線と常に並走する国道があるので同じルートをたどれます。車なら最後に道の駅「ふたみシーサイド公園」で海に沈む夕日を見送る感動のフィナーレも楽しめます。是非とも桜が咲く時期には愛媛の春を楽しみにお出かけください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/03/16 訪問

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