カッチ湿原はインドの最西端にあります。
「Great Runn of Kutch」、「ホワイトラン」などと呼ばれるカッチ大湿地は、広さ3万平方キロメートルという広大な湿地で、乾季のみ塩の砂漠を見ることが出来ます。なんと雨季になるとすべて海水に覆われてしまいます。
カッチ湿原へはまずグジャラート州にある「ブージ(ブジ)」という町まで行きましょう。
ブージまではデリーやムンバイから、飛行機や夜行列車で行くことが出来ます。夜行列車の場合、デリーからだと20時間以上かかってしまうので、グジャラート州の州都である「アフマダーバード(アーメダバード・アーメダバッド)」で一泊するのもおすすめです。
ブージの町から車で2時間ほど進むと、カッチ湿原に到着です! ホテルのスタッフなどに相談すると、ブージからツアーを案内してくれますよ。
ここで要注意なのですが、カッチ湿原はパキスタンの国境近くに位置しており、昔は入ることの出来ないエリアでした。そのため、このエリアに入るにはパーミッションが必要となっています。しかしパーミッションといっても、途中でパスポートを見せてお金を払うだけで、すぐにもらえますので安心してくださいね。
こちらの写真はカッチ湿原のはしっこです。ほぼ土ですが、広大な感じが伝わってきませんでしょうか!? 塩の砂漠が楽しみですね!
カッチ湿原のはしっこからは歩いて行きます。
白い地平線の方にどんどん進んでいくと、土混じりだった地面がだんだん塩だけになっていきます。踏みしめるとザクザク・パリパリとした、はじめての感触を味わうことが出来るでしょう。
気がつくと、辺りは一面の塩! 空の青さと、地面の白さのコントラストは、息をのむ美しさです。
ザクザク・パリパリとした感触は塩の結晶。
このようにカッチ湿原は、結晶化した塩で出来ています。パリパリに結晶化しているところもあれば、少し湿った場所もあります。そういった湿った場所は、少し掘り返したり体重をかけると、水分がしみ出てくることも!
雨季は湖なのかと、思いめぐらせてみるのもなかなか素敵ですよ。
ウユニ塩湖とは少し違った「カッチ湿原」。
インド人の富裕層向けのリゾートホテルが出来ていたり、これからどんどん観光客が増えていくであろう場所です。秘境ムードを味わいたい方は、ぜひお早めに!
またブージからカッチ湿原に行く途中には、少数派民族の村が点在しているため、併せて観光するのもおすすめです。美しいテキスタイルや、サリーとはまた違った民族衣装を着た女性たちが出迎えてくれます。
そして、グジャラート州はムスリムが多い地域です。
観光客自体もそこまで多くないので、個人差はありますが他のインドの都市と比べ親切な人が多い印象です。現地の方たちとのふれあうのも素敵ですよ。
ウユニ塩湖もカッチ湿原も、日本からだと同じくらい行きにくい場所ですが、ぜひ一度訪れてみてくださいね!
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(2023/11/29更新)
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