写真:カノオミツヒサ
地図を見る安房鴨川駅に着いたら、東口にある観光案内所を目指しましょう。レンタサイクル「かもチャリ」は、こちらで借りることができます。電動アシスト付なので、スムーズに移動できますよ。手続きを済ませたら、さっそくスタートです!
駅から10分ほどペダルを踏めば、「鴨川市郷土資料館」に到着です。
こちらには、約9,000点もの郷土資料や文化遺産が収蔵されています。2フロアに分かれて展示されており、1階には農業、漁業、商業に使われてきた道具類が並びます。足踏脱穀機や漁に使うヤナ、玉の大きな古いソロバンを見ているだけで、当時の人々の姿が蘇ってくるようです。
2階に上がると、工業や林業に使われた道具が陳列されています。はたおり機のほか、独特な形状の鋸などに、目を奪われますよ。
また、江戸時代後期に活躍した彫刻師・波の伊八の作品も展示されています。伊八の作品はほとんどが欄間に飾られていて、ちょっと見にくい場合が多いのですが、ここならば目の前でじっくりと鑑賞できます。驚くほど立体的な彫刻を、隅々までご覧になってみて下さい。
さて、次は「鏡忍寺」へ向かいます。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る「鴨川市郷土資料館」から自転車に乗り、10分足らずで「鏡忍寺」に到着です。
文永元年(1264)11月11日、日蓮はこの地で襲撃を受け、その際に弟子と信者が命を落としてしまいました。「鏡忍寺」は、その菩提を弔うために建てられたお寺です。広い境内には、襲撃時に鬼子母神が現れて日蓮を守ったとされる「降神槙(こうじんのまき)」がそびえています。
また、祖師堂の中にあるのは、前述した波の伊八の彫刻「七福神」。酒宴の様子が表現されていて、琵琶を弾く弁天様や、軽快に踊る恵比寿様、酔いが回って眠っている大黒様など、その陽気な雰囲気に思わず笑みがこぼれます。残念ながら祖師堂の中には入れませんが、ガラス越しでもしっかりと、神様たちの宴会を見ることができますよ。
続いては、前原海岸へ行ってみましょう。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る「鏡忍寺」から10分ほど自転車を走らせると、前原海岸に着きます。
目の前には、どこまでも続く青い海。風と波の音だけが響き、日常をいとも簡単に忘れさせてくれます。
日本の渚百選に選定されている「前原海岸」。全国からサーファーを集める人気スポットで、夏には海水浴や花火大会で大いに賑わいます。
海岸沿いには1キロにわたって、遊歩道「海浜プロムナード」が整備されており、潮風を受けてお散歩するには絶好の場所。揺れるヤシの木に見守られながら、贅沢な時間を過ごしてみましょう。
最後はお土産を買いに、「手焼きおかき高梨」へ向かいます。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る「前原海岸」から走ること10分、「手焼きおかき高梨」に到着です。地元の方も通う人気店で、店頭には併設の工場から、できたてのおかきが並びます。
こだわりの製法で作られており、餅には鴨川の長狭平野で栽培されている「長狭米」のもち米を使用。それを細かく切って天日に干し、しっかりと乾燥させます。最後は上下二段の窯を使って、職人がすべて手焼きで仕上げています。
ひとくち食べてみると、その食感の軽さに驚きます!香ばしい風味が後を引く逸品で、1度手を伸ばしたら止まらなくなりますよ。とうがらし、ゴマなど、味の種類が豊富で、色々選べる楽しさがあります。進物用としても、人気が高いそうです。
また、予約をすれば、店内でおかき作りが体験できます。アツアツのうちに食べたい方は、是非チャレンジしてみてください。
いかがでしたか?駅の周りだけでも、これだけの観光スポットがある安房鴨川。レンタサイクルを利用すれば、スムーズに移動できます。また、東京駅からの高速バスは1時間おきに出発。思い立ったら、すぐに鴨川へと連れて行ってくれます。
さらに、鴨川には温泉宿が多く、旅の疲れを癒すのにピッタリ。ひと晩泊まって、たっぷりと遊んでみるのも良いでしょう。
安房鴨川で、のんびりと休日を過ごしてみませんか?
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(2023/11/29更新)
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