妙義山は表妙義(白雲山、金洞山、金鶏山)と裏妙義(谷急山、丁須の頭、御岳等)で分かれていて、オススメはの大の字コース。掲載写真は表妙義の山容で、写真右半分の中腹に白い建造物が見えると思いますが、これが妙義山のシンボルである大の字で、ここまで登ってその先にある辻交差を下るというのが大の字コースです。このコースがとかく胸熱!時間は3時間程度ですが、あれっ、これ本当に登山道なの?そう思わせる岩壁が目の前に立ちふさがります。ですが御安心を、要所に鎖場があり、登山者が安全に登れるように優しくフォロー、初めてのクライム登山でも安心して登攀することができます。
鎖場をのぼる上で必要最低限の安全対策はしておきましょう。ハーネスがあれば一番良いですが、なければ丈夫なベルト(ピンベルトで牛革といった必ず外れないもの。要確認)にオープンスリング、カラビナ等で通常確保用、予備確保用といった二つを用意できれば最低限よいかと思います。三点支持を意識して、カラビナも確実に鎖のリングにはまっているか確認しつつ、一挙一足確実に登っていきましょう。
さて、大の字でクライムを楽しみ辻交差で下ってもよいですが、まだまだゾクゾクしたい方にオススメが、辻交差から登って程なくある妙義神社・奥の院から続く鎖場。ここは上級者コース(白雲山→バラ尾根→金洞山・八時間強)の前半山場となるほど注意が必要な場所です。ですがここに挑戦する価値は十二分にあり!国土地理院のマップに登山道として掲載されていない理由がここに。
山に登る理由は人それぞれ、自宅から見える山すべてに登ってみようと妻と約束し実現された方も。そんな誰もが楽しめる妙義山、その奇景は一度みたらもうやみつき、クライムすればきっと忘れられない良い思い出になることでしょう。
妙義神社の参拝堂沿いに穏やかに佇む老舗旅館、東雲館。妙義山の日没に流れる、つくしをつんで(本居若葉さんが歌う童謡)とともに、こちらでクライムの疲れ癒やされてみてはいかがでしょう!ここを切り盛りされる壮年のご夫婦が熱い。分からないことがあればなんでも調べて教えて下さる、ご主人。笑顔で楽しそうに話を聞いて下さる、ご婦人が出迎えてくださいます。
館内には人々の思い出が詰まった貴重な品がところ狭しに飾られており、過去には宿泊者が妙義山石門群、第四石門で天体写真を撮影した作品がフォトコンテストで入賞したという思い出の品も。この時もご夫婦が撮影のお手伝いをされたようです。
常連客、植物が好きな男の子、クライム技術を教えて欲しい、そういった様々な人々があつまる魅力的な東雲館で、妙義山の魅力を教えてもらい、たくさん楽しみましょう!
妙義山の南面山麓に位置する、さくらの里の桜はかなりオススメ。47Ha(段落1掲載写真、山容の半分ほどの広さ)と広大な敷地に45種5000本の桜が咲き乱れます。また天体観測にもうってつけです。オススメは富岡市立妙義ふるさと美術館の駐車場から見える満天の星空は、開いた口が塞がらないほど圧倒的スケール感です。こちらは天候が良ければいつでも見ることができますので、クライムと併せて楽しんでみることをオススメします。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/5更新)
- 広告 -