「房総フラワーライン」で一番目にするのが黄色い菜の花。見ごろは1月下旬から2月にかけて。館山市から白浜海岸にかけて道路沿いの花壇などで綺麗に咲いています。
なかでも「日本の道100選」に認定された、国道410号の相浜交差点から平砂浦ビーチホテルがある近辺までの、約6キロの平砂浦海岸沿いの道はお薦めです。道路の両側が菜の花で黄色く染まっています。防砂林の向こう側は太平洋に面した砂浜で、サーフィンスポットでもあります。海岸線をのんびりと散歩するのも素敵です。
途中にある「館山ファミリーパーク」では、広大なポピーの花畑に、黄色や白・オレンジ・ピンクの花が咲き誇り、12月から5月上旬まで花摘みができます。満開の花でなく、まだ開花前のつぼみを持ち帰るのがポイント。パターゴルフや釣りも楽しめます。
館山から洲崎灯台へ向かう途中にある休暇村館山近くの海岸も、菜の花のビュースポットです。こちらからは、晴れた日に運が良ければ富士山と菜の花のコラボも楽しめます!
こちらは、外房側の南房総市千倉町の白間津地区。道の駅ちくら・潮風王国近くのこのあたりは、約10軒の農家でキンセンカ、ストック、キンギョソウ、ポピーなど色とりどりの花を栽培しており、1〜3月頃に海を眺めながら花摘みが楽しめます。潮風を感じ、花の香りに包まれ花摘み、写真撮影はいかがでしょうか?
平砂浦海岸方面から少し上った高台にある伊戸漁港の手前に、海の駅伊戸だいぼ工房があります。ここは炙り海鮮丼などが味わえる食事処で、店のすぐ脇から海の岩場に下りていくことができます。
この駐車場からの夕陽は最高!夕陽に染まる富士山(写真)も一緒に拝めるかもしれません。
房総フラワーラインの沿道エリアは、海の側だけに海の幸が充実。花だけでなく、ドライブの途中で地元の名産をショッピングするのも楽しみのひとつです。お薦めの房総土産をご紹介します。
○くじら
南房総は捕鯨が盛んです。給食の献立に竜田揚げがあった昔と違って、現在ではなかなか食べられない鯨の刺身・たれ・ベーコンはいかがでしょうか?
○ウツボ
地元ではナマダと呼ばれる「ウツボの干物」。野島埼灯台近くの「白浜ひものセンター」の軒先では、割いたウツボの天日干しを見ることが出来ます。また、天日干しの干物だけでなく、アワビ・サザエなども購入できます。
○なめろう、さんが焼
房総でぜひ味わっていただきたいのが、「なめろう」「さんが焼」。主にアジなどの青魚の身と味噌・ねぎ・生姜などを合わせて叩いたものがなめろう。それを貝殻に乗せたり、青葉で巻いて焼いたのがさんが焼。どちらも酒のつまみ最適で、おかずとしてもご飯が進みます。
○太巻き祭り寿司
冠婚葬祭や地域の集まりなどで供される房総の郷土料理です。薄い卵焼きや海苔の上に、かんぴょう、漬物、季節の野菜や魚などを巻いて、切り口が花や動物などきれいな模様や絵柄を描くように作ります。
お土産購入に便利なのが、富津館山道路の「ハイウェイオアシス富楽里」。道の駅も兼ねて、一般道からもアクセスできます。1階に地元野菜や獲れたて海産物などの直売所。2階に漁協直営の海鮮レストランや惣菜店・軽食コーナーなどが並び、持ち帰りも可能です。
花いっぱいの「房総フラワーライン」を車でドライブするのも良いのですが、潮風を浴び、花の香りや温暖な空気を身体で感じるにはサイクリングがお薦めです。
折り畳み自転車を車に積んで、あるいは千倉駅などでレンタサイクルを借りるのも可能です。
また、実はこのあたりは泉質抜群な温泉があり、サイクリング後の入浴に利用できます。おすすめなのは、相浜近くの「不老山薬師温泉 安房自然村」。肌に良いメタけい酸・メタほう酸を多く含んだ琥珀色の湯。源泉16.8℃の冷鉱泉ですが、源泉かけ流しの湯が内湯と露天風呂で楽しめます。
すぐ近くの相浜漁協直営の相浜亭や、布良地区の寿司店で地元獲れたての海の幸を味わうことができます。
補足ですが、近くの布良海岸はかつてドラマ撮影が行われ、海の家「ダイヤモンドヘッド」があった場所で、そこからも富士山が見えます。
寒い冬に、春を先取りしに「房総フラワーライン」へ出かけてみませんか?
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