写真:Ise Shinkurou
地図を見るロープウェイ乗り場のある「しらび平」は一般車両の通行が禁止されていますので電車で現地まで行かれる方は「JR駒ヶ根駅」から、マイカーで行かれる方は駒ヶ根高原の「菅の台バスセンター」から高山バスを利用しての移動になります。
私はマイカーでしたので、駒ヶ根高原にある「菅の台バスセンター」に車を停め、「駒ヶ岳ロープウェイ・しらび平駅」まで約40分間高山バスに乗りました。
山道ですので坂・カーブが多くよく揺れますが、さすがにベテランの運転手さんですね、難なく標高1662mにあるロープウェイ乗り場「しらび平駅」に到着します。
山岳道仕様のバスですので、車高が少し高めになっています。乗り降りにはご注意くださいね。
バスを降りてまず「空気がおいしい!」の一言。「標高が高いと空気の味が分かる」と言った登山家がいましたが、この言葉を本当に実感しました。
ダイヤは下記のようにになっています。曜日により変動しますのでお出かけ前にホームページ等でご確認ください。
夏ダイヤ【4/1〜11/30】30分間隔の運行 毎時(00,30)
冬ダイヤ【12/1〜3/31】60分間隔の運行 毎時(55)
いよいよロープウェイに乗り込み待望の空中散歩です。
昭和42年に完成した駒ヶ岳ロープウェイは、日本初の山岳ロープウェイで、地質調査・山岳道路の切り開きなど多くの困難を乗り越え建設されました。また平成9年から1年間かけて、より快適で安全な運行を目的にした改修工事が行われ現在に至っています。
始点駅「しらび平駅」と終点駅「千畳敷駅」の高低差は950m。この距離を約8分間で上り、私たちを雲の上へと運んでくれます。
後方へと遠ざかる雲を見ながらの8分間の空中散歩は本当に素晴らしい体験。
これほど一気に雲の上に昇る体験はなかなか出来ません!
また最近は靴底に付着した外来種子の持ち込みが問題になっています。ロープウェイ乗り場にはマットが敷いてありますのでそこで靴の底を綺麗にしてお乗りください。小さな心がけで美しい自然を守っていけたら素敵ですよね。
雄大な景色に見とれている間に終点駅の「千畳敷駅(標高2612m)」に到着です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る駅舎を出るとすぐ目の前に千畳敷カールが広がります。
カールとは約2万年ほど前に氷河によって浸食されできた地形。
駅舎前の広場には、若い登山客に混ざってお年寄りから子どもまで、様々な年齢の人々が雄大な自然を楽しんでいます。「わあ〜綺麗!」「すごい!」などの感嘆の言葉があちらこちらから聞こえてきます。目に映る景色はまるで天空のパノラマ!
小さいお子様連れの方は、駅舎前の広場から高山の素晴らしい自然を満喫することができますし、また雄大な自然の織りなす景色を眺めながら軽食をとる事もできます。煩雑な日常生活を忘れさせてくれる貴重な時間ですね!
またカールには1周50分ほどの散策道が整備され、夏場にはかわいい高山植物が散策の目を楽しませてくれます。こちらを歩かれる方は足回りはしっかり準備してお出かけ下さい。サンダル履きなどは絶対にお止めくださいね。気軽に標高2600mに行けるのでつい忘れがちですが、人間の体は標高2500m位から酸素の量を調整し始めます。それほど大変な場所に来ていることを念頭にお楽しみくださいね。
そして山の天気の変化にも注意が必要です。
山の天気は本当に変わりやすく、私の訪問時にはロープウェイを降り30分もしないうちに、カールがみるみる霧に覆われました。雨具などの上に羽織れるものを持ち散策されることをお勧めします。
また菅の台バスセンターのチケット売り場には、山頂のライブカメラが映し出されていますので、それで山頂の様子を確認されてから登山されるのも良いでしょう。
千畳敷カールは、夏から秋にかけてのお花畑・秋の燃えるような紅葉・冬の白銀の世界と季節によっていろいろな顔を見せてくれる素晴らしい場所。そしてこれほど気軽に大自然を満喫できる場所は他にないのではないでしょうか?
駒ヶ岳ロープウェイ
菅の台バスセンターから乗車の場合 バス・ロープウェイ併せて 往復3800円
(お車の方は別途駐車料金500円)
詳細はホームページ等でご確認下さい。
大自然から感動をもらえる素敵な旅になりますように
・・・・・By Shinkurou
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(2024/12/13更新)
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