写真:藤田 聡
地図を見る日本一のつばき園がある小室山公園ですが、ゴールデンウィークに見頃を迎える「つつじ祭り」の方が有名です。しかし、伊東温泉で知られる伊東市の花木は「椿」であり、長年の取り組みによって、つばき園を日本一にまで発展させてきました。
つばき鑑賞会は、2016年2月20日から3月13日まで、つばき園内の「つばきの館」で開催。周辺には椿の写真入りの「のぼり」が多数設置され、つばき鑑賞会の開催場所であることが明確に分かります。
写真:藤田 聡
地図を見る小室山公園つばき園は、1000品種もの椿が順次咲いていくので、桜のように園内全体が満開になる事はありません。一本の椿でも花は一斉に咲かず、開花した椿と未開花の蕾が混在します。よって満開を楽しむ普通の花祭りのようには、椿祭りは開催出来ません。
椿祭りを、多品種を一輪挿しで展示する「つばき鑑賞会」として開催するのも、椿の咲き方を考えれば、非常に理に叶っています。1000品種の中で、当日開花している約120品種の椿を、毎朝一輪挿しにしています。このような開催形式なので、椿の開花情報(開花状況)で、見頃を確認する必要はありません。期間中いつ行っても約120品種の椿の一輪挿しを、安心して楽しめます!
写真:藤田 聡
地図を見る小室山公園「つばき鑑賞会」では、椿を品種名とともに鑑賞出来るので、椿の品種の勉強になります。椿の代表的な品種は「侘助(わびすけ)」で、同じ侘助でもさらに細分化されています。椿を見ただけで侘助だと分かると、自分でも楽しくなってきます!
写真:藤田 聡
地図を見る小室山公園「つばき鑑賞会」で品種を覚えたら、実際につばき園内を散策して、その品種を探してみましょう。つばき園内の椿には、品種名の名札があり、その場で答え合わせ出来ます。ボランティアの「つばきめぐりびと」による案内もあるので、希望者は係員の方に尋ねてみて下さい。
小室山公園「つばき鑑賞会」の期間中は、伊豆の各地で春イベントが多数開催されています。伊東市で同時開催中の雛祭りイベントが、「伊東MAGARI雛&KAGUYA雛」。「つばき鑑賞会」もサテライト会場のひとつで、KAGUYA雛が展示されます。詳細は別記事「雛人形と雛壇で記念撮影が可能!伊豆・伊東温泉「MAGARI雛&KAGUYA雛」祭り」で紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事の最後に、別記事へのリンク一覧があります)
2月下旬には熱海梅園の梅が見頃になり、3月上旬には河津町や下賀茂温泉(南伊豆町)の河津桜が見頃になります。これらのイベントについても、別記事で詳細に紹介しましたので、併せてご覧下さい。
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この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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