プラハ城の築城はボヘミア王国時代の870年。これは世界でも最古と言われています。最も古いだけではなく、その規模もまた世界最大級。敷地の広さは東西で430m、南北70〜140mと横に長く伸びています。城自体の大きさは長さは約570m、幅は約130mです。
徐々に拡張されたと言われていますが、10世紀にはすでにこの規模を誇っていたとか。かつてのボヘミア国王の権威力を語っていますね。
城の敷地内には、2つの教会があります。中でも、衛兵交替が行われる巨人の門をくぐって直ぐにある、見上げなければ上まで見られない高い尖塔を持つ聖ヴィート大聖堂は圧巻です。この大聖堂には多くのボヘミア国王の墓が祀られています。
建築に関しては、重厚なゴシック建築の代表的で、外部は正面に82mの高さを誇る2本の塔、さらに高い99メートルの鐘楼が立ち、内部は、高さ34m、幅60m、奥行き124mの広い空間が広がります。また、日本でも名高いチェコを代表するアール・ヌーボー画家アルフォン・ミュシャが手掛けたステンドグラスがあり、太陽光に照らされて作り出される光は、芸術を超えて神聖さを生み出しています。
城内は様々な博物館を持ち合わせています。先に紹介した聖ヴィート大聖堂を始め、宮殿、庭園、国立歴史博物館(チェコの歴史について展示)、国立美術館(ボヘミアバロック、ヨーロッパ絵画などを展示)、おもちゃ博物館、ルドルフ2世の収蔵品をもとにしたプラハ城絵画美術館と大変充実した内容。見逃したくないポイントです。
プラハ城へ行ったら必ず見ていただきたいのが、丘の上から見下ろせる見事なまでの旧市街の眺望です。ここまで美しく当時のまま中世の時代の姿を残したところは、そうあるものではありません。プラハの別名「百塔の街」をとくとご堪能ください!うっとりです。
丘を下って行く途中に、カラフルな可愛らしいおとぎの国の世界が広がります。そこは、もともとお城の使用人たちが住んでいたと言われています。そののち、錬金術師が住むようになったことから「黄金小路」と言う名前がつけられたのだそうです。中世の暮らし振りがわかるよう復元されたていたり、お土産やさんに成っていたりととても楽しい一角です。22番の家にはかつて小説「変身」で知られる作家、フランツ・カフカが居住していた家も見られるんですよ!是非覗いてみてください。
いかがでしたか?充実のプラハ城ですよね?じっくり見れば、時間を忘れてあっという間に半日は過ぎていくでしょう。コンビチケットなどもあるのでそれを上手に使って見物してください。(*公式ホームページ参照)
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(2024/9/18更新)
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