写真:大宮 つる
地図を見る“へつり”とは、川岸が切り立った崖のこと。こちらで見ることができる崖は、100万年もの長い歳月をかけ、浸食と風化を繰り返し形成されたものだそうです。奇岩が塔のごとくそそり立っているように見えることから、「塔のへつり」と呼ばれているわけですね。
昭和18年に国の天然記念物に指定されており、現在も多くの方が足を運ぶ、会津の人気の観光スポットとなっています。
では次に、塔のへつりが“開運パワースポット”である所以をご紹介します!
写真:大宮 つる
地図を見る吊り橋を渡った先にあるのが、奇岩の中に作られたお堂。その中にご鎮座しているのが“虚空像菩薩”です。「なぜここに菩薩さまが?」と感じた方もいらっしゃるかと思いますが、なんとこちらの菩薩さま、807年に坂上田村麻呂が創建したものとか。
“塔のへつり”の圧倒的な景観を見て、その当時の人が「菩薩さまを祀ろう」と思うのは、決して不思議なことではないですよね。
写真:大宮 つる
地図を見るちなみに、虚空像菩薩は、知恵や福徳をもたらす菩薩さま。そのご利益は成績向上や記憶力増進、商売繁盛、技芸向上などです。丑・寅年生まれの方の守り本尊ですが、悩めるすべての人々を救済する力を持つ菩薩さまといいますので、悩み事などがある方は(いや、悩みがなくても!?)、ぜひとも手を合わせてみてください。
御真言は「オン・バサラ・アラタンノウ・オン・タラク・ソワカ」です(※ご本堂の内部は撮影禁止)。
写真:大宮 つる
地図を見る先に“虚空像菩薩”をご紹介しましたが、こちらの菩薩さまに参拝するためには、木でできた吊り橋(藤見橋)を渡る必要があります。
渡るとギシギシ音がしたり、揺れたりする、この吊り橋がまたスリル満点……! カップルで一緒に渡れば、バッチリ“吊り橋効果”が得られることでしょう。
写真:大宮 つる
地図を見る吊り橋を渡ったら、塔のへつり側からこのような絶景を見ることもできます。
下に流れる川は、「阿賀川」。今でこそ穏やかな流れのように見えますが、塔のへつりはこの川が100万年もの歳月をかけ、浸食と風化を繰り返し、できあがったもの。そんなことに思いを馳せながら眺めてみると、また感慨深いものがあるのではないでしょうか。
写真:大宮 つる
地図を見る塔のへつりから、車で約15〜20分の距離にあるのが、江戸時代から下野街道の宿場町として栄えた「大内宿(おおうちじゅく)」です。
かやぶき屋根の家屋がそのまま残り、立ち並ぶ景観などが見られますが、これらは国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。江戸時代にタイムトリップしたような感覚が得られますよ。こちらもまた、人気の観光スポットとなっていますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
写真:大宮 つる
地図を見る大内宿に訪れたら、味わいたいのが、“ネギそば”こと「高遠そば」。鰹節乗せ・大根おろし入りつけ汁のそばを、ねぎ一本で食べるという、大内宿ならではのワイルドなそばです。旅の思い出に味わってみてはいかがでしょうか?
以上、開運パワースポットでもある「塔のへつり」の魅力を紹介しつつ、大内宿についてもご紹介しました。
なお、塔のへつりには柵などはなく、ゴツゴツした岩の上を歩く感じです。靴はヒールのあるものではなく、スニーカーで行かれたほうが安心でしょう。ちょっとしたスリルも味わいながら、塔のへつりで開運パワーにあやかってみてくださいね。
住所:〒969-5204 福島県南会津郡下郷町弥五島下タ林
電話番号:0241-68-2920(下郷町観光案内所)
アクセス:電車の場合、会津鉄道「塔のへつり駅」より徒歩3分。車の場合、大内宿から塔のへつりまで車で約20分の距離(無料の駐車場あり)。
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(2024/9/17更新)
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