写真:Grace Okamoto
地図を見る古くは「西遊記」などにも記載があり、漢詩などにも詠まれてきたイシク・クル湖。世界でも珍しい、10万年以上姿を変えずに存在する古代湖の一つとして有名です。
湖の南には、中国との国境となる天山山脈が横たわり、湖の景色に特別な印象を与えています。三蔵法師が天竺へ旅する時には、この山を越えて、イシク・クルで休憩して・・・と想像するとロマンたっぷり。実際に湖底には幾つもの遺跡があり、古代の生活に想いを馳せるのも楽しそうです!
写真:Grace Okamoto
地図を見る早起きをしてでも是非見逃さないでいただきたいのが、夜明けの風景です。イシク・クルの湖面にうっすらと映る、瞬く星空が揺らめき、やがて東の空がほんのりと暁紅に染まってゆく美しさは、言葉にできません。
イシク・クル湖は通年凍ることが無いので、どんな季節に行ってもその絶景を堪能できるのも嬉しいですね。
比較的標高が高く、昼間はポカポカでも夜明け前の冷え込みはかなりのものになります。暖かい服装でお出かけください。
旧ソ連時代には飛行場であった場所が解放されて、道路として使用されています。普通に歩いたり運転したりできるのですが、幅の広さや長さにきっとびっくりすることでしょう。
天気が良ければ眼下にイシク・イル湖を広々と望むことができ、開放感を満喫できます。キルギスを代表するリゾート地であるため、夏には人で混み合うビーチ沿いですが、ここまで登って来てゆったりと湖を見下ろすのは、とても贅沢な時間になりそう!
イシク・クル湖の北側に位置するリゾート村、チョルポン・アタに位置するのが、「岩絵野外博物館」です。
作られた時代ははっきりしていませんが、約4000年前に描かれたとされる、ユキヒョウやヤギ、人の姿の岩絵などが広い敷地に点在しています。英語の解説看板があるので、探しながら見て回るのがお勧め!
博物館、だから畏まって観なければ・・・ということは全く無く、青空の下で草を食む山羊や羊飼いに混じって、のんびりピクニック感覚なのも面白い!
写真:Grace Okamoto
地図を見るイシク・クル湖畔のそれぞれの村には市場があり、昼間はいつでも新鮮な食材を手に入れたり、隣接する食堂でご飯をいただけます。
特に人参を使ったサラダや、フレッシュなヨーグルト料理はキルギスの定番。湖で釣れる魚料理などを出すレストランも幾つかあります。
肉料理は、イスラム教徒も多いため豚肉は見当たらず、羊肉や馬肉の料理がメイン。日本でも人気のピラフも伝統的なキルギス料理の一つ。中央アジアならではの美味しい料理も、旅の楽しみですね!
首都ビシュケクからバスで数時間と比較的しやすく、リゾート地であるためホテルの選択肢が多いのも魅力的なイシク・クル湖畔。今回は湖畔北部をご紹介しましたが、南部ではビーチ滞在と併せてトレッキング・登山なども可能です。
日本ではまだあまり知られていない秘境感のある場所ですが、その美しさは折り紙付き!ぜひ時間をたっぷりと取って訪れてみてください。
この記事を書いたナビゲーター
Grace Okamoto
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(2025/2/7更新)
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