年2回だけの奇跡の日の出!南三陸・伝説の奇岩「神割崎」

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年2回だけの奇跡の日の出!南三陸・伝説の奇岩「神割崎」

年2回だけの奇跡の日の出!南三陸・伝説の奇岩「神割崎」

更新日:2016/01/30 20:45

彰 伴治のプロフィール写真 彰 伴治 温泉ソムリエマスター、平泉世界遺産ネット検定1級、三陸鉄道ネット検定1級、岩手おもてなしネット検定1級

宮城県の北東部に位置し太平洋に面する南三陸町。その最南端にある「神割崎」はその昔、土地の境界と浜に打ち上げられたクジラを巡る争いが神の怒りに触れ、放たれた稲妻により真っ二つに裂かれたという伝説が残る岩があります。ここでは年2回の限られた期間だけ、その岩の裂け目から昇る奇跡的に美しい日の出を見ることが出来ます。神々しいともいうべき神割崎の「奇跡の日の出」をご紹介します。

奇跡の存在

奇跡の存在

写真:彰 伴治

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神割崎の名前の由来となっている二つに割れた奇岩。伝説では神は土地の境界を定めるためにこの岩を割ったとされ、この裂け目は今でも隣の石巻市との境界となっていますが、実はこの岩はそのロケーションと裂け方により「奇跡の存在」と言えるものだったのです。

ここは日出ずる太平洋に面した場所。そしてこの岩は海に向かって絶妙な角度で裂けています。この二つの条件の組み合わせにより秋と冬の限られた期間だけ、奇跡的に美しい日の出を見ることが出来ます。それは神を恐れて争いを止め、平和に暮らす様になった民への神の祝福とも言える素晴らしいものです。

その日の出は毎年2月中旬と10月下旬に見ることが出来ます。

日の出前の時間も素晴らしい

日の出前の時間も素晴らしい

写真:彰 伴治

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神割崎の日の出時刻は、2月は6時30分前後で10月は5時55分前後。水平線から太陽がゆっくりと姿を現す光景はもちろん素晴らしいのですが、日の出前、空の色がゆっくりと変わって行く「ブルーアワー」と呼ばれる時間帯もとても神秘的で美しいものです。

この写真は日の出の約50分前に撮影したもの。現地へは日の出直前ではなく最低1時間前には到着して、この神秘的な時間も楽しみましょう。

神々しい「奇跡の日の出」

神々しい「奇跡の日の出」

写真:彰 伴治

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2月と10月の南三陸町はとても寒く、夜明け前は氷点下になることもしばしば。その寒さに耐えながら待つこと1時間。少しずつ空が明るくなって行きその瞬間が訪れます!
なんと美しいのでしょう。この神々しい光と波の音が相まって、まるで別の世界にいる様な感覚に包まれます。地元の人々も「これは世界にただ一つ、ここにしかない景色。」と胸を張る光景です。

そう、まさに「奇跡の日の出」と言えるでしょう。そして更に素晴らしいのはこの光景は一瞬ではなく、日の出から数分間に渡って見ることが出来ることです。少しずつ明るくなり見え方は変わって行きますが、この岩の間から放たれる光を、見方を変えることにより違う魅力を味わうことが出来るのです。

別の世界も味わう

別の世界も味わう

写真:彰 伴治

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日の出はサングラスやフィルターを使わずに裸眼で見ると光り輝く光景が素晴らしいのですが、長時間見ていると太陽光線で眼を痛めてしまう危険性があります。またカメラのファインダーを使った撮影にも同様のことが言えます。裸眼で見るのはまだ光線が弱いうちだけにし、光線が強くなって来たらサングラスやフィルターを使って見ましょう。

写真はカメラにフィルターを付けて撮影したもの。太陽と水面が黄金に輝いて裸眼で見たのとは全く違った世界を味わうことが出来ます。

美しい三陸海岸の景色も楽しむ

美しい三陸海岸の景色も楽しむ

写真:彰 伴治

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ブルーアワーから始まるこの素晴らしい日の出が楽しめる時間は約1時間、その後は周囲が明るくなり現実の世界に戻ってしまうわけですが、神割崎の景観の素晴らしさは日の出だけではありません。すぐに帰らずに他の魅力もたっぷり味わいましょう。

あの裂けた岩の間から迫り足元で砕ける波は迫力があり、自然の力を感じることが出来ます。また少し高いところへ上ってみれば、美しい海、リアス式の海岸線、強い海風で枝が曲がりくねった松など、解放感溢れるダイナミックな景観を楽しむことが出来ます。

おわりに

いかがでしたか?全国各地に日の出の名所はたくさんありますが、岩と岩との間の水平線から昇る日の出を見ることが出来るのは「神割崎」だけです。秋冬の三陸はとても寒いのですが行ってみる価値は十分。最後にこの日の出を見るためのノウハウをお伝えします。

<期間と日の出時刻>
期間:毎年2月11〜16日頃と10月20日〜30日頃。
日の出時刻:2月は6時30分前後、10月は5時55分前後。
期間、日の出時刻は毎年変化します。事前に南三陸観光協会などのホームページでの確認をお願いします。

<アクセス>
車:三陸自動車道河北ICから県道196号、国道398号線を経由し約45分。路面の凍結対策をお願いします。
電車(BRT含む)、高速バス、レンタカー:JR仙台駅やJR一ノ関駅から、南三陸ホテル観洋などの宿泊施設に前日までに移動することが前提になります。早朝の宿泊施設から神割崎への移動については宿泊先へご相談下さい。

<防寒・防水対策>
非常に寒く特に2月は極寒なので最大限の防寒対策をお願いします。携帯カイロやニット帽なども必要です。路面は凍結している場合が多いので滑らない靴も必須となります。また、波打ち際に長時間いることになるので波しぶきをかぶる可能性があり、カッパなどの防水対策も必要です。

<必ず見られるとは限らない>
他のスポットと同様に、日の出はその日の天候に左右されるので行っても必ず見られるとは限りません。更に神割崎の鑑賞エリアは波打ち際になるので波が高い時は、その場所に行くことが出来ない場合があります。天気予報を見ながら複数の候補日を設定することをお勧めします。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/25 訪問

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