写真:竹内 あや
地図を見るホテル・ヘルカがあるのは、フィンランドの首都ヘルシンキの中心街西部。ヘルシンキ中央駅から徒歩約10分の場所です。
ホテルの建物はもともと1920年代にYWCAの事務所として建てられたもの。その後、半世紀近くビジネスホテルとして利用されていましたが、2007年の全面改築で現代的なデザインホテルとして生まれ変わりました。
北欧家具を代表するブランド・アルテック(Artek)とのコラボレーションにより、家具はすべてアアルトデザインというこだわり。“アアルト・レッグ”が特徴のテーブルに椅子、さらにユニークな形をしたランプなど、ホテル内はアアルト尽くし! あこがれの北欧家具に囲まれて、思わず心が高鳴ります。
写真:竹内 あや
地図を見るアルヴァ・アアルト(1898〜1976年)は、20世紀を代表するフィンランドの建築家。その活動は建築だけにとどまらず、都市計画、家具・食器のデザインなど多岐にわたります。
そんなアアルトが1935年に仲間たちと創業したのがアルテック。今では北欧を代表する家具メーカーとして、世界的でその名を知られています。社名のとおり、アアルトが目指した家具はアート(Art)と技術(Technology)の融合。見た目の美しさを大切にしながらも、最新の技術を駆使した機能的な家具が特徴で、あらゆる生活場面に溶け込むシンプルなデザインが人気を集めています。
“アアルト・レッグ”としても知られるL字に曲がったテーブルや椅子の脚は、アアルトならではの特徴。フィンランド産の柔らかい木材を使用しながらも、木の板を積層合板して曲げることで、強度の高い家具を生み出すという独自の技法は、世界唯一のものとして知られています。
写真:竹内 あや
地図を見る計149室ある客室は、おもにスタンダード、プレミアム、スイートの3タイプ。シングルルームは13平方m〜の広さでかなりコンパクトですが、シンプルな家具の配置のためか窮屈感はありません。
優雅な滞在をしたいのであれば、スイートルームがおすすめ。こちらはベッドルームにリビングルームが付いた広々とした造りで、プライベートサウナが付いている点も見逃せません。
もちろんどの客室も、家具はすべてアアルトデザイン!! いずれも寝心地のいいベッドにTV、冷蔵庫、湯沸かしポット、無料Wi-Fiなど、十分な設備が整っています。
写真:竹内 あや
地図を見る併設のレストランは、ディナーのみオープン。要予約、セットメニューが44ユーロ程度〜と、ちょっとおしゃれをして出かけたい雰囲気のレストランです。
ただし、ホテル滞在客は気軽に利用することが可能! ここで毎朝、スカンジナビアン料理のビュッフェが楽しめます。
フィンランドの郷土料理・カレリアパイやミートボールなども並ぶので、いろいろと試してみては?
写真:竹内 あや
地図を見るフィンランドのホテルに、サウナは欠かせません。ホテル・ヘルカの最上階にも、午前中と夕方〜深夜にかけて利用できる男女別のサウナがあります。
友人や家族とゆったりくつろぎながらサウナを楽しみたいのであれば、ペントハウスサウナを貸しきることも! 地元の人々は、ちょっとしたミーティングや誕生会などに利用したりもするのだとか……。広々としたサウナルームのほか、リビングルームやルーフトップバルコニーなども付いていて、贅沢なひとときが過ごせます。
アアルトのモダン家具に囲まれた滞在――。
アアルトの家具は、どの家庭にも必ずひとつはあると言われていますが、このホテルに滞在していると、フィンランドの人々が、いかに“暮らし”そのものを大切にしているかが伝わってきます。
どんな空間にも調和する飽きのこないデザインと使いやすさに、きっとあなたもひと目惚れしてしまうはず! アアルトの家具を購入する前に、一度ホテルに滞在してみるのもひとつの方法かもしれません。
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(2025/1/24更新)
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