写真:やま かづ
地図を見る摩天楼や自由の女神をモチーフにしたニューヨーク・ニューヨーク、エッフェル塔や気球で大きなインパクトを与えているパリ・ラスベガスなど、ラスベガスには奇抜な形のホテルがたくさんあります。
しかし、それらの奇抜なホテルもひれ伏すほどの存在となっているのがルクソールです。ルクソールは、古代エジプトのピラミッドやスフィンクスを模した巨大な建物から構成され、ラスベガスのホテル群の中でも特に異彩を放っています。
さらに、日が暮れると、淡い照明の中にうっすらと浮かび上がるスフィンクス、ピラミッドの頂上から天高く照射されるサーチライト、不気味で異様な雰囲気が周辺を覆い尽くします。
写真:やま かづ
地図を見るルクソールのメインエントランスを抜けると、目の前には巨大な神殿の塔門、ファラオ(古代エジプトの君主)や神々の座像があらわれます。どれも実際にエジプトの遺跡から発掘されたものを忠実に再現したレプリカで、訪れたゲストを圧倒します。
ピラミッドの1階部分は正方形の巨大なフロアとなっており、見上げると、ピラミッドの頂上まで続く大きな空間が広がっています。また、フロア中央にはカジノエリアがあり、それを取り囲むようにフロント、カフェやバー、レストランなどが並んでいます。ひとたび足を踏み入れれば、その余りの広さに方向を見失い、迷子になってしまいそうです。
写真:やま かづ
地図を見るルクソールは本館のピラミッド棟と別館の東西2本のタワー棟から構成されています。
しかし、せっかくルクソールに泊まるなら、このホテルらしさを楽しむためにも、ぜひピラミッド棟の部屋を選んでもらいたいところです。
ホテルの客室はピラミッドの外壁に沿ってぐるりと配置されています。そのため、各部屋の窓は、ピラミッドの勾配そのままの傾きになっているのが特徴です。
そんな部屋のベッドに横たわってまぶたを閉じると、あなたもピラミッドパワーを感じることができるかもしれませんよ。
写真:やま かづ
地図を見る巨大なピラミッドは三角形の4枚の外壁が支え合うことによってつくられており、内部には1本も柱がありません。そのため、建物内部は1階から30階まで、大きな吹き抜けの空間になっています。
6階以上の廊下からは1階のロビーや中2階のシアタースペースが見下ろせますが、手すりが腰ほどの高さしかありません。そのため、上の階へ上がれば上がるほど、見下ろす風景は、恐怖さえ感じるほどスリリングな絶景?へと変化します。
各階へ上がるには、ピラミッドの四隅に設けられたインクリネーターと呼ばれるエレベーターを使います。外壁の稜線に沿って斜めに上っていくその不思議な感覚は、動き始めに味わうことができます。しかし、窓がないので勾配のぐあいを見ることができないのは残念です。
写真:やま かづ
地図を見るルクソールにはステーキハウスやビュッフェレストラン、スポーツバー、カフェなどがあり、いろいろなグルメを楽しむことができます。
しかし、もっと気軽に食事がしたいと思う方も多いはず。そこでお勧めなのが、中2階のアトラクションレベルにあるフードコートです。ハンバーガー、ピザ、フライドチキンなど、6つのファストフード店が営業しています。中2階の奥に位置するため、食事時間もそれほどの混雑はありませんから落ち着いて食事ができます。
なお、このアトラクションレベルでは「ブルーマン」「ファンタジー」などのショーや「タイタニック」などのエキシビションが開催されています。
巨大なホテルだけに、運が悪ければ、チェックイン・チェックアウトに時間がかかります。特にチェックアウトは、時間が迫っている中、長蛇の列に並ぶのは大変なストレスです。
しかし、ルクソールでは3種類のエクスプレスチェックアウトというシステムを利用することができます。手続は思いのほど簡単で、自分のスマートフォン、部屋のテレビ、電話の案内に従って入力するだけです。あとは、専用封筒にカードキーを入れて必要事項を記入、ドロップボックスに投函すれば終了です。
ラスベガスで宿泊するなら、やっぱり一度はルクソール。ピラミッドの外観もさることながら、内部も一種独特なつくりと雰囲気、記憶に残る貴重な体験になること間違いありません。
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(2024/12/12更新)
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